今回はタイミング的に、前回のトリオライブ〔自分名義ライブ、祝70回目!参照〕との間に自分のソロピアノライブ〔竹内大輔、4回目のソロピアノライブ参照〕を挟んだ直後のライブとなりました。この前回のソロピアノライブというのが自分にとって大きかったようで、そこで得た経験等をフィードバックしてステージに臨んだのでした。具体的にどのようにしたのか…と言われると難しいところではあるのですが(笑)、今までより明らかに素直に、そして自然に楽しくピアノに臨めたのではないかと思います。
今回のライブでは、特に1ステージ目では目新しい曲は取り入れなかったのですが、こうした状態で臨む事で、既存の曲の世界観を更に広げる事が出来たように思います。ただ、大事なのは最初からその世界観を広げようとしては臨んでいなくて、1つ1つの音を大事に、そして素直に曲を進めていったら、自然に広がりのある、意味のある演奏が出来たという事なのです。竹内大輔ピアノトリオでは、即興的な演奏も大事な側面の1つであるので、ライブならではの展開を曲によって付けられたのは喜ばしい事でした。ゆっくりながら、トリオサウンドの成長も感じられて嬉しかったです。
また、今回は2ステージ目の最初に、自分1人のソロピアノ曲も取り入れてみました。曲は前回のソロピアノでも弾き、シンガーソングライターの丸本達也さんの先月のライブ〔丸本達也、秋のスペシャル・ワンマンライブ参照〕でも弾いた、チック・コリアの“Brasilia”です。最近の自分のお気に入りでもありつつ、この曲はピアノのハーモニーの部分に本当に気を付けなればいけないので、弾きながらとても自分の為になっていると感じるので、今後も節目節目で弾いていくかもしれません。
ソロピアノのように、ピアノ1人で作っていくハーモニーの部分と、トリオのように、3人というメンバーが個々のフレーズを出し合って音を作っていくという部分がありますが、この組み合わせから生まれる即興感のあるサウンドが、今の自分のトリオの良さでもあり、特徴でもあると思っています。それは1曲単位で常に変化するものでもあるので、1回1回のライブが本当に楽しみなのです。自分だけでは作っていけない楽しさ、それを3人で共有出来る事の楽しさ等、本当に自分は良い経験をさせて貰っているなと思います。今回も、この日ならではのサウンドを作る事が出来ました。どうもありがとうございました!
さて、次回のピアノトリオライブですが、久し振りにサックスの副田整歩君をゲストにお迎えします。ゲストとは言え、ここトリオでは伝統的に?ほぼ全ての曲に参加させますので(笑)、もはやカルテットライブになるわけですが、そんなライブの日付は12月21日(木)、場所はお馴染みの南青山 ZIMAGINE にてです。もう予約も始まっていますので、是非とも予定に入れておいて下さい!…恐らく、次回で今年最後の自分名義ライブとなるでしょう。皆様と再びお会い出来る事を楽しみにしております。どうぞよろしくお願いします!
☆12月21日(木)南青山 ZIMAGINE
Open…19:00~、1st.…19:30~、2nd.…21:00~、
Charge…3500円(ドリンク別)
Member…(Pf)竹内大輔、(B)池田暢夫、(Ds)佐々木俊之、(Sax)副田整歩
●今回のセットリストです!
・1ステージ 1、Overseas(オリジナル)
2、The Outside Yellow Lamp(オリジナル)
3、Close To You
4、Monte Fiesole(オリジナル)
5、From East(オリジナル)
・2ステージ 1、Brasilia
2、Monks Dream
3、Veins of Leaf(オリジナル)
4、Hagatna(オリジナル)
5、Gare de Chasse-sur-Rhône(オリジナル)
・アンコール ・Casa Familia(オリジナル)
☆銀座 No Bird のHP…http://www.no-bird.com
☆池田暢夫のHP…https://sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/
☆佐々木俊之のブログ…http://toshi-sasaki.seesaa.net/