Club Quattro は個人的に初めて出演させて頂きましたが、空間の広さ、雰囲気、そして音、照明の良さ共に抜群で、こんな場所でのイベントに参加出来て、本当に有り難かったです。早速リハーサルの時点から、その照明の充実度に心がまず踊りました(笑)。
当日、PUFFY さんからお花が届く等、嬉しさは更に継続させてのスタートとなりまして、自分達も逸る気持ちを抑えつつも、本番にベストな状態で立てるよう、徐々にそのモチベーションを高めていきます。オープニング・アクトの DA-Dee-MiX は、約2年前に TRI4TH とも対バンをさせて頂いており〔TRI4TH、2015年初ライブ!参照〕、あの時よりも更にパワーアップしていたパフォーマンスに、早速会場も湧いていました。そして、TRI4TH の出番となりました。
…つまり、TRI4TH は今回トップバッターという順番でもありました。当然の順番でもありましたが、1バンド目なので、会場を徐々に温めて…というやり方は、自分達の辞書にはもはやありません(笑)。最初から飛ばして、中盤も飛ばして、最後まで飛ばして飛ばしまくる…という堂々の40分のステージをやらせて頂きました。その流れを作っていく為に、1曲目には最近出来立ての新曲を持ってきて、メンバー達の勢いも付けさせます…。ここでも既に勢いはありましたが、この勢いを落とす事なく、そのまま“Sand Castle”へ繋げます。この“Sand Castle”こそ、今までのステージの1曲目によく持ってきていた、勢いを付ける曲でもあったのですが、新曲を1曲目に持ってくる事で、更なるビルドアップが臨める展開になりました。今回は短いステージなので、より攻めまくらなければならないのは当然の事でしょう!
Quattro のステージは広いので、メンバーの動きも今まで以上に大きく、そして激しくやらせて頂きました。本来ならばキーボードとは反対側の陣取っているベースの関谷君が、今回はいつも以上にキーボードに近付いている事が多く、常にステージ内を駆け巡っていたような印象があります。ウッドベースを持ちながらのそのフットワークの軽さは流石だと思いましたが、その代わり、新たな代償を生む事にもなってしまいます…。
曲のそれぞれに見せ場を設け、お客さんも煽っていきます。正に TRI4TH は個性の塊。それぞれの楽器のポテンシャルを生かしつつ、動きで見せるところもあれば、その演奏テクニックで見せていくところも忘れてはいません…。演奏面で言えば硬派である我々だからこそ、表現出来るステージがあるというものなのです。
…というように書くと、堅苦しい感じになってしまうかもしれませんが、それらのマナーを守りつつ、エンターテイメント性も忘れずにお送りしていくライブは、演奏している自分達が最も楽しく思えるライブとなるわけで、そういったステージであればお客さんも絶対に楽しい筈なのです。その意味では今回、とても多くのお客さんと楽しさを共有出来たと思いました。ステージから見えた沢山のお客さんの踊り狂う姿(笑)、そして笑顔…、これらは忘れる事は無いと思います。最高に楽しい時間でした。どうもありがとうございました!!
そして、2バンド目には Schroeder-Headz の登場です。キーボーディスと、渡辺シュンスケさんのソロ・プロジェクトである Schroeder-Headz は、サポートドラムとベースを引き連れてのトリオ編成となっていましたが、それまでの空気を一変させるように、凛としたピアノの音から始まりました。確かにここで世界観は変わりました。
既にこの時点で、ピアノを主体とした音の世界にお客さんを引き込ませていましたが、その世界観の中でのダンサブルな曲も多く、会場の熱気も伝わってきます。ピアノを支配しているかのようなパフォーマンスも面白く、鍵盤を自由自在に操り、時には鍵盤の上に寝そべりと(笑)、アクションでもお客さんも魅了しているのは流石でした。
そしてトリの、→Pia-no-jaC←の登場です。これまで、YouTube では何度も見させて頂いたお2人のパフォーマンスですが、まさか生で見られて、しかも対バン相手として見られる日がくるとは…、感無量でした。そして最初から熱量をガンガンに上げてのステージ…、とにかく圧巻でした。誰もが言う、メンバーが2人だけとは思えない音の圧力…と、色々なところで耳にしてきた表現ではありますが、実際に耳にするとそれ以上、いや、視覚を伝わってくるパフォーマンスは言葉以上の破壊力を持っており、確かなテクニックと確かな表現力が、この会場の多くの人を魅力しているというのは、当然の事だと改めて納得したものです。…お互いのセンス、瞬発力、そしてエンターテイメント性と、どれをとっても隙が無く、これぞ→Pia-no-jaC←という道しるべが完成されているのでした。
ビックリしたのが、キーボードスタンドの仕掛け(右上写真参照)。唐突だったので呆気に取られてしまいましたが(笑)、こんな仕組みのスタンドがあるとは…。個人的にながら、普通に欲しいと思ってしまった程でした。本当に楽しいステージでした!
アンコールには、セッションの時間を設けてありました。→Pia-no-jaC←のセッティングに加えて、Schroeder-Headz の渡辺シュンスケさんのキーボードをセット、そこに TRI4TH Horns の2人が加わります。ここでイベント名の『踊るインストクリスマス』の、“クリスマス”の部分をフィーチャーするかの如く、“Jingle Bells”にてセッションが始まったのでした。
…いきなりトランペットの織田君がピアノを弾き出す、そしたら、→Pia-no-jaC←のピアノの HAYATO さんが、渡辺シュンスケさんと連弾を始める…等、このセッションは最初から予測不可能な事態に陥ります(笑)。織田君と HAYATO さんでピアノの連打対決等も始まってしまいましたが、そこにサックスの藤田君が応戦して、これまた大盛り上がり。なかなかに凄いステージでしたが、それぞれの見せ場もあり、音と音、そして人間と人間のやり取りが結果的に面白い時間になっていました。そして音が爆発的に熱量が高く、お客さんもスリル満点のステージを見ながら、白熱の時間を過ごせたのではないかと思いました。
そんなセッション感が伝わる写真(左上写真)です(笑)。皆で踊り狂った最高の時間になりました。どうもお疲れ様でした!…また、この日の模様は、今回のイベントをサポートとして下さった MEETIA さんによるレポートも写真、動画付きでアップされています。良かったら御覧下さいませ ➡ こちら
本当に最初から最後まで楽しいイベントであり、それぞれのバンドの個性、熱量も半端無く、自分達も更なる精進をしていきたい気持ちが大きくなるばかりでした。そして個人的には、今回のようなクラブスタイルにおける、ピアノという楽器のパフォーマンスの可能性を存分に感じられた1日にもなり、今後にも生かしていければと思います。色々と勉強させて頂きました。こうした貴重な機会に参加出来て、とても幸せです。どうもありがとうございました!
そして、ライブの激しさを伝える証拠写真です。ベースに大きな傷が付いていました…。恐らくライブ中に付いたものだと思われますが、アドレナリンが出っ放しだった本人は、その瞬間に全く気付いてなかったようです。御愁傷様でした…(笑)。
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/
☆Schroeder-Headz のHP…http://schroeder-headz.com/
☆→Pia-no-jaC← のHP…http://pia-no-jac.net/index.html
☆DA-Dee-MiX のHP…http://da-dee-mix.com/
☆渋谷 Club Quattro のHP…http://www.club-quattro.com/shibuya/
☆MEETIA のHP…http://meetia.net/
もう、激ハジけましたよ。
最後の写真で遠い目をしている関谷さん(哀)ですが、この夜大殊勲!
最高に動きが激しく、煽りも激しく、盛り上がりました。
彼だけではなく、5人ともいつもながら素晴らしい演奏ですが加えて見せる=魅せるところが目立っていて、たとえて言うと一皮むけて鮮やかな色になったように見えました。
またのTRI4THの活躍・すてきなイベント出演も楽しみにしてます。
緊張感もありましたが、その分、自分達は
大きな成長が出来たかと思います。ひと回り
大きくなった自分達のライブ…。ファイナルに
向け、また一層楽しみにしていて下さい!