●エールフランスA380でパリへ!
ヨーロッパに行く時には航空会社選びから楽しく悩む自分ですが、今回は最初から乗りたいものが決まっていました。航空会社はフランスの代表的な航空会社、エールフランスで、そしてお目当ては全2階建ての旅客機、エアバスA380−800(以下A380)という飛行機です。
A380は以前、韓国のソウルに行った時にも乗りましたが〔旅日記 39.韓国、ソウル編(2011.7.29〜8.1)参照〕、日本の航空会社では導入されていなく、まだまだ日本人的には珍しい飛行機でもあります。ソウルへは日本から2時間強の距離なので、この時にはすぐに乗り終わってしまうのですが(笑)、パリへはA380の本領が発揮できる約12時間の距離です…。その乗り心地を味わうには充分なフライトではありませんか。そんなパリ行きのA380の便は成田空港12:55発…。時間的にも余裕を持った搭乗と、そのゆったりとした機内に、早速旅心がくすぐられてしまいました。
相変わらずA380の離陸は静かです。翼に近い席でしたが(窓側ゲットでした!)、通常ならエンジンの音が直に耳につくところが、遠くの所で鳴っている…という程度の騒音なのです。そして揺れも少ない堂々とした飛びっぷり…。やはり最新の飛行機というのはひと味違います。機内アレンジについては、特にA380用という目新しいものは無いのですが、それまでの機材をそのままグレードアップさせた仕様になっており、今までのエールフランスのブランドを維持させつつ、最新のものにさせるという手法が取られているようでした。お楽しみの機内食では早速ハイネケンを頂きつつ、限りある機内ので時間をゆっくりと味わいました。
A380用として面白いのが、尾翼からの機外映像が楽しめるという事でしょうか。通常の機外映像こそ、色々な飛行機で見る事が出来ますが、A380は尾翼の先端付近にカメラが付いているのか、右上写真のような風景がモニター越しに望めるのです。勿論、ビデオとかではありません(笑)。結果的に、いま自分が飛んでいる飛行機自体を見られるという物になるので、これは結構珍しいものではないかと思います。実際はそんなに変化の無い映像が続くので、ジッと見ているという事はそんなにありませんが…(笑)。
最新式の機内プログラムを堪能していると、12時間20分のフライト時間は本当にあっという間です。流石に結構乗った感じがしたものでしたが、いざ降りる準備をしていると、やはりまだまだ乗っていたいという気持ちも強くなってきてしまいました。A380は、それぐらい魅力ある飛行機ともいう事でしょう。
パリの玄関であるシャルル・ド・ゴール空港に着いたのは定刻通りの17:15。A380に対応させた、これまたスタイリッシュな新しいターミナルの建物に横付けされましたが、周りを見てみると、隣りの飛行機もエールフランスのA380、そしてその隣りの飛行機もエールフランスのA380!…エールフランスにとってA380という飛行機は珍しいものではなく、既に日常の存在というのものが改めて分かった瞬間でもありました。
空港を出ると、そろそろ辺りは暗くなってきている頃だったでしょうか。このまま、パリ市内へのメジャーな移動手段であるロワシー・バス(左上写真参照)を使って、一路パリ市内へと向かいます。ホテルに着いたのは、時刻的には20:00近くになっていたかもしれませんが、これはまずまずの到着状況でしょう…。長距離の移動で疲れてはいましたが、頑張って力を振り絞り、シャンゼリゼ通りへと足を向けさせました。そして、シャンゼリゼ通り越しに見る、久し振りの凱旋門…。そこはパリを簡単に間近に感じられる光景でもありました。…さて、今回の日程は、どのように使っていきましょうか。
まだまだ続きます!