先月の5月20日に須永さんのDJ30周年を記念し、須永さん名義のCDアルバム『STE』がリリースされたのは記憶に新しいですが、これには TRI4TH としては勿論、個々のメンバーで多くの曲に参加させて貰っていて、今回の『夜ジャズ Revist』では、そのリリース・パーティーとしての披露…という意味も含まれていたのでした。そういった状況も考慮されてか、この日は最初から“TRI4TH、sunaga t experienceを吹く”という触れ込みになっており、いつもとは異なる選曲、スタイルでのライブになったのでした。…この前日には〔TRI4TH、結成9周年ツアー、ファイナルライブ!〕をやってきたばかりでしたが、直後にいきなりの挑戦ではありました。
日付的には6月20日から21日にまたがった24:00にお店はオープンし、徐々にお客さんが集まってきます。Batica は2フロアに分かれており、どちらもDJブースがあるものの、1階にはバーカウンター(左上写真参照)、2階にはライブステージが設置され、お客さんの好みで居場所を選ぶ事が出来ます。勿論、TRI4TH のステージは2階にて行われ、1時間のDJタイムが終わって25:00頃から、そのまま突入させたのでした。
ライブはCD『STE』に収録されている“DIRTY30”から始めました。TRI4TH 全員での参加をさせて頂いた曲〔2015年一発目は、レコーディングから…参照〕であり、その内容に至っては feat. Zeebra、MURO、RINO LATINA Ⅱ、ECD、YOU THE ROCK★、スチャダラパー…等々、夢のような共演をさせて頂いた記念すべき曲でもあります。流石にこの日はラップは入らずでしたので(笑)、全インストのアレンジでお送りさせて頂きましたが、そもそも曲調が格好良く、1曲目で自分達を表現するのにピッタリだと思ったのでした。
そして、自分達のレパートリーとしてお馴染みのジャズ・スタンダード“Moanin'”お送りして、久し振りの“キエフの空”をお送りします。こちらはCD『STE』にも収録されている曲です。そしてそのまま、前日のワンマンライブで初披露した新曲“Bon Voyage”へと流れていきました。こちらは TRI4TH では珍しいディスコ・ナンバーでもある為、今まではまた異なった盛り上がりも見せられたと思います。
ここで少し場面転換で、ピアノ独奏の“Kind of”へと入りました。これは前述のレコーディング時に、自分がピアノ1台で自由気ままに弾いていたものがそのまま作品となったもので、その再現とでも言いましょうか…。時間的には短いものでしたが、次に繋げる時間として、良い役割になっていたのではないかと思います。
曲を繋げて、今度は“犬神家の一族〜愛のバラード”に入ります。前日にも演奏させて頂いた曲ですが、ある意味ではこの日が本命と言いますか、正に『STE』の1曲目に収録されている曲でもあり、イントロを聴くだけで皆さんも納得の瞬間だったのではないでしょうか。レコーディングの時は TRI4TH メンバーの一部が参加していた曲でもありましたが、今回は TRI4TH 全員での演奏という事もあり、更に TRI4TH カラーも盛り込まれた楽曲になったと思いました。
そのままラストスパートへと突入します。須永さんのイベントでは高頻度で演奏をさせて頂いている、キャノンボール・アダレイの演奏でお馴染みの“Lisa”で会場を温め、自分達のオリジナル曲である“tko”、そして皆で盛り上がる“Dance 'em All”で終了させて頂きました!…皆で身体を揺らし、客席にもいつものように乱入し(左上写真参照)、今までの『夜ジャズ』の中でも、最も盛り上がった一夜になったように思います。そしてすぐに次のDJの方へと繋げ、自分達の役目を果たしたのでした。
…こうして、TRI4TH のライブが終わったのが深夜の2:00頃…。これにて、6月20日に行われたワンマンライブから始まった怒濤の2日間?が終了するのですが、電車も既に終了していますので(笑)、まだまだ帰れない状況は続いています。こうなったら、この場を楽しむしかないでしょう!…お酒を頂き、お客さんとの会話も楽しみつつ、怒濤の2日間の余韻に浸るのでした。この2日間で、何回のステージに立たせて頂いたのか、もうよく分かりませんが(笑)、この経験は今後の自分達の蓄えとして、きっと役に立つ事でしょう。どうもありがとうございました。そして、本当にお疲れ様でした!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
☆須永辰緒さんのHP…http://sunaga-t.com
☆恵比寿 Batica のHP…http://batica.jp