最近の傾向として、ライブ前には必ず飲みに行く黒船メンバー(笑)。大して内容の無い話ししかしていないのですが(笑)、これによってバンド内の結束を深めていくのです。そして会場に入ると、既に満員に近いお客様で溢れ返っているのが目に飛び込んできました。やはり、この企画の注目の高さが窺えるというものですね。今回は前説も入り、会場も温かく?まとまってきた中、“かららん”の登場となりました。
…もう、既に格好良かったです!…若いメンバーで構成されているのですが、確かな技術力は勿論の事で、それは皆、若手のホープと呼ばれているだけの事はあります。一見、頭に入りやすくて、親しみやすい歌詞だったりするのですが、その時のバック陣の演奏のテクニカルな部分は一言では言い表せない程なのです。そして、皆楽しんで演奏しているのが印象的で、会場のお客さん達を一瞬にして虜にしている感じでした。曲の展開もスピーディーなものが多く、うかうかしていると置いてかれそうになりましたが、最後には里アンナさんがゲスト参加し、ピアノ1本と大貴君との3人で、静かに演奏していったのが印象的でした。恐らく、まだまだ表現出来る事は多く、今回のステージではほんの一部しか見せていなかったと思いますが、とてもインパクトに残るライブでした。自分達も良い刺激になったと思います。
そんな刺激を受けた黒船ステージは、最初から飛ばしている感じがありました。特にリーダーの関谷君のパワフルさが凄かったです(笑)。何か解放感も思い起こさせるようなその動きは、見ていても聴いていても気持ちの良いものがありました。黒船のお馴染みの曲を演奏していきましたが、先日の仙台で初演奏した、“斎太郎節(大漁唱い込み)”も早速披露させて頂きました。こちらも好評だったように思います。また、夏という事で久し振りにインストナンバーとして演奏した“Summer Breeze”。こちらも盛り上がりました。
そして、こちらもコラボをやらせて頂きました。大貴君をステージに呼んだのはアンコールの時で、黒船の重要曲、“ヨイスラ”を取り上げます。大貴君はタップダンスに専念して貰って、本人に基本的にはお任せして曲に参加して貰います。そしてこれが見事でした…。津軽三味線の弾き方が細かくなるのに呼応して、激しいタップを披露させていき、より緩急が付いたステージングになっていたのでした。途中では津軽三味線とのソロの掛け合いもあり、非常に見応え有りの仕上がりになっていた事でしょう。何だか、元からこのアレンジだったのかとさえ思ってしまいましたが(笑)、曲の理解力が流石だと思いました。とても楽しい時間でした。
こうして、コラボの“ヨイスラ”を終え、『和魂洋祭〜第二幕〜』は終演となりました。多くの方々に自分達のCDも興味を持って頂け、2マンライブという意味のある、充実した内容の時間になったと思います。こうしてバンドの輪が広がっていけたら良いですよね。皆様、どうもありがとうございました!…ライブ参加メンバー全員でお店で乾杯出来たのも良かったです。
さて、次回の『和魂洋祭』、第三幕になりますが、9月6日(火)、同じく渋谷 gee-ge. にて予定しています。そしてその対バン相手は、津軽三味線の白藤ひかりさんがメンバーとなっている輝&輝バンド!…ある意味この日は、白藤ひかり祭りと言っても良いでしょう(笑)。ありそうで無かったこのコラボを、どうぞ楽しみにしていて下さい。それでは、またどうぞよろしくお願いします!
☆黒船のHP…http://www.peaceofcake.net/kurofune/
☆かららん(西川大貴)のHP…http://kararan.taikinishikawa.com/
☆渋谷 gee-ge. のHP…http://www.gee-ge.net
“斎太郎節”、カッコ良かった~出だしのドラムが思いっきり和太鼓のように聴こえておりました。
次回の「ひかりちゃん祭り」もとっても楽しみです。
どうしましょうね…(笑)。まあ、バンマスの
イベントなので、こちらとしては特に口出しは
するまでもないでしょう…。せっかくなら、
和魂洋祭の一幕毎に、新たな技を身に付けて
いけたらとも思いますね。今後もお楽しみに!