バンドの結成15年とは言え、自分は途中からのサポートメンバーとしての参加であるので、流石にここまでの長い付き合いではありませんが、それでも自分は2005年11月に行われたツアー〔竹内大輔の写真日記(〜2009)、2005年を振り返る(11月)参照〕が最初である事を考えると、既に10年が経っているという事に気付かされました。ある意味で、自分的には参加10周年記念ライブ(笑)!…この日の Motion Blue は満員御礼で、とにかく目出度い1日だったのでした。
いつもは GG は8人編成としてライブを行っていますが、今回はリーダー上杉君の学生時代からの盟友である、ビブラフォンの宅間善之君を迎えて、全9人編成と豪華に行われました。迫力のあるサックス・カルテットに、ビブラフォンの柔らかい音色が包み込み、上品且つ温かみのあるサウンドになっていたような気がします。…これだけで既にスペシャル感が漂っていますが、サポート陣も更に豪華であり、正に今回だけの特別な時間が出来上がっていたように思います。聴き馴染みの高い曲から最近の曲まで、長い15年を経た選曲でお送りしていきました。
中には新曲もお送りしました。別作曲者に頼んだという“下高井戸の女”と、GG の楽曲の殆どを手掛ける、サックスの副田君が作曲した“15 Ave.”、そして後に紹介する“Four Ship”です。久し振りのライブであるからこそ、現在の GG サウンドをお送りするという攻めの姿勢…。よく考えると、これは以前からブレていないやり方であり、だからこそ多くのお客さんを惹き付ける魅力があるようにも思いました。楽曲毎に工夫を凝らし、それぞれの曲で見所を作っていき、それは曲の個性、そしてバンドの個性へと繋がっていきます。その積み重ねがあって、15年の GG があるとも言えましょう。
この新曲の中でも“Four Ship”という曲は、サックス隊が全員ソプラノサックスへと持ち替え、後は宅間君との5人編成でお送りするという、こちらも特別な試みでした。GG の曲はそれこそバラエティに富んでいますが、そのどれもに共通するのはサックス・アンサンブルであり、その部分に特に重きを置いた曲になっていました。クラシカルな要素も含みつつ、やはりメロディは GG らしいので、初めて聴いた方は勿論、長年自分達を聴いて頂いている方でも、すんなりと耳に入る事が出来る曲だったと思います。
そして、ライブの最後にお送りした曲は“Next 10 Years”。これはバンド結成10周年ライブ〔Generation Gap 10周年記念ライブ@渋谷 Jz Brat 参照〕の時に初お披露目した曲ですが、15周年という節目でお送りする事によって、更に味わい深くなる感覚がありました。本当に、これからの5年、10年後はどうなっているのでしょうか…。自分の未来さえ分からない状態ですが、そんな時でも、GG のライブは変わらず健在なんだろうなという気もします(笑)。とにかく、15周年という大変貴重なライブに参加させて貰えた事に感謝の1日でした。どうもありがとうございました!
☆Generation GAP のHP…http://www.generation-gap.jp
☆Moiton Blue Yokohama のHP…http://www.motionblue.co.jp