レコーディング・スタジオは、お馴染みの Dede スタジオにて…。敢えてブースを取り払ったこのスタジオにて、敢えてそれぞれの音を被らせる方向で進めます。個人的に、最近は副田君とライブをする機会が少なかったが故、最近の音楽活動の進捗度を知らなかったのですが、いつの間にか沢山のオリジナル曲が制作されており、それは御自分がリーダーを務めるレコーディングという流れになるのも自然だとは思えました。
メンバーは、サックスが副田君、ピアノに自分、ギターに藤井進一君、ベースに池尻洋史君、そしてドラムに二本松義史さんという面々で、所謂ジャズ・クインテットの編成です。…そう、Dede の録音スタイルに合わせ、今回は正にジャズらしいサウンドを目指しており、曲の構成もメンバーそれぞれがアドリブをたっぷり取ったりと、ジャズマナーに沿った方向性がそこにはありました。最近自分が手伝ったレコーディングの中では逆に珍しいぐらい、ストレートにジャズと向かい合った作品になるかもしれません。
こういった事情もあり、今回のレコーディングに向けたリハーサルは1回のみで、後はその時の即興感も大事にして、この日のレコーディングに臨んだ感じはあります。そもそも用意されたレコーディングの日数もこの日1日だけで、曲ノルマ数は、録れるだけ録る…というものでした(勿論、最低限の曲数ラインはありますが…笑)。正に往年の?マラソン・セッションのような感覚で、それでも用意されたオリジナル曲の大半は録音する事が出来ました。
これらが後日どのように発表されるかは、もう少しお待ち頂きたいところですが、このような状況で録音に挑んだのは自分としても珍しかったので、完成が非常に待ち遠しいところです!…即興感を大事にしていた故、ある意味で自分の手を離れた演奏が楽しめるかもしれません。素晴らしい作品になる事をお祈りします。どうもありがとうございました!
☆副田整歩君のHP…http://www.soedanaomu.com
☆池袋 Studio Dede…http://www.studiodede.com