さて、そんなジャズ研究会ですが、毎年恒例の“高等学校軽音楽コンテスト埼玉県大会”に向けて今年も2バンドが挑戦する事になり、徐々にその準備を進めています。昨年度の時にも話しましたが〔2014年度の立教新座高校ジャズ研究会コーチ生活参照〕、このコンテストで高順位を獲得するにはオリジナル曲の作成が不可欠で、そして今年は2バンドともオリジナル曲を作るという挑戦に打って出ました。
2バンドのエントリーともなると、3年生だけではバンドは組めず、中には2年生もメンバーに入っているという状況は昨年と同じですが、彼等は3年生も含め、生まれてこの方オリジナル曲なんて作った事は勿論ありません。しかも、ジャズ研究会であるが故、ジャズらしいインストの曲を作らなければならないわけですが、改めて、かなり過酷な難題を与えてしまっているとは思います…。
…しかし、そんな困難も乗り越え、先日ついに、2バンド共にオリジナル曲が出揃う事が出来ました。実は作っていた当初、オリジナル曲の参考を TRI4TH みたいな楽曲にする!という嬉しい目標を掲げてくれた反面、2バンドとも似たような曲になってしまうという、今までは予想もしなかったトラブルが発生してしまいました。お互いのバンドで曲を作り上げていく過程を見ているので、作曲経験の少ない状況ですと、似てしまうのは仕方の無い事なのかもしれませんが、こういった事が起きてしまうのは盲点でした…。今後の参考にしていこうと思います。
…とにかく、曲は出揃いました。どちらも個性があり、ただのジャズの曲ではない、もしかしたら“踊れるジャズの曲”が出来上がったかもしれません。ただ、演奏に取り掛かるのはこれからなので、色々と楽曲に手直しは出てくるかもしれませんし、“見せる演奏”という意味では、本当の課題はこれからでしょう。今年も上位を目指して切磋琢磨して貰いたいものですが、それよりも曲を作る楽しさや、ステージに上がってお客さんと触れ合える時間の大切さを知って貰えたらと思いますね。こういった事は実は、なかなか経験出来るものではないのですから…。これからの展開、楽しみにしています!
☆立教新座高校ジャズ研究会のHP…http://jazz-rikkyo-hs-2012.jimdo.com