伊那と仙台というのは、お互い特に近い場所というわけではないものの、行こうと思えば2日連続でも行ける…という、ギリギリの場所だったのではないでしょうか。伊那でのライブを終えたら、そのまま深夜の車移動をし、早朝に仙台に着いて、昼までスーパー銭湯で休憩するという方式をとった、若さ溢れる(笑)ツアーでもありました。
伊那では BLU-SWING との2マンライブ、仙台ではオープニング・アクトに地元のバンドでもある Zndada ORCHESTRA をお呼びしたという、特徴的なツアーでもあったと思います。それではどうぞ御覧下さい。
11月26日(1日目)
まず最初に向かうのは長野県の伊那 GRUMHOUSE。もう自分達にとっても欠かせないくらいお馴染みのライブハウスですが、この場所での営業はあと1ヶ月程らしく、それ以降は場所を変えて、新たにお店を続けていくとの事でした。規模は小さくなるものの、今度は鉄道の駅にも近い場所になるそうで、それはそれで楽しみです。ひとまず、今回の場所では最後という想いも加えつつ、一路伊那へと車を向かわせました。
東京では正に秋という季節でしたが、車を走らせていくにつれて、冬らしい光景へと変わっていきます。そして山梨県から長野県に入ると、遠くの山々…というほど遠くではない山々に雪が見え始め、より季節の変わり目を感じさせてくれました。この辺りまで、途中で休憩を入れても車で東京から3時間程…。伊那は意外に東京からもアクセスしやすいのです。
雪は山の頂上付近にあるだけで、麓は大丈夫だろうと思っていたのも束の間、伊那で高速から降りると、流石に道路上には無かったものの、畑の上や道路脇には雪が沢山残っていたのは驚きでした。これは東京で言えば冬の状態ですが、伊那ではどの季節にあたるのでしょう…。そんな場所だからこそ、ライブハウスというものにかける想いは、寒さを吹き飛ばせとばかりに、どこよりも熱いものがあるのかもしれません。そして、GRUMHOUSE は実際にそういった場所だとも思うのです。現地に到着し、俄然楽しみになってきた瞬間でした。
まだまだ続きます!