タワーレコード池袋店は、駅の北側に位置する P' PARCO(ピーダッシュパルコ)内に入っており、ジャズのフロアはその6階に位置しています。ここで大きく『Voyaging』を展開して頂いているのは前にお伝えしましたが〔CDショップ巡り『Voyaging』編 1.参照〕、ここのお店の大きな協力により、今回のインストアライブは実現したと言っても過言では無いでしょう…。タワーレコード渋谷店同様、この日の為に多くの方に動いて下さってライブが開催出来る運びになったという事に、責任を強く感じたものでした。
ステージは、この6階フロアの入口付近に設置されましたが、これも手作り感が満載なものでして(笑)、一番見栄えが良いように、工夫して楽器を配置していきます。本当に1から作っていったという状況だったので、新鮮味もあり、そして自分達で開催しているという手応えも感じていたと思います。
こうして、本番は予定通り19:00から始められました。正直、どれくらいのお客さんが来るかは未知数だったのですが、親戚やら(笑)、地元の知り合いや、母校関係の方々、そして常連のお客さん等々、本当に多くの方に集まって頂けたように思います。その中には、自分が現在母校の高校でジャズを教えに行っている、ジャズ研究会の生徒達も沢山いて、一瞬、会合の列みたいになっていてビックリしましたが(笑)、とても嬉しい気持ちで一杯でした。
最初はCD『Voyaging』と同じ曲順通り、“Overseas”、“The Outside Yellow Lamp”と続けてお送りします。初めてこのトリオを聴く方も多かったと思うので、まずは『Voyaging』の世界に触れて頂きたかったのです。どちらもヨーロッパや、遠い海外に想いを寄せた曲で、自分の強い想いとリンクさせて演奏させる事が出来たと思います。
3曲目には、タワーレコード渋谷店でも演奏した、タワーレコード限定購入特典として付いてくる“In A Sentimental Mood”をお送りしました。ここでは唯一のカバー曲でもあり、当然有名な曲でもありますが、基本のビートは7拍子になっているという、意外に攻めのアレンジでもあります。ここではオリジナル感溢れるアレンジ…という側面でお楽しみ頂ければと思います。
4曲目には再びオリジナル曲へと戻って、“La Grande Roue de La Concorde”をお送りしました。フランスのパリの高速?観覧車に乗った時の印象をそのまま曲に載せて、同じフレーズを回転させるように続けるも、その中で大きな変化が次々と展開される曲でもあります。今回は、トリオライブとしては珍しく生ピアノではなくてキーボードを使わせて頂きましたが、これはこれで面白い空間が作れるものだと思ったものでした。生ピアノは、楽器の特性上、あまり客席に正面を向く事も少ない楽器ですので…。
そうして最後の5曲目は、お馴染みの“Casa Familia”。この曲が地元である池袋で演奏出来たというのもまた、独特の感慨深さを与えてくれるものだったと思います。ライブというものは、本当に見てくれる方や、周囲の環境で大きく雰囲気を変えるものだと思うのですが、この曲程、場所によって演奏している雰囲気を異ならせる曲も無いような気がします…。弾いている自分達がそうですし、お客さんも同じ事を思って頂いているかもしれません。だからこそ、多くの方を魅了してくれる曲になってくれていると思うのです。本当に有り難い時間でした。
…こうして、恐らく40分強ぐらいになってしまいましたが(基本は30分ステージ…笑)、充実したライブになったのではないかと思います。この直後にはお客さんと記念写真の時間が設けられましたが、主に前述の生徒達と親戚との1枚が実現されました(左上写真参照)。
…さて、この後に行われたサイン会でも思ったのですが、本当に地元感が溢れる時間、そしてライブだったとように思います。自分は東京生まれ、東京育ちであるが故に、地方から出てきた人が地元で凱旋ライブを行う…というような事が今までは未経験だった部分がありました。これは東京に住んでいる以上、それは実現出来ないものなのかな…と思っていたのですが、この日のライブは、随所で“凱旋”を感じさせるような状況であり、この事が強く自分の印象に残ったのでした。地元の人と一体で池袋という場所を盛り上げたい…という思いも強くなり、それが今回のライブの成功に繋がったような気がします。
お越し下さった皆様、本当にありがとうございました。そして、多くの方々にCDを御購入頂きまして、とても感謝しています!…この勢いのまま、新たなインストアでのライブや、いつかはリリース・パーティー的なライブも考えていきますので、今後の竹内大輔トリオに御期待頂ければと思います。どうぞよろしくお願いします!
●今回のセットリストです!
1、Overseas(オリジナル)
2、The Outside Yellow Lamp(オリジナル)
3、In A Sentimental Mood
4、La Grande Roue de la Concorde(オリジナル)
5、Casa Familia(オリジナル)
☆タワーレコード池袋店のHP…http://tower.jp/store/kanto/Ikebukuro
☆池田暢夫のHP…sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/
☆佐々木俊之のブログ…http://toshi-sasaki.seesaa.net/
ステージ作りも急造だったのですね。
オリジナル感、満喫いたしました。やっぱりオリジナルというものにすごく魅力を感じますし凄いなあと感心します。トリオ3人での写真のも三者三様といいますか笑 音楽でも3人の個性がオリジナルを生み出しているのでしょうね。これからも益々楽しみにしています!
結集してライブが成り立っているんだなーと感じました。
“Casa Familia”がぴったりな凱旋ライブでしたね!さわやか高
校生くん達や、優しいお姉さんという感じの先生とご一緒に聴けた
のも楽しくて新鮮でした♪
演奏は単に曲の紹介ではなく、進んでいくに従って、竹内トリオな
らではの攻めた内容でとても引き込まれました。
またいつか、の日よろしくお願いいたしま~す。
あれ、初でしたでしょうか…。おめでとうございます(笑)!
オリジナル曲は、自分の音楽活動に於いても大事な位置を
締めており、色々な音楽に触れるからこそ、自分から発信
させるサウンドを大事にしていきたいところなのでした。
今後のオリジナル曲も楽しみにしていて下さいませ。
>おちゃさん
いつもコメントありがとうございます!…池袋という、
地元での場所と言えるインストアライブは感慨深く、
こういう感覚になるのか…と、新鮮な気持ちを持てた
時間でした。これからも攻めた内容でお送りしていき
たいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!