自分にとって Kuro との馴れ初めは長く、今から11年前、渋谷でも道玄坂を越えた神泉で営業していた2006年の9月に初演奏、そしてその年の11月に2度目の出演をしていて、その時の様子で初めてブログ〔竹内大輔の写真日記(〜2009)、渋谷“玄”にて演奏参照〕に登場させています。あれから赤坂に場所を移し(神泉の前は六本木で営業していました)、再度渋谷に戻ってきましたが、自分にとっては Kuro はそもそも渋谷のイメージになっていたので、最初の地に戻って終えられたような感覚もありました。
Kuro 自体は今月9月で14周年を迎えるという、ライブバーというお店の中では長く営業してきた部類に入るでしょう。如何に常連のお客さんに愛されてきたかが分かるいうものです。Kuro は今後はイベント営業として、月に何度かやっていくものの、何度も通ってきたお店での営業が終わってしまうのは少々寂しくもありますが、最後の営業という事で自分としても演奏で華を添えられた事に感謝でした。今までありがとうございました!…そして、お疲れ様でした。
それでは、最終営業日となった8月29日の様子を見てみましょう。
この日の演奏者は、自分と同じ時期に Kuro で演奏し始めていた、ボーカルの東野泰人さん、Kuro 創設当時からいるという、サックスの松山真寿美さん、そして Kuro のある意味でイメージキャラクターでもある?ボーカルの折井敦子さんに、ベースのかわ島崇史さんという豪華な面々でお送りしました。この日の盛り上がりは凄く、なんせお店のママが歌い、サックスの真寿美さんも歌い…(笑)、Kuro にある独特な緩さと、皆でお店の別れを惜しみながら、やはりライブは盛り上がるという空気の中でやっていきました。最後まで Kuro らしい時間であったと自分は思います。
…こうして最後の時を迎えた Kuro でしたが、実はお店の場所自体は8月末まで使えるという事もあって、ギリギリの31日におまけ営業を行いました(笑)。その模様はこちらになります。
この日はサッカー日本代表のワールドカップ最終予選。引っ越し作業を円滑にすべく、早いうちに荷物を少なめにしたい筈なところ、お客さんとサッカー観戦が出来るようにテレビをわざわざお店に持ってくるという粋な感じで(笑)、本当に最後の営業を行いました。
そして御存知のように日本はオーストラリアに勝ち、ワールドカップへの切符を手にしていました。この後にライブの予定でしたが、気持ち良い雰囲気で演奏に臨めたのは良かったと思いました(笑)。これが本当に本当に最後の演奏です。この日の編成は、自分に、フルートに加藤夕葵さんに、ベースにかわ島崇史さんでした。楽器の配置も以前とは変わっていて(恐らく、テレビが見やすいように客席を動かしたからでしょうが…)、より最後の日らしい感じもありました。
ここでお客さんからケーキを頂きました。お疲れ様用のケーキでもありますが、前述したように Kuro は9月で14周年を迎える事にもなりました。そう、やはり Kuro はこれで終わりではなく、イベント形態ではありますが、まだまだ続いていくのです。…ひとまずは、お疲れ様でした。そして、またこれからに期待していく事にしたいと思います。今まで Kuro が繋いでくれた縁に感謝です。これからも末永くよろしくお願いします!
☆渋谷 Kuro Beyond のHP…http://www.livebar-kuro.jp/