今まで遠征ツアーで、このCDの発売に即したライブは何度かやってきましたが、今回は更にそのCDの世界観に踏み込んで貰う為に、1ステージ目はCDの曲順通りにやっていきました。その意味ではCDの1曲目の“Overture”から“ヨイスラ”への曲の繋ぎを再現出来た事は良かったのかもしれません。“Overture”自体が、このCDの導入の為に用意された曲でもあった為、今までライブの選曲に組み込む事が難しく、実は今回のライブが初お披露目でもあったのでした…。そして、ボーカルの里アンナさんが登場して、“ヨイスラ”にそのまま傾れ込む…。CDの世界観がバッチリで今回のライブの幕開けとなったのでした。
他、“Affirmation”や“Mangrove”等も、今回もライブで初お披露目の曲達でした。本当にこの日はCDに収録されている曲を余す事無くお送りしており、その意味ではツアー・ファイナルと言うよりも、レコ発ライブという側面の方が強かった1日になっていたのかもしれません。しかし遠征ツアーを経て、確実にバンドサウンドの色が濃くなりましたし、一体感も数段良くなっています。ツアーの経験はやはり今回に生かされ、メンバーそれぞれも攻めの姿勢でライブに向き合う事が出来ていたように思いました。
今回はスペシャルゲストとして、津軽三味線のはなわちえさんにお越し頂きました。説目するまでもなく、初代?黒船のメンバーの1人で、里アンナさんを除いた計4人のメンバーで、ここ Last Waltz で関谷君主催のライブ〔関谷友貴の Live ソムリエ bottle.5!参照〕を行ったのが、この黒船誕生の切っ掛けでもあったのでした…。あの時に演奏した曲もやりつつ、現在の黒船のレパートリーにも何曲か参加し貰い、現黒船の津軽三味線を担当する、白藤ひかりさんとの津軽三味線バトルは感慨深いものがありました。今まで共演してそうな2人でしたが、実は共演は初との事で、とても貴重な時間になったのではないかと思います。
こうして、『BREAKTHROUGH』のレコ発ライブ、並びにCD発売記念ツアーは終了となりました。ライブも盛り上がり、とても楽しい時間だったと思います。このライブ後には、クラウドファンディングで支援をして頂いた方との食事会が用意され、お客さん方と会話を交えながら、滅多に無い時間を過ごす事が出来ました。この方達のお陰で、CD『BREAKTHROUGH』は誕生出来たと言っても過言では無く、来年に向けた黒船の抱負をリーダー関谷君自身からも聞く事ができ、また面白そうな1年になりそうな予感でした。
このCDを最初にレコーディングしたのが、今から約1年前の事で、これは前作のツアーを終えた直後の事〔2014年を振り返る 3.参照〕でもありました。…そう考えると、最初にCDをリリースさせてから留まる事無く突き進んで、今回のライブがあったようにも思えてきます。その意味では、ライブ後の現在はひとまずの休息時間とも言えるのかもしれませんが、是非とも来年の黒船活動も注目して頂ければと思います。…本当に多くの方の協力があってCD発売に至りました。改めて、どうもありがとうございました!
☆黒船のHP…http://www.peaceofcake.net/kurofune/
☆渋谷 Last Waltz のHP…http://lastwaltz.info
全員に聴かせどころがある、白熱大盛り上がりのライブ、ありがとうございました~また黒船のパワーを蓄えておいて下さいませ、次回も楽しみに乗船したいです。
あの時に割って入るリーダーの笑顔は今でも
忘れられません(笑)。最近、この笑顔を
見たいが為に、自分のソロ等のヤル気も
パワーアップしているような気がしました。
またの御乗船をお待ちしております♪