龍興寺は加須市に位置しますが、自宅から向かうにはJR高崎線の鴻巣駅からも行けまして、とは言え車でないと厳しい距離なので、藤田氏の車に駅まで迎えに来て貰う段取りを組んでいました。最寄り駅のもう1つに、東武伊勢崎線の加須駅がありますが、そこからだと自宅から向かうのは少々面倒で、今回は鴻巣駅を選んだのでした。…なので、前日には一応、「加須駅じゃなくて、鴻巣駅だからね!!」と念を押しておいたのですが、いざ鴻巣駅に着いた旨を伝えると、「ごめん、加須駅に来てしまった!」と返されるではないですか。何故!?…。…相変わらずの藤田クオリティー、流石ですね(笑)。加須駅から鴻巣駅までは車で約30分の距離…。見事に我々は入り時間の30分後に龍興寺に到着したのでした。
「いやー、危なかった。」(by 藤田氏)
そんな自分達を(笑)、龍興寺は歓迎してくれました。本堂へのポスターの数と言い、待遇の丁寧さと言い、全てに頭が下がる思いでした。それでいて丁寧且つ、どこかノリノリな住職がもう最高だったのです(笑)。今日は良いライブになると確信したものでした。
そして迎えた昼の部の『わらべ JAZZ』。お子様連れの御家族を中心に、本当に沢山の方にお越し頂けました。今回、『わらべ JAZZ』と銘打つライブとしては珍しく、お子様連れではない方もお越し頂けるようにしましたので、遠方からのお客様もチラホラ…。その意味でも、とても良い機会を提案出来た日になったかもしれません。
曲目としては、CD『わらべ JAZZ』を中心に演奏していったのですが、そのCDには収録されていない、“さんぽ”や、“Let it Go”、“アンパンマンのマーチ”等は、ここ最近まで行われてきた『mamaJAZZ』等を通して新たに増やされたレパートリーだったので、今回初めて耳にする方も多かったのではないかと思われます。それらの曲に、今の TRI4TH のステージングのエッセンスを加え、最新式の『わらべ JAZZ』をお送りする事が出来たのではないでしょうか。子供達を中心に、御家族の方々も本当に楽しんでくれていて、皆で笑顔という空間がそこにはありました!
こうした『わらべ JAZZ』ライブを無事に終え、夜の部までの間は、本堂の外に休憩所が設けられていて、ドリンクや焼き芋等が振る舞われる等、お客様同士でも和気藹々とした時間が過ごせるように配慮されていました。お寺の中にある鐘も撞いて良かったのだそうで、休憩中にも何度か鐘の音が響き渡っていました。
そうして夜の部『寺ごころ』に突入です。時刻は17:00からとなっていましたが、辺りは既に薄暗くなっており、本堂内は『わらべ JAZZ』の時とはかなり異なる雰囲気になっていました。ここからは、普段の TRI4TH のライブをそのままお届けしていく時間になるわけで、より気合いも入れていきます。お客さんの数も、130人を越える人数にまでなっていたそうです。これは腕が鳴るというものです。
お寺の形式に則り、大きな鐘、そして小さな鐘を鳴らしてからの、我々の入場となりました。そして重厚なサウンドを鳴らしてから、“SNAKE”へと繋がらせてライブの幕開けとさせて頂きました。もうその時点からお客さんもノリノリです。その後、“Hop!”、“Moanin'”と、身体を動かしやすい曲を続けて演奏していきましたが、ふと見ると、住職もノリノリで聴いて頂いているではありませんか。しかも腕を振り上げ、かなりダンサブルな楽しみ方をしています(笑)。何とも嬉しい瞬間で、演奏している自分達も更に熱量を上げていった事でしょう。
この賑やかな曲調に対して、今回はバラード曲“Circle”もやらせて頂きました。今回のライブの根本な部分は、東日本大震災こども支援チャリティコンサートという企画であり、この“Circle”もまた、震災に関係して作られた曲でもあります。藤田氏とのデュオという状況も久し振りではありましたが、思いを込めて、そして力強く演奏させて頂きました。
今回のライブは勿論、座席のあるスタイルで行いましたが、やはり TRI4TH のライブなのですから、後半は皆で立ち上がって(出来る範囲で…笑)楽しく盛り上がっていきたいところです。それはお寺の本堂という環境でも同じ事で、“Dance 'em All”で皆で踊って動いて、激しく身体を動かしながら音楽を楽しく共有していきました。最後の最後には住職もステージに呼び出して、織田師匠と共にハイジャンプで締め括ったのでした。なんと素晴らしい瞬間でありましょうか。正に、『寺ごころ』ここに有り…というシーンでした。
今回のライブは、振り返ってみればかなり以前からオファーがあり、そして多くの方の協力があって成り立った1日であったとも言えます…。企画としては今回で第3回目との事でしたが、色々な面でもケアがあり、丁寧な対応をして下さって本当に有り難かったです。そして皆さん、この龍興寺が大好きなんだなと思いました。そんな多くの方々からの愛があって成功に導けた今回のライブ…。自分達もその一員になれた事に、心から感謝の時間だったのでした。
最後に、住職やスタッフの方々と一緒に、記念写真を2枚撮りました。…2枚、、、?…このようなユーモアセンス溢れる場所だからこそ、皆の笑顔が垣間見れた1日になったのではないかと思いました。皆様どうもありがとうございました!…今後ともどうぞよろしくお願いします!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/
☆加須龍興寺のHP…http://ryuukouji.jp.net/
魅惑なアレンジの“さんぽ”が特に心に残った楽しい「わらべジャズ」、夜の部も(タカオさんの紹介で「ナンバーワンロックンロールドラマーっ!」とコールしてましたが初見の方も納得するごとく)バリバリ熱い演奏でTRI4THの魅力が炸裂してました。
そんな中での久々の“Circle”、前日の鳥取地震のことを思い、私が一度だけですが倉吉に行った時に親切にして下さった皆様のことを思い、メンバーお迎え時の鴻巣駅事件(?)とは全く逆の「藤田クオリティー」を感じて素晴らしくて心に沁みました。
2枚の記念写真で、龍興寺とTRI4THの前世からかもしれない深~いえにしと、拝みたくなるありがたみを感じつつ、人と人との出会いの楽しさと不思議さに思いを馳せずにはいられません…。
沢山ありました。その1つ1つのシーンを逃さず(笑)、
アンテナを張って臨んだ1日だったとも言えましょう。
多くの方の協力、そして一体感に感謝の1日でした!
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