ついに現物と対面する事になった7インチアナログ…。2曲入りで、内容は勿論、既に自分達には分かっているのですが、やはり“物”として手元に届く瞬間は、いつになっても嬉しい限りですね。ライブにも気合いが入るというものでした。
本番は20:00からで、花火大会がこの日は19:30から始まるとの事で、それこそ周囲の人混みのピークは過ぎた辺りから演奏を始めた(少し押したかもしれません)感じでしたが、こちらは盛り上がりのピークが継続されていく雰囲気を感じたものでした。まずはライブのオープニングとして、今回のライブの為に収録されたナレーションを流していきます。これは先日の TRI4TH のレコーディング〔TRI4TH、オリジナル 4th. アルバムのレコーディング参照〕にも参加してくれたボーカルの Chihiro さんによるもので、『ノーチラス号に乗って出発!』…という内容のものでした。これで一気に雰囲気作りが加速していきますし、自分達の緊張もピークになっていたかもしれません(笑)。しかし、これは良い緊張で、その後の演奏に爆発させるのです。
Nautilus のライブでは、ステージ中の曲を繋げて演奏していく事が殆どですが、今回も例に漏れず…と言うより、全ての曲を繋いで演奏していきました。DJのような雰囲気を出すような目的もありますし、ストイックさを披露させる部分でもあるでしょう。この繋ぎに関しては、いつも趣向を凝らしたものを取り入れており、しかもライブによって細かく変えたりしているので、演奏する自分達としても新鮮な反面、ステージ中は気が抜けず、常に真剣勝負でやらせて頂いている感じです…。この緊張感が Nautilus ライブの基本でもあり、魅力でもありましょう。また、アンダーグラウンドな雰囲気を後押しさせているかもしれません。
…そんな中、2ステージ目の最初には、トシさんが自らステージの上で、7インチアナログの販売宣伝をしていました。珍しい光景で、慣れなさそうなMCに、これはこれで緊張感がありましたが(笑)、対照的に後ろの席ではお酒で出来上がってしまっているメンバーもチラホラ…。総合的には、良い会場の一体感でした。
このように2ステージ目も順調に進めていき、中には新曲も取り入れたりして、最後には今回ゲストの方を入れて演奏しました。それが“Tom's Diner”というボーカル入りの曲で、トシさんも参加している the Marddies のボーカル、カマタミズキさんをお迎えしました。既に Nautilus のレコーディングにも参加をして頂いており、今回ついにライブで共演の運びとなったのですが、ライブならではの即興性と、その場の空気感に乗せたボーカルは素直に素晴らしく、こちらとしても楽しい時間を過ごす事が出来ましたその後、アンコールも頂いて今回のライブは無事終了。終わってみれば、満員御礼で盛り上がった1日になりました。自信を持って、花火に負けない時間だったと言えるのではないかと思います。
印象的だったのは、ライブ終了後でもお客さんの殆どは帰らず、この場の余韻を皆で楽しんでいる雰囲気が感じられた事です。お客さんも本当に楽しんで頂けたようで、この日を待ち望んでくれていたのかもしれません…。自分達としても嬉しい時間でした。
さて、これで Nautilus の1つのプロジェクトである、初作品のリリース記念ライブは終了しましたが、秋頃にはCDでフルアルバムが発売される事が決まっています。また、他にも発表出来る事が色々と出てくるかもしれませんが、まずはこのフルアルバムを楽しみにお待ち頂ければと思います。…聞くと、トシさんは既に次作アルバムに向けての構想も浮かんでいるそうで、まだまだノーチラス号の旅は終わりそうにもありません。皆でこの奇妙な音楽の旅へ、これからもよろしくお願いします!
…早速、演奏動画の第2弾、“We Live In Brooklyn Baby”もアップされました!…この曲と、先日公開された“Nautilus”〔Nautilus、7インチアナログ、リリース決定!…HP開設参照〕との2曲が、今回の7インチアナログに収録されている曲となります。皆さん、是非ともチェックしてみて下さい!
☆Nautilus のHP…http://www.nautilusmusic.net
☆カマタミズキさんのブログ…http://ameblo.jp/mizuki0424/
☆外苑前 Z・imagine のHP…
という言葉がほんとうにぴったり。いわば深海にうねる花火でしたね。
ボーカル入りの曲もかっこよく、そしてまれにしか聴けないトシ様の肉声、なんて貴重な。
音楽の広さ、といったものを感じた、自分にとってはまた特別な夜となりました。
如何でしたでしょうか。演奏していたこちらとしても、
緊張と新鮮の連続ではありましたが、その分、遣り甲斐も
とてつもないものがありました。今後に是非とも繋げて
いきたいと思います。どうぞまたよろしくお願いします!」