さて、結成9周年記念ライブという事もあり、メンバーもそれぞれの展望を持ち、気を引き締めている頃かと思うのですが(笑)、トランペットの織田君が何だか熱いブログを書いていましたので〔『喇叭日和』TRI4TH の9年間参照〕、それに習い、自分なりの TRI4TH との関わりを振り返ってみたいと思います。御存知の通り、自分は TRI4TH の初期メンバーではなく、むしろ一番最後に入ったメンバーでもあります。正式に TRI4TH のメンバーとして一緒にライブをやらせて貰ったのは2012年3月の事〔TRI4TH の竹内大輔です参照〕なので、まだ加入してから3年強ぐらいしか経っていないというのは自分でも驚かされますが(笑)、その前からサポートという形で演奏は手伝っていて、一番最初に皆でライブを行ったのは、更に前の2011年8月の事〔TRI4TH 初参加ライブ!参照〕なのでした。…故に、この約4年前の頃から、自分は振り返る必要がありそうです。
いや、その前に自分は TRI4TH の 1st.CDアルバム『TRI4TH』を購入していて、自宅で結構聴いていたので、ここから振り返るべきなのかもしれませんが(笑)、とにかくこの初参加でのライブは大変刺激的な1日だった事を覚えています。殆どがオリジナル曲で、個性ある曲調は勿論の事(確か、15〜16曲ぐらい演奏したのではないかと思います)、初めてクラブ・ジャズと呼ばれる音楽に接し、そしてお客さんも途中から立ち上がって踊り出し、こちらの演奏と共に身体を揺らしながら楽しんでいく景色…。この時自分は、ジャズやフュージョンというジャンルでは沢山のライブを経験させて貰っていましたが、それともまた違った側面を持つ音楽に触れ、こういうジャズもあるのだ…と思ったものでした。
そして実は、これと並行して自分は TRI4TH のレコーディングにも既に参加をさせて頂いていました。恐らく日にち的には、初参加のライブより先だったのではないかと思いますが、これがCD『わらべ JAZZ』のレコーディングでした〔『わらべ JAZZ』本日発売参照〕。ただ、この時はまだサポートメンバーらしく、全曲への参加ではなく、14曲中4曲のみの参加となっていた事と、全てがカバー曲だった事もあり(当然ですが…)、まだ TRI4TH らしいオリジナル性のある楽曲に気付くには距離がある感じでした。
そして、この後しばらく『わらべ JAZZ』関連のライブで何度かライブを一緒にやらせて貰う時期が続きますが、それが半年ぐらい過ぎたところで、自分はついに TRI4TH の正式メンバーとなり、前述のように2012年3月11日に行われたライブでその初披露となったのでした。場所は、TRI4TH が始まった頃の織田君の地元であった埼玉県の大宮にてで、満員のお客さん方の中で自己紹介の時間を設けたりと、スーツ姿時代のメンバーを見るに、非常に懐かしい感じがしてしまいますね(笑)。
メンバー加入後の TRI4TH はライブが立て続けに入っており、自分は並行して曲も覚えていかなければならなかったので、とにかく皆に体制的に追いつかなければ…という感じで、あっという間に過ぎ去っていった印象でした。そんな中、5月には2本の関西ツアー(TRI4TH に加入してから初めてのツアー参加でした)を行い、大阪のカルメラや名古屋の BLACKQP'67 等、地元のバンドと知り合える機会が以前より格段に増えたのは嬉しかったです。
また、この同じ5月には 2nd.CDアルバムに向けてのレコーディングに取り掛かっていました〔TRI4TH、オリジナル2nd.アルバムのレコーディング参照〕。プロデューサーに須永辰緒さんを迎え、ゲスト・ミュージシャンもお呼びし、そして3日間もレコーディング・スタジオに通うというのは今までに経験が無かった事でしたが、こういうCDの作り方もあるのかと、感心させられました。
この後は敢えて記すまでもないでしょう。2nd.アルバム『TRI4TH AHEAD』をリリースさせた自分達は、様々な場所でのライブやツアーを経験し、2012年12月には渋谷の Duo にて、300人超規模のライブを開催させ、大成功に終わらせる事が出来ました〔“TRI4TH AHEAD" Release Tour 2012 Final♪参照〕。今までの TRI4TH のやり方が実証された瞬間であり、自分も改めて、参加して良かったと思えた1日になったと思いました。
そして TRI4TH は、個人的に新たな時代に突入していきます。それが 3rd.アルバム制作に向けての活動で、このとき初めて自分は、TRI4TH の作品に1から関わっていける事になったと思うのです。…というのは、2nd.アルバムの時は自分がメンバーに加入した時点で、ある程度の曲が揃っており、既に作品のカラーが決まりつつある状態での参加だったからです。自分は“New Life Standard”の1曲だけ提供させて頂きましたが、この時は、他の曲と少し雰囲気の違う曲調のものがあると良いのかな…という感じで出させて貰い、しかもそれは元々作っていた曲を TRI4TH 用にアレンジした形であり、純正なる TRI4TH へのオリジナル曲ではなかったのでした。
そこで出来上がったのが、3rd.CDアルバム『Five Color Elements』へのPVにもさせて頂いた、自分が TRI4TH 用に作曲した“Everybody Knows That”です。それまでの自分の TRI4TH への印象が、熱量のあるライブパフォーマンスという感じだった中に、敢えて「聴かせる」音楽という側面で世に送り出してみたものでした。TRI4TH の楽曲の幅を広げさせる印象にもなったのではと思います。
そんな 3rd.CDアルバムをリリースしてから現在に至り、この期間中も色々な場所でライブをやらせて頂きました。2年目、3年目にもなれば流石にライブやツアーにも慣れ、昔から自分がいたかのようにメンバーも接してくれているので、楽しくやらせて頂いています。そして今年は結成9周年。自分が TRI4TH と接してからの期間が3〜4年だとすると、まだ自分が加入する前の期間の方が長い、息の長いバンドの1つのように認識されてくる頃でしょう。メンバーの年齢も30代半ばになり(笑)、いつまでも若手とは言ってられません。メンバーそれぞれの集大成を是非とも見に来て頂きたいものです。改めて、6月19日(金)ライブの詳細です。
☆6月19日(金)Motion Blue Yokohama
Open…18:00~、Start…19:30〜約2時間(途中、30分の休憩有り)
Charge…3800円(ドリンク別)
BOX席15200円+シート・チャージ3000円(4名様まで御利用可能、ドリンク別)
Member…≪TRI4TH≫(Tp)織田祐亮、(Ts)藤田淳之介、(Ds)伊藤隆郎、
(B)関谷友貴、(Pf)竹内大輔
今までの TRI4TH の幅広い楽曲は勿論、新曲も沢山御用意してお待ちしております。9周年の記念ライブではありますが、次作アルバムや、10周年への期待も感じさせるステージにしていきたいと思います。どうぞ楽しみにしていて下さい。勿論、自分達自身も非常に楽しみにしています。それでは会場でお会いしましょう!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com