正直、最近バタバタしていまして、ライブに対する個人的な準備という部分では、そんなに完成されたものではなかったと思います…。それこそ本番直前まで、選曲には悩まされてしまったのですが、1つ1つが決まっていくうちに、後は自然に任せるように曲は決まっていき、今回のセットリストは出来上がったようにも思いました。また、このように作っていった分、ライブの構成等にはフレキシブルに対応出来た部分もあり、演奏内容を見て、途中でセットリストを変更した時もありました。正にライブは生き物だと、改めて思った次第でもありました。
選曲は決めていても、曲の内容の事まで全て考えていたかというと、そうではないです。ここは敢えて、その場の空気感に任せた部分もありました。今回のセットリスト的に、1st.ステージはCD『Voyaging』より前の作品を中心に、2nd.ステージではCD『Voyaging』の世界を中心にお届けした感じになりましたが、『Voyaging』の中からの曲ですと演奏頻度が高いので良いものの、それより前の曲ですと、自分達的にも久し振りに取り上げた分、曲の演奏の方向性を改めてメンバーでシェアリングしなければなりません。
…ただ、本来バンドというものは、こういった部分に時間を掛けなけれないけないのかもしれませんが、今回はその部分も即興で演奏しながら探っていこうという想いがあったのです。演奏頻度の高い曲ですと、自然と演奏の方向性は身体に馴染んでしまっている状態ですが、そうではない曲が「せっかく」あるのですから、そこを楽しんで作っていくのも面白いかもしれません。ある意味で、その場で自分達に課したテーマでもありましたが(笑)、これが演奏の緊張感も生み出し、より人間味のあるライブになったのではないかと思います。
それ故、演奏中には自分が曲の構成を間違える等(笑)、色々なハプニングも幾つかあったのですが、それに付いてきてくれるメンバーには本当に感謝なのでした。平たく言うと、本来ならばピアノソロ後にAというセクションにいかなければならなかったのに、何故か自分が弾いたのはBセクションだったという事なのですが(笑)、後にメンバーに言うと、ソロの内容的にBにいく雰囲気は感じてたとの事で、それが何よりも有り難いではないですか!…これぞ、その場で生み出せた曲の構成であり、その場にしかなかった音でしょう。ハプニングから生まれたものにせよ、自分はこの日はこうしたライブをしたかったのかもしれません。楽しい時間でした。どうもありがとうございました!
●今回のセットリストです!
・1ステージ 1、Morning In Trastevere(オリジナル)
2、La Cantaora(オリジナル)
3、Everybody Knows That(オリジナル)
4、Close To You
5、Monk's Dream
6、Casa Familia(オリジナル)
・2ステージ 1、Overseas(オリジナル)
2、The Outside Yellow Lamp(オリジナル)
3、La Grande Roue De La Concorde(オリジナル)
4、Veins of Leaf(オリジナル)
5、From East(オリジナル)
・アンコール ・Monte Fiesole(オリジナル)
☆吉祥寺 Sometime のHP…http://www.sometime.co.jp/sometime/index.htm
☆池田暢夫のHP…https://sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/
☆佐々木俊之のブログ…http://toshi-sasaki.seesaa.net/
ハプニングはここ!というのは気づかないのですが、なんだか目線のやり取りしていますね、というのはわかり、またそこもライブ会場で聴くことの良いところだと思います。
沢山のお客様がいらしており、自分がここに記すのもいかがなものかな、と思ってしまうのですが、やはりいい時を過ごしましたので書いてしまいます。
思いました。この曲も、当初はベースソロの予定では
なかったのですが、テーマが終わる直前に自分が
思い付き、ベースにソロをやるように促したのでした
(勿論、口頭ではないので、この辺りも視線のやり取りには
なりますね)。この、音だけで会話している感じが、自分は
大好きなのです。また良い時間をお過ごし下さいませ!