結成9周年…というのは、キリが良いのか悪いのかよく分かりませんが(笑)、とにかく今の自分達は、何かライブを披露しなくてはいけないという欲求に駆られて過ごしていました。次期CDアルバムに向けての制作活動自体は行ってはいたものの、慎重になり過ぎて時間が掛かり、ライブがなかなか実現し難い状態にあったのです。何かライブやツアーを開催するにあたって理由が欲しかった…と言えばそれまでですが、9周年でひとまず大きなイベントをやっておいて、ここから10周年まで駆け抜けていく…という流れも良いかもしれません。お陰様で、新作CDアルバムのリリースの時期も徐々に定まってきており、これから行うレコーディングからの流れを皆さんと共有していけたら楽しいのではないかと思います。
そうして、その4作目のCDアルバムに向けたレコーディング直前の自分達を見て貰うべく、今回の9周年ツアーは組まれたように思いました。…大阪、名古屋と大盛況で回ってきており、この Motion Blue でのライブは関東では久し振りのワンマンライブになります。お客さん方には大変お待たせしてしまった感じもあったのですが、だからこそ大々的に、そして完成度を高めて臨んだライブでもありました。この日も多くのお客さんで賑わい、本当に有り難かったです。
今回のセットリストとして、所謂 TRI4TH の結成当初からやっている曲から 3rd.CDアルバムまでの曲、そして今後新しくリリースするに向けて制作中の新曲の数々等、本当に自分達の変遷を辿れる、選りすぐりの曲達をお送りしていきました。オリジナル曲は勿論の事、最近よく取り上げるジャズ・スタンダード曲の“Moani'n”や“Night In Tunisia”、珍しいところでは以前お手伝いさせて頂いた“犬神家の一族〜愛のバラード”等もお送りしていきました。
そして実は初めてに近い試みとして、トランペットの織田君と自分とのデュオ曲もお届けしてみました。曲は、かなり初期の頃に作られたという“茜色ロマンス”という曲で、まだクラシックらしさも残る印象とでも言いましょうか。…とは言え、少しジャズらしいアプローチでも良いという許可を織田君から頂いたので(笑)、自分なりにそれらを織り交ぜながら弾いてみました。如何だったでしょうか。
織田君がデュオ編成なら、サックスの藤田君も負けじと?デュオ編成で披露します。こちらはお馴染みの“Circle”で、今回のツアーで大阪、名古屋とも取り上げてきた曲でもあります。…そしてバラードでしっとりと聴かせた後には、お客さんを立たせて、いつものように演奏しながら客席に乱入していく藤田君の姿が…(笑)。この色々な側面が、TRI4TH というバンド自体の魅力にも繋がっていっているような気がします。
1ステージ目に8曲、2ステージ目にも8曲と、ワンマンライブらしくたっぷりとやらせて頂きました。新曲も複数あったので、また更に新しい側面の TRI4TH“流”が垣間見れたのではないかと思います。そして温かいアンコールを頂き、そこでは2曲もやらせて頂きました。この時点では既にお客さんを立たせており、身体を揺らして貰ったり、沢山の手拍子を頂いたりと、とにかく演奏しているこちらも本当に楽しかったのです。ステージ上での一体感を作り出し、そこから客席に伝わり、その伝わり具合を自分達も受けて、更に1歩大きな一体感を作り出していく…。この時間は本当に大切にしたいものです。
途中には、バンドマスターのドラムの伊藤隆郎さんの一言も含まれていました。普段、なかなかこういった状況にはならないので驚きましたが、とても有り難かったです。バンド内の一体感もより強くなったのではないでしょうか。アンコール曲は“TRY AHEAD”と“Hammer Head”で、後者に至っては関谷君はエレキベースを用い、ワイヤレスという状況を生かして客席に乱入していきます。この風景もまた良かったですね…(笑)。新しさを感じさせるライブではあっても、恒例の光景を見ると何となく笑みがこぼれてしまうものです♪
こうして、トータルで約2時間ぐらいは演奏していたでしょうか。とても盛り上がってライブは終了となりました。久し振りの関東での大々的なワンマンライブという事もあり、体力的にも結構大変だった部分もありましたが、終わってみると爽快感が勝ると言いますか、本当に楽しい時間を過ごせた時に感じられる、一種の快感がそこにはありました。一緒の時間を共に過ごして頂けたお客さん方のお陰です。どうもありがとうございました!
TRI4TH の結成9周年…と言いますが、実際のところ、自分はこのバンドに加入してまだ3年強ぐらいしか経っていないので〔TRI4TH の3〜4年間参照〕、そういった事実とは自分はまだ遠い部分にいるとは思います。しかし、この3年間は自分にとっても本当に濃いもので、あれよあれよと過ぎていった結果、何故だか本当に9年間、皆と共にバンドとして過ごしてきたような感覚でこの日を迎えられた気がしました…。そう思えた事が、何よりも自分にとっては幸せな事だったのではないかと思います。是非、皆と一緒に10周年を迎えたいです。どうもお疲れ様でした!…そして、この次の日にはこちらのライブを迎えます。
☆6月20日(土)恵比寿 Batica
Open、Start…23:00〜、自分達の出番は25:00〜(予定)、
Charge…2000円(1ドリンク付き)
Member…≪TRI4TH≫(Tp)織田祐亮、(Ts)藤田淳之介、(Ds)伊藤隆郎、
(B)関谷友貴、(Key)竹内大輔
深夜イベントでの出演ですが、どうぞお気軽にお越し下さい。こちらもまた、異なった側面の TRI4TH のライブだと思います♪…よろしくお願いします!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
☆Motion Blue Yokohama のHP…http://www.motionblue.co.jp
れはそれは素敵な時間をすごすことができました。
竹内さんがTRI4THとともに過ごした濃い3年強の時間、自分もほん
とうにその間聴いてきて良かったな、と心から思ったのです♪
タカオさんのご挨拶の中の心に沁みるお言葉、「ただ真面目に弾い
ていくだけです」…そんなTRI4THのこれからも、こちらもひたすら
楽しくかつ真面目に聴いていきたいです、ありがとうございました~。
本当にありがとうございます。そして、この9周年ライブを
共に過ごせた事に感謝致します!…タカオさんの言葉も
沁みましたね(笑)。これからもよろしくお願いします!