そしてなんと、我々 TRI4TH の『4th Rebellion』が、この度カセットテープでも販売される事になりました!…これはかなり嬉しい事で、実際に手にしてみると懐かしさもありつつ、手のひらに収まるその音楽フォーマットは何だか可愛い感じにも見えてきました。どの曲間でB面に行くのだろうとか、色々考えてしまいますが(笑)、こうした機会を頂けた事は非常に有り難かったです。現在、自分の家にはカセットデッキがありませんが、ウォークマンを購入して、既存のコンポから音を出すというやり方は有りかもしれませんね。何だかワクワクするような想像を巡らせてしまいました。
今回のイベントは沢山の共演者によって実現されていました。まずはカセットDJと呼ばれている西寺郷太さんの開会宣言とカセットDJでひと盛り上がりした後、omoinotake のステージへと繋がっていきます。…まだ始まってから少ししか経っていないのに、早速フロアの熱量は上がってきている感じがありました。そして我々 TRI4TH の出番となります。
今回の持ち時間は30分。一気にダダダと攻めるセットリストでお送りしていきました。途中に自分達のカセットの思い出話し等も盛り込みましたが、基本的にはノンストップで熱量も最大級に注ぎ込んでお送りしたライブ。メンバーの動きも激しくさせ、自分達のパフォーマンスを余す事無く披露していきました。
渋谷 Milkyway のステージは、横というより縦に距離のあるステージで、これをどう使うかが今回のポイントとなっていました。フロントの TRI4TH Horns は楽器を吹く時に、どのように前に出ていくのか、そしてドラム寄りに戻ったりするのか、ソロの時は…等々、事前に決めておくべき事もありつつ、ライブならではの空気感をその場で判断しての動きも加味して、この日ならではのパフォーマンスを続けていったのでした。
ベースも前に出て、あたかも3フロントのような世界観も作っていきます!…TRI4TH は全員にスポットがあたるバンドでもあり、ここぞという時にステージ内の風景も一変させていく場面が展開されます。それが今回の30分ステージに凝縮されたので、演奏的にもあっという間という印象になりました。メンバー皆でやり切ったステージは楽しかったです。
今回、それぞれの出演者ステージの合間にもカセットDJが入り、その場の熱量を持続させて次に繋げていっていました。TRI4TH の次の出番は、佐藤タイジさんのソロステージ…。ギターをエフェクティブに操り、身体1つでステージに臨む姿はどう見ても格好良く、この日の1つのハイライトだったと言っても過言ではないでしょう。ステージと客席が一体になるというのは、こういう事を言うのだなと改めて納得した次第でもありました。
そしてトリは、ファンクであり、ロックでもある SCOOBI DO。自分はステージを今回初めて拝見させて頂きましたが、こちらも本当に格好良かったです。それぞれが細かいフレーズを弾いているのに、全くゴチャゴチャしていなく、むしろ心地良いサウンド…。これは最初から綿密に計算されたアレンジをしているに違いなく、その上で生まれるライブならではのパフォーマンスも相まって、最高に盛り上がった時間が生まれていたのでした。アンコールでは佐藤タイジさんも加わり、セッション的に“I Believe in Miracles”を演奏。こちらも貴重で、フロア内も無条件で踊りまくった、本当に楽しい時間となりました!
終演後には皆で乾杯をしました。この日1日を通して、カセットというものがどれだけ皆から愛され、音楽自体の魅力と、切っても切り離されないものである事が分かりました。そして何よりも、カセットテープがグッと身近に感じられた事が嬉しかったです。せっかく、カセットによる“4th Rebellion”も頂いた事ですし、カセットデッキでも探しに行こうかと思ってしまった次第でした。良い1日でした。どうもありがとうございました!
☆Cassette Store Day JAPAN のHP…http://cassettestoreday.jp/
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/
☆渋谷 Milkyway のHP…http://www.shibuyamilkyway.com/