軽音楽コンテストの中では異色の存在であるにも関わらず、県で2位というのは個人的にも本当に驚き、ジャズというジャンルでも、やれば上位に食い込めるという事を改めて感じさせてくれた結果となりました。そして実は、県大会で2位以内に入ると全国大会というものに出場する事ができ、先日、その全国高等学校軽音楽コンテストが行われたので、せっかくなので自分も足を運んできたのでした。
場所は東京工学院専門学校の体育館特設ステージにて。東京、埼玉、神奈川、千葉の関東勢は勿論、地方からは宮城、長野、大阪、和歌山、広島、高知、静岡、愛知からの高校生バンドが出場しており、全28組という非常に大きな大会となっていました。客席は多くのお客さんで満員状態となっており、この大会への関心の高さが窺えたというものでした。
この内、自分達立教新座高校のバンドの出演は28組中26番目。かなり後半の方に出場するという、ある意味では不利な順番だったかもしれませんが、明らかに異色の音楽であるにも関わらず、かなりの健闘を見せてくれたと思います。…というのも、初めて自分は軽音楽コンテストに足を運んでみたのですが、他校のバンドというのは基本的にボーカリストがいて、オリジナルの曲を作り、バンドアレンジを施し、そしてライブパフォーマンスも考えに考え抜いてステージに臨んでいるのです。インストのバンドも今回は自分達だけでしたし、アルトサックスという楽器での参加も自分達が唯一でした。
平たく言えば、Jポップばかりが演奏されている場に、いきなりインストジャズが押し込められて、それぞれの楽器のアドリブを披露させていくのです。何度も言いますが、かなり異色の存在であったのは間違い無いでしょう。しかし、ライブパフォーマンスは堂々としたもので、それは正に楽器を弾き倒すかのようなステージング…。勢いあるジャズの良さを沢山の方に知らしめた結果になったのではないかと思います。
皆、若さがあり、自己表現があり、印象的なものにしようという強い想いがあり、本当に格好良かったです。これは確実に、全国大会に痕跡を残せた演奏でした。
残念ながら、この全国大会では賞は頂く事は出来なかったのですが、大健闘です。これで今後のジャズ研究会にも、新たな歴史が刻まれる事になるでしょう。その代わり、来年以降の軽音楽コンテストへのハードルが、また1段高くなってしまったような気もしてしまいますが(笑)。とにかく、良い時間を過ごせました。そしてお疲れ様でした。ジャズ研究会の皆に感謝です。
☆立教新座高校ジャズ研究会のHP…http://jazz-rikkyo-hs-2012.jimdo.com
☆全国高等学校軽音楽コンテストのHP…http://www.kanagawa-keion.jp/zenkoku/