自分は STUDIO COAST に行くのは初めてでしたが、会場に足を踏み入れると、かなり広い空間の中に、ホールのスペースとバーカウンターのスペースがあるのが目に飛び込んできて、自分達が出演する Playwright Stage は、そのバーカウンターと同じフロアの脇に設営中でもありました。中二階吹き抜け分の高さがそこにはあり、中二階のバルコニー席には“Playwright”と大きく描かれた横断幕も掲げられていました。否が応でも胸が高鳴るというものです。
インストバンドばかりが出演するイベントなだけに、周りにはお馴染みのバンドメンバーも沢山集まってきていて楽しいです。その中でも今回の出演バンドの1つであるカルメラのメンバーとは、先日のMV撮影〔TRI4TH × カルメラ、『HORNS RIOT』MV撮影参照〕で送られてきたデータを皆で確認する時間を設けたりと、この日ならではの時間もあったりしました。
この日の TRI4TH の出番は、出演バンド全部の中のトップバッターという位置付けでもありました。これはある意味で有利で、タイムテーブル的に他に搗ち合うバンドが1つも無い状況でもあったので、自分達のブースにまず足を運んで貰う事が出来たわけです。…とは言え、お昼過ぎという早い時間である事、そして他のバンドにステージに早くから並びたい方がいるのも事実だと思うので、どれだけ自分達のステージに注目して貰えるかは、正直蓋を開けてみないと分からない状態でした。…しかし、、、
こんなに沢山の方々に集まって頂きました!!
もはやステージ内のフロアが満杯というより、後ろのバーカウンターのスペースまでもが満杯となっています!…とても嬉しい事で、トップバッターという注目もあると思いますが、それ以上にインパクトのある時間を過ごさせて頂きました。皆さん、集まって頂いて本当にありがとうございました!
この日は、ステージ時間的には短いものが予定されていたので、最初から最後まで全て盛り上げていく曲で揃えようかと思ったのですが、途中にインターバルという意味も含めて、久し振りに“モノクローム”をやらせて頂きました。この曲があったお陰で他の曲への対比が付き、熱量の高い曲は更に盛り上がりを見せる事に成功したと思います。これぞ、踊れるジャズバンドである TRI4TH の攻めのステージです。この日もガンガンに湧いたフロアを見させて頂きました。最高の景色を見られた事に感謝です。そして、これからの TRI4TH のステージにもご期待下さい。
自分達のステージが終わったのが13:40頃だったでしょうか。まだイベントは始まったばかりという時間帯でもあり、後は思う存分この日を楽しんでしまう事にしましょう。この日の天気は良く、フードの屋台も建ち並んでいて、今回唯一の野外ステージの場所では、同じく Playwright レーベルであるスチールパンバンド、WAIWAI STEEL BAND が演奏を行っていました。ここではこの日何度かステージを行うらしく、晴れた空の下でのスチールパンのサウンドは、無条件で楽しい気分になってしまう事請け合いでした。
…さて、お酒を飲みつつ、食べ物も楽しみつつ、更に色々なバンドを見て歩いていく事にしましょう。個人的にはこの日の演奏はこれで終了でしたが、ドラムのタカオさんはこの日、なんとトリプルヘッダーとの事。大変と言う以上に言葉が見付かりませんが(笑)、せめて応援させて頂きましょう。まずは PRIMITIVE ART ORCHESTRA。久し振りに拝見させて頂きましたが、独特の絵画的な世界はやはり健在。お客さんも直ぐさまそのステージに引き込まれていった感じがしました。
そして、メインホールのステージの脇に設置されたサブステージでは、盟友カルメラが大々的な演奏を繰り広げていました。お客さんの人数も凄かったのですが、それ以上にカルメラ自身のパフォーマンスにもう圧倒されてしまいます。既にお客さんはカルメラのステージの虜という感じで、会場全体がカルメラの空気になっているのが流石だと思いました。
こちらは、Playwright Stage のトリを務めた bohemianvoodoo。もう既に確立したサウンドがここにはあり、お客さんもそれを心待ちにしているのも分かります。堂々としたステージはここでのトリに相応しいパフォーマンスをもって、しっかりと締めてくれました。…そして、こちらと同時進行で行われていたのが、メインステージでの ADAM at(左下写真参照)。サポートドラムには我らがタカオさんも参加していて、こちらも見逃すわけにはいきません。ここでの盛り上がりも凄かったです。
そんな中、メインステージの最後が fox capture plan でした(右上写真参照)。この時間にもなると、他のステージで演奏しているバンドも歩トンdの無く、それまで色々な場所で見ていたお客さんもここに集約されていった感じでしょうか。期待値も半端では無かったと思いますが、それを遥かに上回るステージングで、今回のフェスティバルの締め括りをしてくれました。
振り返ってみると、本当に色々なインストバンドを堪能してしまったという感じですが、これらの素晴らしいバンド達が自分の身近にいるというのは、本当に凄い貴重な事であり、有り難く思わなければいけない事だとも思います。今回も大きな刺激を沢山頂きました。そして、それらのバンド達の中に、自分達 TRI4TH も名を連ねられたという事に、1つの自信として心に刻んでも良いかなと思った次第でした。良い時間を過ごせました。どうもありがとうございました!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/
☆Playwright のHP…http://www.playwright.jp/
☆TOKYO INSTRUMENTAL FESTIVAL のHP…http://tokyoinstfes.com/
☆新木場 STUDIO COAST のHP…http://www.studio-coast.com/