先日の香港ツアーは2人だけでの訪問となったので、D.S.T. メンバーが揃ったのは久し振りとなりましたが、やはりこの3人が集まると、こう(左上写真参照)なってしまいます。ライブ前の風景なのはお分かりかと思いますが(笑)、ビールを飲み、焼き鳥を頬張り、幸せな時間を過ごしながら本番を迎えたものでした。
最大5人編成…と書きましたが、ステージ上での編成はバラエティに富んでおり、タップソロの曲から、タップとドラムのデュオ、D.S.T. メンバーのみによるトリオ演奏、そしてボーカルが加わったり、ドラムが加わったり…と、ステージ上ではメンバーの入れ替えが多々あったと思います。大まかに分ければ、それぞれのステージの前半がインスト、後半が歌もの…というようにさせて頂きましたが、それ以上に変化の多いステージだったように感じました。1曲1曲に全てを注ぎ込むような演奏だったというか、恐らく個々のメンバーが即興のモチベーションを持ってステージに臨んでいたからかもしれません。本番ならではの熱量や、ハッとする瞬間が起こり、緊張感と迫力のあるステージがお届け出来たのではないかと思います。
ヨノアさんとは、前回は飛び入り状態だった事もあり、2曲しか出来なかったのですが、今回はヨノアさんのオリジナル曲も含め、たっぷりとそのステージをやらせて頂きました。想像以上にソウルフルな歌声を響かせ、時に癖のあるオリジナル曲は個性を引き出し、印象的な時間を過ごせたと思います。オリジナル曲も所謂ポップスではあるのですが、タップが入る事を加味して演奏していった結果、原曲とは良い意味で異なる、こちらも面白いものに仕上がりました。それぞれのメンバーが演奏に個性を持ち込んだからこその演奏でしたね。お陰で楽しいセッションになりました!
最大5人編成でのこの演奏は、D.S.T. のメンバー自体が久し振りに集結したくらいですから、更に滅多に顔を合わせない5人で成り立った演奏だったとも言えるでしょう。しかし、改めて言いますが、皆が即興のモチベーションで臨んだステージだったからこそ、今回のライブは面白いものになったのです。メンバーそれぞれ、曲という媒体を通してお互いの個性をその場でぶつけ合う様は、演奏していて本当に痛快でした。そっちがこう来るなら、自分はこうする…といった流れが頻繁に起き、それはヨノアさんが入っても変わらなかったので、ライブ中、一貫した時間が作れたのだと思います。やはり自分は即興で勝負する人なのだと、改めて思い知らされた夜でもありました(笑)。
ライブの前はビールで始まりましたが、ライブ後もやはりビールで締めておきます…(笑)。やはり D.S.T. には、何だかんだでビールが似合いますね。またの機会に、こうして集まって音楽が出来たらと思います。どうも今回もお疲れ様でした!
☆関内 Paradise Cafe のHP…http://www.paradisecafe2001.com
☆ヨノアさんのHP…http://www.love-yonoa.com