あれから毎月のように演奏する機会を頂き、お店も12周年〔Kuro は開店12周年!参照〕、赤坂に移ってからも6年が経ち〔赤坂 Kuro、移転6周年!参照〕、地道に営業を続けてきたわけですが、ついにその幕を一度閉じる時がやってきました。…先日の11月11日をもって、今の営業形態の赤坂 Kuro は終了となりました。
当日は沢山のミュージシャンの方が駆け付けてきてくれました。まず、そもそもが小編成で演奏を行うお店なので、自分と同じ役割を持つギターの松下譲次さんは暫く御一緒していなかったのですが、この日は久し振りに御一緒出来ました。また、ボーカルに、折井敦子さん、宗像夏子さん、バイオリンに Tsukasa さん…、全てここ Kuro を介して出会えた方達です。そしてベース(本来はサックスですが…笑)のかわ島崇文さんは、ここ Kuro を紹介して頂いた方でもあり、言わばこの日は Kuro ファミリーが集結した日でもあったのでした。
勿論、この日はお客さんも大賑わいでした。Kuro は常連さんが集うお店でもあるので、自分もどの方とも面識があり、とてもアットホームな空間を感じる事が出来ました。中には開店当初からの常連さんもいらっしゃっていて、1つの区切りとなるこの日を、ゆっくり、そしてじっくりと楽しんでいるようでした。
Kuro らしく、突然のミュージシャン同士のコラボ演奏も繰り出します。狭いステージではありましたが、カウンターの上に沢山の譜面を置き、ジャンルを問わず、初見で頑張って演奏するというスタイルは、ここで鍛えられた感じもありました(笑)。
また、例年でしたら今月は、Kuro のママの誕生日月を祝う月でもありました。勿論、この日もお祝いはし、シャンパンも豪勢に入りましたが、やはり12年間お疲れ様でした!…という意味合いが大きかったと思います。その後、時間が経つに連れて最後のステージが近付いてきてしまいますが、流石に後半は誰もが名残惜しい感覚になっていってような気もしました。
そんな中、この日はお客さんとして来ていた、往年の?Kuro のボーカリストだった江梨香さんもステージに登場!…御自分の十八番である“魂のルフラン”を常連さんにリクエストされるも、譜面が無いので、急遽ノートパソコンを使って歌詞カードにコードが振ってあるサイトを見ながら対応して演奏させて頂きました。考えたら、このような即席演奏スタイルも、Kuro で鍛えられた感じもありましたね(笑)。最後の日に Kuro らしい経験が出来て良かったです(笑)。
ラストステージは、夏子さんと Tsukasa さんが担当…。それぞれが御自分のオリジナル曲を演奏し、赤坂 Kuro のラストを飾りました!…本当にお疲れ様でした。自分としても、毎月のように顔を出すお店で、9年間も演奏をし続けさせて貰ったお店というのはなかなか無かったので、改めて本当にお世話になったのだと思います…。Kuro という場所で出会えたミュージシャンの方々、そして沢山のお客様、そして Kuro ママに感謝です。どうもありがとうございました!
…そして、ここからが大事なのですが、「ママのいる赤坂 Kuro は営業終了」…という事で、今後このお店はリニューアルをし、来月12月から新たに赤坂 Kuro として、営業形態は大きく変わりますが、続いてきます。今度は一般のお客さんも入りやすい値段とし、ライブバーとして演奏も入れていくようです。自分も、細々ながら演奏していくと思いますので、どうぞチェックしてみて下さい。
また、この「ママのいる Kuro」という遺伝子を持ったお店は、実は再度渋谷に舞い戻り、こちらも来月12月から新たにお店がオープンします。こちらの店名が「Kuro」になるのかは定かではないのですが、ひとまず言える事は、まだまだ Kuro の遺伝子は消えていないという事です!…勿論、こちらにも自分は出演させて頂きますので、スケジュールが分かり次第、またお伝えしたいと思います。…という事で、赤坂の Kuro も、渋谷に出来る Kuro?も、今後ともどうぞよろしくお願いします!
☆赤坂 Kuro のHP…http://www.livebar-kuro.jp