ただお互いにそれぞれのライブをこなすのではなくコラボ企画も盛り込まれており、自分達らしいステージをお送り出来たようにも思いました。昨年との大きな違いは、又吉君側もサポートメンバーを引き連れての出演となっていた事でしょう。それでいてギター弾き語りの時間も設けられてあったので、より曲の変化がダイレクトに伝わってきて、見やすいステージとなっていたのでした。
今回も前回と同じく、オープニング曲として“Falling Slowly”を自分との3人で演奏し、その後に又吉君ステージ(約50分)、自分のソロピアノステージ(約20分…笑)、そして丸本さんステージ(約50分)という構成をもって臨みました。“Falling Slowly”の2ボーカルのメロディのハモりは本当に美しく、この2マンライブの始まりに相応しい、そして自分達のコンセプトに非常に沿った曲のようにも改めて思ったものでした。
そして、そのまま又吉君のステージへと続きますが、丸本さんも2曲分残り、昨年と同じように又吉君のオリジナル曲にコーラス(ボーカルも)として参加していきます。こちらも積極的にハモりパートを作っており、やはりここでも2ボーカルの良さを思ってしまうのでした。こちらの2曲目にはピアノとカホンのバンドメンバーも加わり、より豪華な編成をもって聴かせてくれました。
…かと言えば、又吉君がギター1本のみで歌う曲も盛り込まれており、このスタイルは以前の2マンライブでは又吉君はデフォルトの光景だったのですが、今回は少し新鮮に感じつつ、とても良いものを見たような印象も受けました。演奏がシンプルになる分、1つ1つの音に耳を傾けやすくなり、そして歌詞も自然と身体に入ってくるからなのかもしれません。
こうして盛り上がった又吉君のステージの後には自分のソロピアノコーナーがやってきたのですが、約20分の持ち時間という事で、ひとまず3曲演奏しようとは決めていました。そこで、1曲目は昨年も演奏した“Spain”、そして2曲目は自分のCDの宣伝がてら(笑)オリジナル曲をと思い、“Monte Fiesole”を演奏しました。では最後の1曲は…というと、実はこのステージ出る直前に思い立ち、ゲストを入れて演奏してみようとしたのでした。
そのゲストとは、又吉君バンドでピアノをサポートしていた佐藤慎吾君でした。…と言っても佐藤君と自分はこの日初対面同士で、何ならこの直前まで、まだ挨拶ぐらいしかしていなかった程でしたが(笑)、又吉君のステージでピアノを弾いている彼を見て、何だか一緒に連弾をしてみたくなったのでした。自分がステージに上がる直前に、この曲って弾けますかね?と打診し、恐らく弾ける…との事だったので、突然の誘いだったのにも関わらず、このままトントン拍子に(強引に…とも言いますが…笑)コラボが決定してしまいました。曲はスティービー・ワンダーの“Isn't She Lovely”。曲のキーだけ決めて、演奏を初めてしまいます♪
特に演奏内容は決めていませんでしたが、佐藤君を紹介した時に、彼がピアノに向かって右側に立っていたので、では鍵盤の右半分くらい(恐らくメロディ中心になるでしょう)をやって貰うとして、…なので自分は左半分(恐らくベースラインや伴奏中心になるでしょう)をやる事にして…と、この辺りは全部その場の感覚で決めて取り掛かりました。曲のテーマ部分が弾き終わると、そのままアドリブへと突入しますが、これはやはり連弾ならではの楽しさがあって、何せ4本の手で演奏をしているのですから、普段聴き慣れているピアノのサウンドが予想以上に分厚いサウンドとなって音に表れてきます。これは自分達的にも新鮮且つ楽しいもので、アドリブの中にも遊びを多少入れて、曲を盛り上げていきます。そして、佐藤君のアドリブが終わると自分の番となりますが、ここで座っている場所を入れ替えて、自分が右側にやってきて演奏していきました(右上写真参照)。そしてアドリブが弾き終わると再度左側へ…(笑)。この一連の流れは本当に即興でしたが、それがお客さんにも上手く伝わったようで、とても盛り上がった時間になったのは嬉しかったです。そして、自分達としても刺激的で楽しい時間になりました。どうもありがとうございました!
そうして丸本さんとのステージに突入しました。丸本さんも、この連弾の光景にやたら感動をされていたようで、いつ自分もピアノに座ったら良い?…と仰っていたぐらいでしたが(笑)、無事に通常のステージへと入っていきます。いつもの曲に加えて新曲も勿論披露し、今年も無事に1月1新曲の課題を乗り越えた安堵を覚えたものでした。
このステージの後半で又吉君を呼び出し、ここからはずっと又吉君とのコラボ曲となります。又吉君とは今回で3回目のコラボステージとなりましたが、いつの間にか参加してくれる曲が増えに増え、今回は1ステージの半分を締めるまでになっていました(笑)。何だか、いずれ又吉君1人で、丸本さんのカバーのみのステージが出来るような気がしてしまいます(笑)。
久し振りに取り上げる“パッセイジー”と“All You Need Is Love”のマッシュアップ等、なかなか緊張感をもって演奏した曲もありましたが、やはり今回の見所は、今年2015年の丸本さんの代表曲である“Fifteen”だったのではないでしょうか。最近の丸本さんとのライブでは、自分が曲をセレクトし、伴奏もピアノだけで歌うという「DS」というコーナーがあるのですが、実は今回の DS こそ“Fifteen”だったのでした!…お客さんもいつものように、赤い文字で“15”と書かれた用紙を用意して貰い、そしてこれはビックリしたのですが、丸本さんに赤い帽子とユニフォームも支給されていたのでした。そして自分はこの時に気付いたのですが、DS ではピアノ伴奏のみの演奏となるので、丸本さんも又吉君もギターを弾きません…という事は、両手が空いている!…という事で、この2人にも“15”の用紙が配布されたのでした。だいぶ面白い光景になっていたと思われます(左下写真参照…笑)。
…アンコールには待望の“Mrs Robinson”を演奏し(ついに2ボーカルで実現出来ました!)、大拍手で幕を閉じられました。本当に今回は楽しい時間が流れていて、お客さんも大満足の様子を窺う事が出来ました。丸本さんは終始ノリノリで、そのパワーがこの日の Manda-la 2 を動かしていたのではないかと思います…。音楽の良さ、そしてライブというものの良さを感じられた1日でした。
今年も1年、丸本さんのライブには付きっきりでやらせて頂きましたが、色々な経験をさせて頂いて本当に感謝です!…また新たな良いライブを体感出来ました。そして、また来年に繋げていけたらと思います。そんな次回の自分達のライブは来年1月20日(水)を予定しています。どうぞよろしくお願いします♪…今年も1年間ありがとうございました!
☆丸本達也さんのブログ…blog.livedoor.jp/waits2/
☆又吉康人君のブログ…http://ameblo.jp/diary-iris/
☆吉祥寺 Manda-la 2 のHP…www.mandala.gr.jp/man2.html
又吉さんの透き通る唄声、そして竹内さんのソロコーナーは、持って行ってましたね~場内を(^^♪マンダラ2のピアノで連弾☆ふたりの場所入替の時の名残の指の動き(?)も趣き深いものがあり…。
連弾SHOCK(笑)をややひきずりつつの丸本さんのコーナーも、そりゃあ充実でした。
竹内さん「付きっきり」の一年、ほんとうにありがとうございました、今後も楽しみにさせていただきます!
嬉しくなってしまいます(笑)。その相乗効果が今回の
ライブの良さに繋がりましたね。1曲1曲に思い入れを
含ませた演奏になりました。改めて、今年1年ありがとう
ございます!…また来年もよろしくお願い致します!