3月も半ば過ぎというのに、この日は雪や霙を降らせる程の寒さとなっていて、波瀾万丈の幕開けかと思われましたが(笑)、TRI4TH はお店のオープン前でのサウンドチェックをする為に早めに会場入り。入念な準備をさせて頂きつつ、本番に備えておきました。お陰で、気持ち的にはとても落ち着いてステージに臨めたのではないかと思います。
お店のオープンは14:00。この時点で既に多くのお客さんがお店の前で列を作っていたのは言うまでないでしょう。皆、このイベントを心待ちにしているのが伝わってきます。そして、unice での演奏スタートが15:00〜、UNIT での演奏スタートが15:30〜、…その後、TRI4TH の出番は18:30〜と、今回のイベントはかなりの長丁場である事が伺えましたが、常に満員御礼の会場の雰囲気から、凄いパワーが溢れているのを感じました。自分も、PRIMITIVE ART PRCHESTRA を始め、MASSAN × BASHIRY など、お馴染みのレーベルメイトのライブを見ながら時間を過ごしていきます。これでまた沢山の刺激を受けるわけです。
そうこうしているうちに、時刻はいつの間にか18:00を回っていて、TRI4TH の出番が間も無くという状況になってきました。この時になると、出演者の殆どは集まってきていて、さながら楽屋は本当に「祭り」のようになってきましたが(笑)、こうして尊敬出来る音楽の仲間が身近にいるという環境に、改めて感謝しなければいけないのかもしれません。
TRI4TH のステージが始まったのは、予定時刻より少し押して、18:40頃からとなりました。フロアは満員のお客さんで溢れかえっており、その熱量は疲れを見せるどころか、更に濃い期待感を煽られているような感じがありました。そんな中で流した SE は、いつもの TRI4TH の登場でお馴染みの F.I.B JOURNAL より “Politician in mourning”でしたが、今回は初めて TRI4TH バージョンのものを流しました。これは5月23日に Playwright よりリリースが決定しているカバー・アルバム『HyBrid ROOTS』に収録されているものです。新たに Playwright より作品をお送り出来る感謝を込めての意味も含まれていたと思います。そうして曲は“N.I.N.K.Y.O”へ。まだまだ進化をし続ける TRI4TH ライブを象徴させる1曲です。
お馴染みの“Guns Of Saxophone”、今度の『HyBrid ROOTS』にも収録させる、自分達の偉大なる先輩、東京スカパラダイスオーケストラの“MONSTER ROCK”を演奏し、ステージは次の展開へと入ります。ここで初披露の曲を…と促され、ピアノイントロで綺麗めにフリーの状況で弾いていきますが、おもむろに“DIRTY ROSES”のイントロへと突入させました。ジャズワルツのような雰囲気でこのまま続かせるかと思いきや、この曲は短めにエンディングに向かわせ、そこから“DIRTY BULLET”へ急展開!…現在放映中の TV アニメ『博多豚骨ラーメンズ』のアッパーな世界観を踏襲しつつ、TRI4TH カラーを加えたステージにしていきました。
そして、TRI4TH のオリジナル曲の初のスカ・ナンバーとしてお馴染みの“FULL DRIVE”へと流れていきますが、現在のアレンジは『HyBrid ROOTS』バージョンとも言える内容のものとしており、途中に「ワンツー!」と煽らせるシーンもあります。まだライブでは数回しか披露していませんが、大多数の皆さんが一緒に腕を振り上げて「ワンツー!」と言ってくれて嬉しかったです。まだまだ自分達のお馴染み曲としてやり続けていく事でしょう。
ここでリーダーであり、ドラムのタカオさんからのメッセージが話されます。Playwright への出会いと想い、そして TRI4TH を続けさせるという強いパワーは、皆さんにもよく届いたのではないかと思います。メンバーもこのメッセージを真摯に受け取り、Playwright に所属して最初の代表曲とも言える“Freeway”を力強く演奏しました。まだまだ自分達はこんなものではない事の証明、、、感じて頂けたでしょうか。そのまま“Dance 'em All”に繋げ、現在の TRI4TH の世界を皆さんと共有させました。沢山盛り上がってくれた景色を見られた事に感謝。どうもありがとうございました!
思いを1つにしてやり切ったステージ。今後の TRI4TH にも是非とも御注目下さい。このすぐ後には須永辰緒さんのDJで TRI4TH Horns の2人がゲスト出演するので、なかなか大変そうでしたが(笑)、TRI4TH ライブの余韻にも丁度良い流れだったのではないでしょうか。こうしてお客さんと一緒に過ごせる時間が、やはり自分は大好きなようです。
やっと心身共に落ち着いてきたので、改めて今回の会場内を散歩してみました。もはや、どこもかしこも人だらけ…という感じでしたが、こうして皆に愛されるレーベルであるという事が、自分にとっても誇らしい風景であり、だからこそバンドを続けてこれて良かったという思いに繋がっていくのです。こうして色々な場所で活躍している他のバンドを見る事で、やはり自分達のライブ後にも刺激を受けさせて貰う時間になるようでした。皆さん、本当に素晴らしいです。
PARTY THE Playwright、大成功おめでとうございます。ここで培った経験を生かし、自分達は更に前へ走り続けたいと思います。お越し下さったお客さん達…中には遠方から足を運んで頂いた方も多く、このレーベルで得た縁はとても素晴らしいものになりました。Playwright もこの先10周年、20周年と続く事を期待しております!…さて、次に見える新しい景色は、どのようにものになるのでしょうか?
☆Playwright のHP…http://www.playwright.jp/
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/
☆代官山 UNIT のHP…http://www.unit-tokyo.com/