当日、メンバーは、当初の入り時間よりも1〜2時間早くはお店に入っていました。10周年という事で、この日ならではの作業を色々と準備していた為です。それは、バンドの10年間の歴史を写真で辿る…というもので、お店のエントランスから会場に至るまでの階段の壁に、昔からの写真を時系列的に貼り、そして会場内では、コルクボードに一面に貼られた、昔から現在に至るまでの厳選された写真100枚を展示させて頂いたのでした。
そして、そんな我々を祝福してくれるかのように、今回は沢山のお花を頂きました。これらは会場にも飾られていて、自分達のCDと共に、華やかに場を飾ってくれる事になりました。皆様本当にありがとうございます。また、TRI4TH Tシャツも今回から新しいデザインの物が出来まして、物販も賑やかな事になっていました。それらに混ざって並べていたのが、先程の写真達でもあったのです。また、写真の時代と並行させて、当時作っていたCDも置いてみたのですが、初期の頃は自主制作という事もあり、かなり貴重なCDもありましたね(自分も今回初めて見たのが多数…笑)。このエリアだけで長い時間を過ごせそうな感じでしたが、DJが始まり、いよいよライブオープンの運びとなったのでした。
この日のDJを担当して頂けたのは、TRI4TH で長い間ヘアーメイクを担当して下さっている米沢さん、そして衣装を担当して下さっている岩田さん、そして我らがボス、Playwright の谷口さんです。これもまた豪華なラインナップなのですが、谷口さんの出番の時には、TRI4TH の新しいMVとなる“Sand Castle”の会場限定公開の時間もありました(左下写真参照)。こちらも近い時期に一般公開されると思いますので、どうぞ楽しみにしていて下さい。…そして、本番が始まります。
…ステージに上がって対面した、多くの人、人、人…。有り難過ぎる光景でした。皆、自分達のライブを聴きに、この場に足を運んで来て頂いていて、そして音楽に身体を預けて踊ってくれています。当然、自分達の演奏も自然にヒートアップしていきますが、そもそもが最初から熱く臨んでいっただけに、自分でもよく分からないような熱量に上がっていく感じがしました。演奏が楽しい、ライブというこの空間が楽しい、この時間を少しでも長く感じていたい…と冷静なようで熱くなっている自分がいたものでした。
今回は、1ステージ1本勝負。練りに練ったセットリスト。これは勿論、曲間のタイミング等も含めてなので、用はライブ“進行”と言った方が良いかもしれません。また、練りに練ってはいますが、ここはやはりジャズバンドの維持と言いますか、アドリブに任せるところはアドリブに頼っていく(演奏も曲間の演出も)のもまた、緩急が付いていて身が引き締まるのです。…振り返ってみると、TRI4TH はこの部分のバランスが、最近とても良くなってきている気がしていまして、それが自分達のステージの特徴にもなっているように感じています。当然、まだまだ詰めたい所もありますが…(笑)。
選曲もバラエティに富んでました。これこそ、今回は敢えて『MEANING』ツアーとはしていなくて、10周年ツアーであるという部分が生きたとも言えましょう。『MEANING』はベストアルバムなので、これもある意味では10周年記念的な意味合いが強いと言えますが、これまでの TRI4TH のオリジナル曲を絞りに絞って選出させたのが『MEANING』とすると、その絞り出す前の段階からの曲達も演奏してしまうのが今回のツアーのコンセプトでもあったのです。それ故に、今回の10周年ツアーでは、遠征各地によって特徴あるセットリストが出来上がっていたと思うのですが、それらを踏まえて考え出されたのが、今回のセットリストでもあったのです。幾つもの曲を演奏する度に、これまでのツアーの事が思い出されたり、曲を作る段階でも出来事が頭をよぎったりもしたものでした。本当に TRI4TH では色々な事がありました…。
…気付いたら、いつの間にかアンコールのステージへとなっていました。演奏スタートしてから時間にしてここまで、1時間15分ぐらいだったと思いますが、本当にあっという間でした。バンドリーダーであるドラムのタカオさんの挨拶もあり、まず演奏したのは、トランペットの織田君と共に歩んでいた名古屋時代をテーマにさせた“じゃんだらりん”。勿論、この後にそのまま引き下がるわけにもいかず(笑)、TRI4TH 流のスカを取り込んだ“FULL DRIVE”。そして最後は勿論、元祖「踊ろうぜ!」の“Dance 'em All”で締め括りました。恒例のサックス藤田君の客席練り歩きも有り、どうぞ探してみて下さい(右上写真参照…笑)。
…本当に、フロア全体が揺れていました。踊りまくっていました。…こんなに楽しい時間を過ごす事が出来て、自分達は幸せです。多くの人に恵まれ、そして成長出来た10年と言えたのではないでしょうか。自分は TRI4TH に入って4年が経ち、現在5年目に突入という感じですが、自然と「TRI4TH の10年」と言えてしまうから不思議です。それが何故なのかはよく分かりませんが、これらの答え合わせをしに、これからの5年、10年を共に過ごしていくのも悪くないかもしれません。
今後も TRI4TH は続いていきそうです。…と言うのは、このメンバーでやりたい事が、まだまだ沢山あるからです。この10年間でやってきた事が蓄積されて、今回の景色を見る事が出来ました。そしてその瞬間、他にも見たい景色が沢山ある事にも気付かされました。…言うまでもありませんが、今度は9月14日にリリースされる 5th CDアルバム『Defying』を引っ提げて、更なる挑戦をしていきたいと思います。どうぞ楽しみにしていて下さい。
ライブ後の時間も楽しかったです。本当に色々な方とお話しする事が出来ました。この時間が楽しみで演奏をしているのではないかという説も無きにしも非ず(笑)、ビールも美味しく頂きました♪…多くの方に支えられてここまで来れた TRI4TH。改めて、皆様どうもありがとうございました。そしてこれからもどうぞよろしくお願いします!
打ち上げ時のお酒は特に美味しく感じられました。メンバーも本当にお疲れ様でした。今後も休み無き活動が続いていきますが(笑)、共に頑張っていきましょう。…来月の8月は、本当にバラエティに富んだイベントが目白押し。また TRI4TH 流のライブを見せてやりましょう!
☆8月の TRI4TH ライブスケジュール
・8月5日(金)六本木 VaRiT
Open…19:00〜、Start…19:30〜
Charge…前売り3000円、当日3500円(共にドリンク別)
・8月12日(金)芝公園 The Prince Park Tower Tokyo
Open…16:00〜、Start…17:00〜、TRI4TH の出番は、メロディーラインにて、20:45〜
Charge…着席エリア自由席1日券10000円(1フード、1ドリンク付き)、
スタンディングエリア1日券7500円(1ドリンク付き)
・8月13日(土)錦糸公園
開催時間…10:30~20:00、TRI4TH の出番は、緑のステージにて、18:00〜
Charge…無料
・8月21日(日)渋谷 clubasia
Open…16:30〜、Start…17:45〜、TRI4TH の出番はまだ不明
Charge…前売り3500円、当日4000円(共にドリンク別)
※以上、メンバー全て、≪TRI4TH≫(Tp)織田祐亮、(Ts,Ss)藤田淳之介、(Ds)伊藤隆郎、
(B)関谷友貴、(Pf,Key)竹内大輔
改めまして、8月もどうぞよろしくお願いします!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
☆代官山 UNIT のHP…http://www.unit-tokyo.com