7月23日(1日目)
この日のライブは学芸大学の珈琲美学で行われました。そもそも、この日のブッキングを決めたのが、前回の4月に行ったライブの時でもあり、お店的にも、またこの3人で…という方向性を提示されていたのかもしれません…。そして、1回目の時より遥かにリハーサルはスムーズに進んだのは当然と言えますが、それに満足せず、新たな試みを持って臨んだという事も特筆出来る1日でもありました。
それは、西仲さんのアルト・フルートの使用です。右上写真の西仲さん自身が持っているものがそうですが、明らかに大きさが違うのが分かると思います。勿論、出てくる音は通常のものより低く、大人で落ち着いた印象を与えさせます。このフルートのライブ・デビューは沖縄での演奏が先のようでしたが、東京でのライブでは今回が初披露との事でした。まだ買って間も無いらしく、その重さに慣れるのに時間が掛かりそうでしたが(笑)、ブルースをこのフルートで吹ききり、西仲さん自身の音楽に新たな可能性を見出だせたと思います。
また、新たな沖縄民謡の曲も今回増えました。これらはスズキ君と共に自分も初めて演奏したという状況でしたので、皆で同じ立場からのアレンジが出来たのではないかと思いました。3人で作っていくこれらの作業も面白く、良いものが出来たのではないでしょうか。そしてこの手応えと共に、2日目のライブを迎えるのです。
7月25日(2日目)
2戦目となったのは、2日後の25日の事でした。こちらも自分達にとってはお馴染みのお店である吉祥寺の Meg にてで、前述のように、ここでもスズキ君は敢えてパーカッションとしてのセッティングで臨んでいきました。自分は逆にアップライトピアノでのステージとなり、また異なった状況で臨む事にはなっていたと思います。
Meg のライブは、いつもアットホームな雰囲気でやらせて貰っているのですが、この日は特にそんな雰囲気がありました。スズキ君が参加して、まだ間も無い状況と言えば間も無い状況で、お店も珈琲美学でしか演奏した事が無かったせいもあったかもしれませんが、演奏環境を変え、改めてこの3人でステージに立ち向かっていく…という状況が良かったのかもしれません。終始リラックスした空気が流れており、演奏も一段と伸び伸びと出来たような気がしました。
前回と同じようにアルト・フルートも駆使し、そして新しく取り上げた沖縄民謡曲も積極的に取り上げて…、ここで1つの到達点は見る事が出来たかなと思いました。また、Meg というお店の特徴として、ステージ上から目線を変えずに見える範囲全てに、お客さんが集まって見える…という点があります。その分、お客さんと一緒になって作っていけるライブというのを肌で感じる事が出来るのです。これは自分達は当然そうですが、お客さん自身も感じて頂けているのではないでしょうか。壁が真っ赤に染まっているという独特の世界観もありますが(笑)、ライブの良さを直に吸収して頂けたらと思います。
こうして Meg でのライブも無事に終了し、今回の東京ツアーは幕を閉じました。短い期間ではありましたが、良いものが作っていけたと思います。今後の展開は、まだこの時点では分かりませんが、自分達で作り上げた1つの完成品を体験する事が出来て良かったと思いました。また次に繋げていきましょう。ありがとうございました!
☆西仲美咲さんのHP…http://misakinishinaka.com
☆スズキトモヒサ君のHP…http://soopydrums.blogspot.jp
☆学芸大学珈琲美学のHP…http://www.coffeebigaku.server-shared.com
☆吉祥寺 Meg のHP…http://www.meg-jazz.com
スズキ君は初日と2日目で使用楽器が違っていてチャレンジング?
竹内さんはソロ炸裂で、聴きごたえ充実でした。
Megの赤い壁の中で、演奏者の方を囲むように聴けるライブ、ここ
ならではの雰囲気がありますね。そんな中、西仲さんのお客様の発
する熱のようなものから、吉祥寺の一角に熱い沖縄スポットが出現
!していた記憶があります。
余談ですが、11か月前のこの月を思いだすと自分的に月間最多数タ
イ記録くらいにライブに行っちゃってたのです(笑)。そのどれも
がありがたいことに印象的で…またよろしくお願いいたします♪
ありますが、その時の写真を見て、当時のライブでの情景が
急に思い出されるという瞬間がよくあります。そして、なかなか
良いものだと思ってしまうのですが(笑)、それに甘んじては
いけませんね。本当はもっと早く取り掛かるべきではありました。
…とは言え、楽しんで頂けてありがとうございます!