- 2024/11/23 [PR]
- 2016/09/01 自分名義ライブ65回目
- 2016/05/21 自分名義ライブ64回目
- 2016/03/29 自分名義ライブ63回目
- 2016/01/31 自分名義ライブ62回目
- 2015/11/11 竹内大輔、2回目のソロピアノライブ
- 2015/10/13 自分名義ライブ61回目
- 2015/09/14 自分名義ライブ、祝60回目! Feat. TRI4TH Horns
- 2015/09/08 自分名義ライブ59回目、CD『Voyaging』リリース記念ライブ!
- 2015/05/15 自分名義ライブ58回目、インストアライブ
- 2015/04/23 自分名義ライブ57回目、インストアライブ
この日は台風が近付いている日でもありましたが、満員に近いお客様にお集り頂きました!…自然と台風に打ち勝ったという気持ちが芽生えると共に(笑)、強い攻めの姿勢で臨む事が出来たライブになったと思います。時に緊張感を、そして時に遊び心を持って、とても楽しい時間を過ごす事が出来ました。
ステージ上のトリオの並びを見てみても(右上写真)、いつもとは異なる配置である事がお分かり頂けると思いますが、これもまた新鮮で、もしかしたら演奏にも影響していたのかもしれませんね。今回は、オリジナル曲を中心とはしたものの、カバー曲も少し多めに入れさせて頂きました。お店の環境上、フラッとお店に立ち寄って頂けたお客様もいたからでもありますが、そのカバー曲でもトリオならではのエッセンスを加えて演奏していきます。加えて、それらに即興性という部分を加味して楽しんで頂ける部分も展開出来ていた為、既にカバー曲でも自分のトリオらしさは十分に出せていたと思います。勿論、自分達としても楽しめました。
今回は、特に奇をてらった新たな試みこそ取り入れていませんが、従来からレパートリーにしていた曲をじっくりと演奏する事で、現在の自分達の“状態”をそのまま演奏に取り入れ、そして披露する事が出来たと思います。このトリオも、結成から10年という節目を迎えようとしていますが、今このタイミングで、自分達が一緒に演奏したらどうなるのか…という事を、生演奏を通して身体で感じられて良かったです。今後もまだまだ演奏していきますので、どうぞ引き続き竹内大輔トリオをよろしくお願いします!
…さて、では今後のライブのお知らせをしたいと思いますが、日にちは11月22日(火)、そして11月23日(水・祝)と、自分達の古巣?の外苑前 Z・imagine にて2DAYSライブを行わせて頂きます!!…1日目の22日は、竹内大輔ソロピアノライブ、そして2日目である23日は、竹内大輔トリオライブという流れにしています。詳細は以下になります♪…トリオの結成10周年でもあるので、いつもより気軽にお越し頂ける価格設定にさせて頂きました。沢山のお越しをお待ちしております。どうぞよろしくお願いします!
○11月22日(火)外苑前 Z・imagine
Open…19:00~、1st.…19:30~、2nd.…21:00~、
Charge…2000円(ドリンク別)
Member…(Pf)竹内大輔
☆11月23日(水・祝)外苑前 Z・imagine
Open…18:00~、1st.…18:30~、2nd.…20:00~、
Charge…2300円(ドリンク別)
Member…(Pf)竹内大輔、(B)池田暢夫、(Ds)佐々木俊之
●今回のセットリストです!
・1ステージ 1、The Day Of The Black Key(オリジナル)
2、Late Sunrise(オリジナル)
3、Love Theme From Spartacus
4、Fingers Dance(オリジナル・リアレンジ、バージョン)
5、Tombo in 7/4
・2ステージ 1、The Outside Yellow Lamp(オリジナル)
2、On Green Dolphin Street
3、From East(オリジナル)
4、Monte Fiesole(オリジナル)
5、Casa Familia(オリジナル)
・アンコール ・Spain
☆銀座 Barbra のHP…http://barbra.fc2web.com/
☆池田暢夫のHP…https://sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/
☆佐々木俊之のブログ…http://toshi-sasaki.seesaa.net/
本番はほぼ時間通り始まりました。お酒が入ったからなのか、その時の会話が盛り上がったのかは分かりませんが、1曲から各自で攻めの姿勢での演奏になっていたのは確かでした。…と、ここまではよくある話しでもあるのですが、今回2曲目に持ってきた“Moring in Trastevere”になると、1曲目からのそのままの勢いで演奏せずに、ドッシリと落ち着き目なビートを持って演奏出来ました。これが実は、今回の成功に繋がったような気がしています。勢いだけに頼らず、どこか冷静な気持ちを持って曲と向き合えた結果と言えましょう。
今回は、久し振りの曲を演奏させて頂きました。それは 2nd.CDアルバム『Fingers Dance』に入っている曲で、CDタイトルともなっている“Fingers Dance”です。調べてみると、トリオとして前回弾いたのは〔自分名義ライブ37回目、5周年!参照〕の時で、実に4年半振りの演奏となっていました(笑)。何故わざわざCDタイトルにもなっているのに、これまで取り上げてこなかったのは謎ですが(笑)、満を持して?今回は少しアレンジを加えての演奏とさせて頂いたのでした。
フラメンコの曲種でシギリージャというものがあります。詳しく説明するほど自分にはまだ知識が無いので(笑)省略するとして、リズムが12拍を一括りとしていて(これはフラメンコではポピュラーな事です)、《1、2、1、2、1、2、3、1、2、3、1、2》というように数えます。この時点で少々分かり難いかもしれませんが(笑)、上のリズムで1にアクセントが来るように速めに手拍子を叩いて頂くと、何となくフラメンコっぽい雰囲気を感じ取れるかもしれません。
そして今回の“Fingers Dance”では、曲の一部にこの形式を取り入れさせて頂いたのでした。シギリージャにも歴史や由来があり、それがどこまで自分のオリジナル曲にモチーフを揃えていけるかは未知数でしたが、最終的にはテーマの部分に少々と、後半のピアノソロの部分に取り入れて、リアレンジという形で自然に収める事が出来たように思いました。…とは言え、正直こうした形式に則ってピアノを弾いたのは初めてだったので、どうなる事かと思いましたが、なかなかどうして、どこかに情熱を感じるようなリズムではありませんか…。そして、トリオメンバーのそれぞれのアプローチが面白かったです。恐らく、いきなり上記のリズムでやってほしいと言われても、日本ではポピュラーなリズムではないので、探り探りでやっていくしかないと思いますが、それがより人間味を感じたと言いますか、とても遣り甲斐を感じられた時間になったのでした。お陰でとてもボリューミーな内容となりましたが、これはまた挑戦していきたいですね。今後を楽しみにしておく事にしましょう。
2nd.ステージでは、カバー曲“Close To You”や、“Falling Glace”等を取り上げ、曲のメロディそのものを演奏するに加えて、トリオならではの即興プレイもお楽しみ頂きました。やはりこうしたバランスでライブをしていくのが自分は好きなのだと思います。新たな挑戦と共に、弾き慣れている曲でソロで爆発させたり(笑)と、やっていて自分自身で楽しめる時間に感謝でした。
こうして2ステージたっぷりのライブを終えまして、ライブ後には当然の如く、またメンバー皆でビールで乾杯。この日1日の出来事を集約しているような光景になりました。どうもお疲れ様でした!
次回のトリオライブですが、日にちは8月29日(月)と少し日程が先になってしまいます。場所は同じく銀座なものの、お店はお馴染みの銀座 Barbra にてやらせて頂く事になりました。ここではいつもボーカルの方と一緒にやらせて頂きますが、お店からの強い御依頼もあり、初の竹内大輔ピアノトリオでの出演となりました。また違った銀座の魅力を楽しみにいらして頂ければと思います。どうぞよろしくお願いします!
●今回のセットリストです!
・1ステージ 1、Scramble(オリジナル)
2、Morning in Trastevere(オリジナル)
3、The Night Visitor(オリジナル)
4、Everybody Knows That(オリジナル)
5、Fingers Dance(オリジナル・リアレンジ、バージョン)
・2ステージ 1、Canta Per Me(オリジナル)
2、Close To You
3、Falling Glace
4、Monte Fiesole(オリジナル)
5、From East(オリジナル)
・アンコール ・Casa Familia(オリジナル)
☆銀座 No Bird のHP…http://www.no-bird.com
☆池田暢夫のHP…https://sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/
☆佐々木俊之のブログ…http://toshi-sasaki.seesaa.net/
正直、最近バタバタしていまして、ライブに対する個人的な準備という部分では、そんなに完成されたものではなかったと思います…。それこそ本番直前まで、選曲には悩まされてしまったのですが、1つ1つが決まっていくうちに、後は自然に任せるように曲は決まっていき、今回のセットリストは出来上がったようにも思いました。また、このように作っていった分、ライブの構成等にはフレキシブルに対応出来た部分もあり、演奏内容を見て、途中でセットリストを変更した時もありました。正にライブは生き物だと、改めて思った次第でもありました。
選曲は決めていても、曲の内容の事まで全て考えていたかというと、そうではないです。ここは敢えて、その場の空気感に任せた部分もありました。今回のセットリスト的に、1st.ステージはCD『Voyaging』より前の作品を中心に、2nd.ステージではCD『Voyaging』の世界を中心にお届けした感じになりましたが、『Voyaging』の中からの曲ですと演奏頻度が高いので良いものの、それより前の曲ですと、自分達的にも久し振りに取り上げた分、曲の演奏の方向性を改めてメンバーでシェアリングしなければなりません。
…ただ、本来バンドというものは、こういった部分に時間を掛けなけれないけないのかもしれませんが、今回はその部分も即興で演奏しながら探っていこうという想いがあったのです。演奏頻度の高い曲ですと、自然と演奏の方向性は身体に馴染んでしまっている状態ですが、そうではない曲が「せっかく」あるのですから、そこを楽しんで作っていくのも面白いかもしれません。ある意味で、その場で自分達に課したテーマでもありましたが(笑)、これが演奏の緊張感も生み出し、より人間味のあるライブになったのではないかと思います。
それ故、演奏中には自分が曲の構成を間違える等(笑)、色々なハプニングも幾つかあったのですが、それに付いてきてくれるメンバーには本当に感謝なのでした。平たく言うと、本来ならばピアノソロ後にAというセクションにいかなければならなかったのに、何故か自分が弾いたのはBセクションだったという事なのですが(笑)、後にメンバーに言うと、ソロの内容的にBにいく雰囲気は感じてたとの事で、それが何よりも有り難いではないですか!…これぞ、その場で生み出せた曲の構成であり、その場にしかなかった音でしょう。ハプニングから生まれたものにせよ、自分はこの日はこうしたライブをしたかったのかもしれません。楽しい時間でした。どうもありがとうございました!
●今回のセットリストです!
・1ステージ 1、Morning In Trastevere(オリジナル)
2、La Cantaora(オリジナル)
3、Everybody Knows That(オリジナル)
4、Close To You
5、Monk's Dream
6、Casa Familia(オリジナル)
・2ステージ 1、Overseas(オリジナル)
2、The Outside Yellow Lamp(オリジナル)
3、La Grande Roue De La Concorde(オリジナル)
4、Veins of Leaf(オリジナル)
5、From East(オリジナル)
・アンコール ・Monte Fiesole(オリジナル)
☆吉祥寺 Sometime のHP…http://www.sometime.co.jp/sometime/index.htm
☆池田暢夫のHP…https://sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/
☆佐々木俊之のブログ…http://toshi-sasaki.seesaa.net/
今回のライブ会場は銀座 No Bird。個人的に何度も出演させて頂いた事のあるお店ではありますが、自分のトリオで出るのは今回が初めてでした。実は、以前から何度もオファーは頂いていたのですが、タイミングがなかなか合わず予定が引き延ばしになり、今回の日取りとなったのでした。しかし、銀座らしい高級感溢れる店内と、スタインウェイのグランドピアノに迎えられた空間は、10周年という年の最初を飾るのに相応しい舞台だったとも思います。
同じメンバーと、10年間同じバンドでやり続ける…というのは、口にするのは簡単ですが、実際に実現させるのは難しいでしょう。3人編成と、そもそも少ない編成である事も幸いしていると思いますが、続ける事も1つの自信に繋げて良いようには思います。当初はオリジナル曲というのも作り始めの頃で、ジャズスタンダード曲等のカバー曲を多く取り上げていた時期もありましたが、現在はオリジナル曲も増え、曲によってトリオの時期を表す指標にも繋げられるくらいでしょう。そこで今回は、これまでリリースさせて頂いた4枚のCDアルバムの中から、最初は1枚目の曲、次は2枚目の曲…というように、ある程度順序付けてセットリストを組んでみました。曲によって時代が分かる…と言いましたが、演奏するのは勿論“今”の自分達です。中には昔はよく取り上げていたものの、最近はあまり演奏していない曲…というのもあるでしょう…。そんな曲に現在の自分達が向き合った時、どのような演奏になるかも、とても興味があったのでした。10周年の年の最初のライブらしく、見方によっては挑戦的にも見えるライブではあったと思いますが、楽しく演奏させて頂きました。
久し振りの曲というと、1枚目のCD『Pictures』から“Final Approach”、“Guernica”(初期バージョン)、2枚目のCD『Fingers Dance』から“Water Lily”辺りでしょうか。この曲達のCDリリース時は本当によく演奏したものでしたが、最近ではやはり新しめの曲を頻繁に取り上げるという事もあって、恐らく1年〜2年振りの演奏になっていたかもしれません。面白かったのは、その久し振りの演奏でも、身体に入るべき点は既に入っているという事で、特に打ち合わせが無くてもキメが合ったり、ダイナミクスをメンバー内で共有出来たり、そして遊べるところは遊んで…と、既に曲を通して会話が出来ているところでした。これぞ10周年を迎えたバンドの醍醐味と言いますか、今まで培った共演が生きているところでもありましょう。勿論、それぞれ攻めるところは攻めて、曲の新しい解釈をもって挑戦していきます。こうやって、バンドと共に曲が成長していけるのも有り難い事なのだと思います。
1ステージ目では、古い作品から新しい作品へ、そして2ステージ目の最初で、昨年11月に初披露させたソロピアノ曲“Off The Grid”を頂点とし、今度は新しい作品から古い作品へと遡るような趣向で、セットリストを組んでみました。やはりどれもが大切な曲であり、自分達と共に歩んできた曲という事を考えると、1曲1曲に重みが湧いてきました。そして、新しい曲も大事ですが、古い曲も大事である事を改めて感じさせられました。久し振りの曲を取り上げる事で、却って頭が洗練されると言いますか、そういった意味でもバンドの成長に繋がる気はしました。そうなると、ライブの数を不用意に?多くしなければいけないのが難しいところですが(笑)、こんな悩みも10周年を迎えたならではだと思い、前を向いて突き進んでいく次第です。
終わってみるとあっという間だった今回のライブ。ステージ上から多くの方の笑顔が見られて嬉しかったです。早速、次回の No Bird ライブの予定も打診され、ひとまず5月20日(金)に決めさせて頂きました。また近くなったら御報告させて頂きたいと思いますが、次回の竹内大輔ピアノトリオライブとして、3月27日(日)の吉祥寺 Sometime があります。この日はまた今回とは異なった趣向で臨みたいと思っていますので、またどうぞお越し下さいませ。人気店故、お早めの御予約をお勧めします。それでは、今回もどうもありがとうございました。2016年の竹内大輔ピアノトリオもどうぞよろしくお願いします!
●今回のセットリストです!
・1ステージ 1、Final Approach(オリジナル)
2、Guernica(オリジナル)
3、Water Lily(オリジナル)
4、Love Theme From Spartacus
5、Casa Familia(オリジナル)
6、From East(オリジナル)
・2ステージ 1、Off The Grid(オリジナル)
2、Timetable Tracker(オリジナル)
3、Late Sunrise(オリジナル)
4、The Countess Cathleen
5、Hagtana(オリジナル)
・アンコール ・Monte Fiesole(オリジナル)
☆銀座 No Bird のHP…http://www.no-bird.com
☆池田暢夫のHP…https://sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/
☆佐々木俊之のブログ…http://toshi-sasaki.seesaa.net/
しかし、何かやっておきたいという気持ちは消えませんでした。そんな時に思ったのが、敢えてのソロピアノライブだったのです。そもそも今の時期はライブが多く組まれる時期でもありまして、また、その殆どはバンド編成によるものなのでもあり、自分が関係している様々なバンドのライブを向かうにあたって、今一度自分のピアノを見つめ直すという意味でも、ソロライブをやっておくというのは何か大きな動きになるような気がしたのです。
…以上のような背景があって、今回のソロライブは実現しました。ライブを決めたのは確か約2ヶ月程前と、わりと直近で決めた感じもありましたが、今回も沢山のお客さんにお越し頂き、楽しい時間を過ごす事が出来たので、思い切ってソロライブを実行して良かったです。いつものように Z・imagine に入ると、やはり通常よりステージ右側に寄せているグランドピアノが目に入り、勿論ステージ上に他の楽器はありません。この感覚、懐かしいな…と思いつつ、サウンドチェック後にビールを頼み、本番への時間を待っていたのでした。
今回は初めての試みとして、リクエスト…というのを募ってみました。いつも、気軽な感じでリクエスト曲を突然頂いたりもする現場もありますが、今回はお客さん側にも熟慮して頂いて、締め切りもライブ1週間前までとし、自分の下準備も出来るような状態にしておいたのでした。結果は、成程…という感じで、本当にバラエティに富んだリクエスト曲を頂けました。最初は、リクエスト曲があり過ぎた場合、その中から厳選してやる感じにしようと思っていたのですが、事前に集まったのが合計6曲で、これならギリギリ全てを御披露する事が出来るかも…と思い、全曲挑戦する事になりました。以下が、今回のリクエスト曲になります。
・Holy Land/シダー・ウォルトン
・One Night In The Hotel/ミシェル・ペトリチアーニ
・Firedance/ビル・ウィーラン
・Christmas Time Is Here/ビンス・ガラルディ
・夜間飛行/ティンガーラ、那嘉睦稔
・Devilish Walts Of A Soul/Tsumuzi
本当にバラエティに富んでいます(笑)。このうち、“夜間飛行”はフルートの西仲美咲さん、そして“Devilish Walts Of A Soul”はバイオリンの Tsumuzi 君のバンド限定で取り上げている曲であり、こうして見ると、普段演奏する機会のない曲…というのと、他のバンドで演奏している曲をソロピアノで…という2つの側面から、リクエスト曲は頂いた…という感じになったと思いました。また、“Firedance”は、そもそもは「ジプシー音楽を」というリクエストで頂いていて、その上で自分が選曲をしたもので、ジプシー音楽の発展として、トルコを経由した時に生まれたリバーダンスの中で使われた曲という事で、今回やらせて頂きました。また、曲によってはそれらと関連するものをメドレーでお送りする等、リクエストから更に発展させて演奏してみたりもしました。セットリストと見比べてみて下さいませ♪
また、実は“隠れリクエスト”が2曲存在しました。1つは“My Favorite Things”で、今回突然来られる事になったお客さんから、2ステージ目の直前に何となく言われ、それなら今やってしまおうと思い、2ステージに急遽取り入れたのでした。即興性も自分の演奏スタイルの大事な側面なので、演奏して良かったと思います。そしてもう1つが“ドラゴンクエスト3メドレー”で、これは実は、自分が自分自身へ課せたリクエスト…とでも言いましょうか…(笑)。第1回目のソロピアノライブの時もゲーム音楽を取り上げましたが、そもそも自分がゲーム音楽に興味を持つようになった切っ掛けが『ドラゴンクエスト3』でもあったのです(初めてやった RPG でもあります)。ソロピアノだからこそ取り上げる事の出来る曲…という事で、大々的にやらせて頂いたのでした。本当に満足な時間でした(笑)。
こうなると、自分のオリジナル曲は殆ど演奏出来てないのでは?…と思うかもしれませんが、その中でも維持を見せるように?今回はオリジナル新曲もやらせて頂きました。今まで、自分のオリジナル曲というと、トリオやバンド編成へ向けて作られてきたものばかりで、当然その編成で演奏出来る事を前提に作っていましたが、今回の新曲は、最初からソロピアノように作った曲でした。タイトルは“Off The Grid”といい、規則性の伴奏が行われる中、その中からの少々の発展を志した曲です。こちらも好評で何よりでした。また、TRI4TH の新作CD『AWAKENING』に提供している“Bipedal Walking”もソロピアノ・バージョンでお送りしてみました。
…等々、今回も本当に盛り沢山でお送りしました。新曲やリクエスト曲等の長い準備期間を経てステージに向かった分、疲労度もかなりのものでしたが(笑)、やはり充実度も最高のものが待っていました。多くのお客さんに喜んで頂けて、自分も幸せでした♪…また何かのタイミングでソロピアノライブに挑戦する事があるかもしれませんが、今後もお越し頂けたら嬉しいです。どうもありがとうございました!
●今回のセットリストです!
・1ステージ 1、Autumn Leaves
2、Bipedal Walking(オリジナル)
3、On The Sunny Side Of The Street
4、夜間飛行〜月ぬ美しゃ
5、One Night In The Hotel〜Night Sun In Blois
6、Firedance
・2ステージ 1、Off The Grid(オリジナル)
2、My Favorite Things
3、Devilish Walts Of A Soul
4、Christmas Time Is Here
5、Holy Land
6、ドラゴンクエスト3メドレー[序曲〜冒険の旅〜そして伝説へ]
7、Casa Familia(オリジナル)
・アンコール ・Spain
☆外苑前 Z・imagine のHP…http://www.radio-zipangu.com/zimagine/
さて、今回のライブはトリオとしても久し振りに取り上げる曲を中心に演奏していきました。トリオ4作目のCD『Voyaging』をリリースして以降、ライブをやる際にはどうしても優先的にこの作品からの曲をやらなければなりませんでした。それはそれで良いのですが、他にも取り上げたい曲は沢山あり、そろそろこれらの曲も演奏したくなってきてしまいます…。そこで今回のセットリストは、今までのトリオCDの中から、それぞれ最低2曲以上は選出させて頂き、更に新曲部門も加えて…という感じでやらせて頂きました。
1作目の『Pictures』からは、“The Day Of The Black Key”や“Monte Fiesole”等、2作目の『Fingers Dance』からは“Scramble”や“Hagatna”等、3作目『ReInterpreted the Passage』からは“Love Theme From Spartacus”や“Close To You”等です。勿論、『Voyaging』からも何曲かやりましたが、“Carnaval”は久し振りだったのではないかと思います。
そして新曲部門として、これまで1回ずつ披露した“Canta Per Me”と“From East”という曲をやらせて頂きました。最近出来た曲で、今回がどちらも2回目の披露という形でしたが、前回よりもトリオサウンドに近付いてきたと言いますか、メンバーそれぞれで曲が消化されてきたからなのだと思います。自分も少し攻めた姿勢で演奏する事が出来ました。
また、この日初披露となる、完全なる?新曲もやらせて頂きました。最近、色々と曲を作ってきて、どこかクラシックらしいフレーズや、ラテンのビート等、自分の好きなルーツの側面を用いた曲が多かったような気がしたのですが、今回はミディアム・スウィングの、いわゆるジャズらしい曲を作ってみたく、タイトルは“Timetable Tracker”と付けました。Timetable は時刻表の意味ですが、まあ、自分らしい曲という事で…(笑)。
このように、今回は選曲としても、曲調としても、本当にバラエティに富んでやらせて頂きました。そしてその中だからこそ、どのようにトリオサウンドとして表現していくかが鍵となっており、この日はその部分が垣間見えて面白いライブになったと思います。大事なのは、あくまでも自分達は4作目『Voyaging』を通ってきて、今のサウンドになっているという事です。今回、久し振りの曲も取り上げましたが、4作目を出す以前の演奏と、それ以後の演奏では、自分達のアプローチも異なってきています…。それがバンドの成長という事であり、それらを加味して、また新しい作品を作っていきたくなるのです。新曲も揃ってきた事ですし、また色々と考えていきたいですね。
さて、本編のライブはスケジュール通りの16:30に終わりましたが、アンコールを頂いた事もあり、結局は16:40頃に終了。お客さんとの挨拶等をしていて、最後に集合写真でも…となっていたのが、上写真通り16:50…。実はこの後は、TRI4TH で最新作CD『AWAKENING』の発売記念ライブとなる、タワーレコード渋谷店でのインストアライブが控えていて、そのスタートが17:30というものだったのです。果たして無事に間に合えたのか…(笑)。次回のブログに続きを記したいと思います♪
●今回のセットリストです!
・1ステージ 1、Scramble(オリジナル)
2、The Day Of The Black Key(オリジナル)
3、Love Theme From Spartacus
4、Close To You
5、Canta Per Me(オリジナル)
6、From East(オリジナル)
・2ステージ 1、Timetable Tracker(オリジナル)
2、Guernica(オリジナル・リアレンジ、バージョン)
3、Carnaval(オリジナル)
4、Monte Fiesole(オリジナル)
5、Hagtana(オリジナル)
・アンコール ・Casa Familia(オリジナル)
☆吉祥寺 Sometime のHP…http://www.sometime.co.jp/sometime/index.htm
☆池田暢夫のHP…https://sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/
☆佐々木俊之のブログ…http://toshi-sasaki.seesaa.net/
昨年まで、このイベントとはご無沙汰をしていたのですが、昨年に久し振りに出演をさせて頂いて、イベントとしての成長を垣間見た時間でもありました。そして昨年に続いて今年の出演。本当に有り難く、また大きなイベントのステージに帰って来れた事が大変嬉しかったです。西武新宿線の沼袋駅から歩いてすぐの所にある氷川神社が『NUNO JAZZ FESTA』の開催地ですが、久し振りに足を踏み込んでみると、昨年同様、いや、昨年以上の人出で溢れており、年を追う毎に多くの人に注目されているという事が瞬間的に感じられたものでした。早速ビールが進んでしまいます(笑)。
自分のピアノトリオに、TRI4TH の管楽器担当のトランペットの織田君と、サックスの藤田君を加えたのが今回のバンドメンバーになるわけですが、昨年の同イベント以来の組み合わせでもあり、これは他では見れないものであるという事を意味します。…そう、この日は本当に貴重なステージだったのです。今回の出番は最後から2番目という順番で、日も暮れて雰囲気も出始めた頃でした。心配していた天気も大丈夫そうで、お客さんも沢山です。最高の舞台を用意させて貰えた感じでした。
今回はトリでは無かったので、最後まで駆け抜けていくような感じにはせず、1曲1曲が特徴あるステージになるような選曲をさせて頂きました。その意味も含めて、今回の1曲目はピアノトリオメンバーのみで“Love Theme From Spartacus”。実は今年の『NUNO JAZZ』のテーマとして、「Love(愛)」というものがあり、丁度良い曲?が自分達のレパートリーにあったのを思い出したのです。5拍子アレンジというスパイスを効かせ、ステージの幕開けとしていったのでした。
そしてホーン隊の2人を呼び込み、そのままミシェル・ペトルチアーニの“Looking Up”、そして昨年も演奏した秋田民謡の“ドンパン節”をお届けしました。どちらもテンションが上がる曲であり、お客さん達も身体を揺らしてノってくれている様子が、ステージ上からもよく見えたのが楽しかったです。
また、昨年に引き続き、やはりこのメンバーだからこその選曲を持っていきたい考えは前からあり、それが次にお送りした“Casa Familia”のホーン入りバージョン、そして次の“Freeway”の、竹内大輔トリオ・リズム隊バージョンでした。前者が竹内トリオ用の自分のオリジナル曲、後者が TRI4TH 用の藤田君のオリジナル曲ですが、ホーンのパートを増やす事や、演奏メンバーを変化させる事によって、とても新鮮なサウンドを作り出す事に成功しました。後者の“Freeway”に関しては10月7日発売になる TRI4TH のCDアルバムの宣伝という側面もありましたが、今回のメンバーによって演奏する事に大きな意味を持たせる事が出来たと思います。正にここでしか見られないアレンジ、演奏だったわけで、自分達としても遣り甲斐のある時間になりました。
そして最後には、誰もが知っている「Love」の名曲、“Isn't She Lovely”で締めさせて頂きました。特に構成は決めず、その時の感性でお客さんと一体感を持たせる為に臨んだ曲でもあり、藤田君は恒例?の練り歩きも披露し(笑)、大いに盛り上がれたと思います。本当に大きな拍手を頂けました。皆様どうもありがとうございました!…ちなみに、今回は自分名義ライブ60回目という日でもありました。ここまで続けられる事にも感謝の1日になったと思います。
…この後はトリのバンドとして、ボーカルの河波浩平さんのバンド JAGUNARISM でステージを締めて頂きましたが、そのままプログラムはスーパー・ジャムセッションへと突入していきました。何故か自分がセッションホストを務める事になっていたのですが(笑)、ひとまず3曲程用意して、その場の出演者、その場の選曲、その場の構成で、後は即興的に演奏をしていったのでした。いつの間にステージ上は、自分達のメンバーや河波さんのバンドメンバー、そしてその他のバンドのメンバーを組み合わせて演奏していて、正にセッションという名に相応しい時間をお送りする事が出来たのではないかと思います。
最後には、河波さんと、もう1人ボーカルの Ayuko さんの2ボーカル編成で、今年のテーマでもあり、ジャズスタンダードの名曲でもある“Love”を披露し、今年の『NUNO JAZZ』の締めの1曲となりました。企画者から、セッションで2ボーカル編成が見たいというリクエストも受けており、その念願が叶えられた瞬間でもありました。最後までお客さん方も大勢残って頂けて、皆さん大満足の表情でお聴き頂けたのではないかと思います。本当に楽しい時間でした!
今年も『NUNO JAZZ』は大盛況で、ライブ時間も多いに盛り上がりました。今でこそ沢山のジャズフェスがありますが、『NUNO JAZZ』のような雰囲気の場は、他ではなかなか見る事が出来ないと思います。それだけ特徴的でもあり、地域と人の結び付きを強く感じさせるイベントでもあるのでしょう。これでまだ第8回目というのですから驚きですが、まだまだ続けていって貰いたいですし、まだまだ成長していってほしいイベントでもありますね。今回は遠方からお越しの方も多く、沼袋や野方という場所も色々な方に知って頂けた事でしょう。今後も楽しみにしたいと思います。そして、また来年も皆様にお会い出来ますように!
●今回のセットリストです!
1、Love Theme From Sparutacus(トリオ演奏)
2、Looking Up
3、ドンパン節
4、Casa Familia(オリジナル)
5、Freeway(藤田淳之介オリジナル)
6、Isn't She Lovely
☆NUNO JAZZ FESTA のHP…http://nunojazz.cinq-rivage.com
☆沼袋氷川神社のHP…http://hikawa-n.or.jp
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
☆池田暢夫のHP…sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/
☆佐々木俊之のブログ…http://toshi-sasaki.seesaa.net/
今回、ライブをするにあたって、どうしてもやりたい演出がありました。CD『Voyaging』のヴィレッジ・ヴァンガード購入限定特典となっている、写真家の市橋織江さんの映像作品である『Interlude』〔CDショップ巡り(Voyaging 編 2.)参照〕をプロジェクターでライブ会場に映し出し、後に生演奏に切り替える…というものです。この作品に使われているBGMは自分作曲の“The Day Of The Black Key”ですが、途中にブレイク箇所があり、あたかも曲が続いているように、BGMから生演奏に切り替えさせるのです。これはライブの冒頭に行ったので、今回のライブの世界観を的確に表す事にも繋がったのではないでしょうか…。映像とのコラボ演奏は、いつかやりたいと思っていた事もあったのですが、実はなかなか手に入りにくい『Interlude』を何かの形で皆さんにお見せしたかったという意図もありました。作品自体も写真と音楽のコラボですが、更に一歩進んだコラボ演奏をお届け出来たのではないかと思います。
そして、“Overseas”、“The Outside Yellow Lamp”等、『Voyaging』に収録されている曲を中心にお送りしていきますが、1ステージ目の最後に演奏した“From East”は、今回初お披露目の新曲としてお届けしました。この曲を作り始めたのは1週間前にも満たない程で、言わば突貫工事のような感じで作っていったのですが、その分鮮度が高まっている状態のまま演奏する事により、とても好評に受け入れられました。これから更に曲を成長させていければと思います。
2ステージ目も、やはり『Voyaging』の収録曲から演奏していきましたが、中には TRI4TH でのレパートリーとなっている“Everybody Knows That”や、トリオの3作品目のアルバムである『ReInterpret the Passage』から“Tombo in 7/4”もお送りし、少しステージの内容に変化を付けてみました。この辺りになってくると自分もリラックスしてきたのか、演奏中に多くの仕掛けを即興的に盛り込む事が出来るようになっていたと思います。確かに、1ステージ目と比べて、2ステージ目に取り上げた曲の方が、自由度が高いような気もしました…。楽曲だけではなく、演奏時の個々のジャズ的なアプローチも、このトリオとしては重視させたい部分なのです。
今回、アンコール曲は2曲お届けしました。最初は、昔から現在まで本当にコンスタントに弾き続けている自分のオリジナル曲“Monte Fiesole”で、今回は『Voyaging』に収録されているのと同様に、ソロピアノで短めにお送りしました。そして最後は、こちらもトリオとして何度も何度も演奏しているカバー曲“Spain”。まだまだ底を見ないアプローチのバリエーションを駆使し、いつも以上に楽しく、盛り上がったのではないかと思います!
こうして、約2時間にもなるライブは無事に終了しました。トリオライブで2時間を越える演奏をしたのは本当に久し振りで、流石に疲れてしまいましたが(笑)、心地良い疲労とはこの事だと思います…。入念に準備を進めただけあって、爽快感に浸る事が出来ました。そして、多くのお客さんに触れ合えた事が何より嬉しかったです。CDリリースから少し間が空いてしまい、それまで別のバンドやライブでお会い出来た事はあるのですが、やはり自分がリーダーとなり、自分が開催出来たライブで色々な方と触れ合えるのは格別なのです…。今後ともどうぞよろしくお願いします!
さて、今回まで間が空いてしまった自分名義ライブですが、実はここから立て続けにライブが決まっています(笑)。まず、1週間後の9月13日(日)の『NUNO JAZZ』でのライブは、昨年に引き続き TRI4TH Horns を加えて演奏します。そして、10月11日(日)は久し振りの吉祥寺 Sometime の昼の部で、トリオ編成でたっぷりやらせて頂きます。また、少し先になりますが、11月10日(火)に1年半振りとなるソロピアノライブを行います!…こちらはお馴染み、外苑前 Z・imagine にてです♪…それぞれが全く異なるコンセプトで臨むライブになりますので、どうぞ熟慮して(笑)足をお運び下さいませ。それでは改めて、どうもありがとうございました!
●今回のセットリストです!
・1ステージ 1、The Day Of The Black Key(オリジナル、BGM➡生演奏)
2、Overseas(オリジナル)
3、The Outside Yellow Lamp(オリジナル)
4、Late Sunrise(オリジナル)
5、Veins of Leaf(オリジナル)
6、From East(オリジナル)
・2ステージ 1、The Night Visitor(オリジナル)
2、La Grande Roue De La Concorde(オリジナル)
3、Everybody Knows That(オリジナル)
4、Tombo in 7/4
5、Casa Familia(オリジナル)
・アンコール 1、Monte Fiesole(オリジナル)
2、Spain
☆南青山 Mandala のHP…http://www.mandala.gr.jp/aoyama.html
☆池田暢夫のHP…https://sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/
☆佐々木俊之のブログ…http://toshi-sasaki.seesaa.net/
タワーレコード池袋店は、駅の北側に位置する P' PARCO(ピーダッシュパルコ)内に入っており、ジャズのフロアはその6階に位置しています。ここで大きく『Voyaging』を展開して頂いているのは前にお伝えしましたが〔CDショップ巡り『Voyaging』編 1.参照〕、ここのお店の大きな協力により、今回のインストアライブは実現したと言っても過言では無いでしょう…。タワーレコード渋谷店同様、この日の為に多くの方に動いて下さってライブが開催出来る運びになったという事に、責任を強く感じたものでした。
ステージは、この6階フロアの入口付近に設置されましたが、これも手作り感が満載なものでして(笑)、一番見栄えが良いように、工夫して楽器を配置していきます。本当に1から作っていったという状況だったので、新鮮味もあり、そして自分達で開催しているという手応えも感じていたと思います。
こうして、本番は予定通り19:00から始められました。正直、どれくらいのお客さんが来るかは未知数だったのですが、親戚やら(笑)、地元の知り合いや、母校関係の方々、そして常連のお客さん等々、本当に多くの方に集まって頂けたように思います。その中には、自分が現在母校の高校でジャズを教えに行っている、ジャズ研究会の生徒達も沢山いて、一瞬、会合の列みたいになっていてビックリしましたが(笑)、とても嬉しい気持ちで一杯でした。
最初はCD『Voyaging』と同じ曲順通り、“Overseas”、“The Outside Yellow Lamp”と続けてお送りします。初めてこのトリオを聴く方も多かったと思うので、まずは『Voyaging』の世界に触れて頂きたかったのです。どちらもヨーロッパや、遠い海外に想いを寄せた曲で、自分の強い想いとリンクさせて演奏させる事が出来たと思います。
3曲目には、タワーレコード渋谷店でも演奏した、タワーレコード限定購入特典として付いてくる“In A Sentimental Mood”をお送りしました。ここでは唯一のカバー曲でもあり、当然有名な曲でもありますが、基本のビートは7拍子になっているという、意外に攻めのアレンジでもあります。ここではオリジナル感溢れるアレンジ…という側面でお楽しみ頂ければと思います。
4曲目には再びオリジナル曲へと戻って、“La Grande Roue de La Concorde”をお送りしました。フランスのパリの高速?観覧車に乗った時の印象をそのまま曲に載せて、同じフレーズを回転させるように続けるも、その中で大きな変化が次々と展開される曲でもあります。今回は、トリオライブとしては珍しく生ピアノではなくてキーボードを使わせて頂きましたが、これはこれで面白い空間が作れるものだと思ったものでした。生ピアノは、楽器の特性上、あまり客席に正面を向く事も少ない楽器ですので…。
そうして最後の5曲目は、お馴染みの“Casa Familia”。この曲が地元である池袋で演奏出来たというのもまた、独特の感慨深さを与えてくれるものだったと思います。ライブというものは、本当に見てくれる方や、周囲の環境で大きく雰囲気を変えるものだと思うのですが、この曲程、場所によって演奏している雰囲気を異ならせる曲も無いような気がします…。弾いている自分達がそうですし、お客さんも同じ事を思って頂いているかもしれません。だからこそ、多くの方を魅了してくれる曲になってくれていると思うのです。本当に有り難い時間でした。
…こうして、恐らく40分強ぐらいになってしまいましたが(基本は30分ステージ…笑)、充実したライブになったのではないかと思います。この直後にはお客さんと記念写真の時間が設けられましたが、主に前述の生徒達と親戚との1枚が実現されました(左上写真参照)。
…さて、この後に行われたサイン会でも思ったのですが、本当に地元感が溢れる時間、そしてライブだったとように思います。自分は東京生まれ、東京育ちであるが故に、地方から出てきた人が地元で凱旋ライブを行う…というような事が今までは未経験だった部分がありました。これは東京に住んでいる以上、それは実現出来ないものなのかな…と思っていたのですが、この日のライブは、随所で“凱旋”を感じさせるような状況であり、この事が強く自分の印象に残ったのでした。地元の人と一体で池袋という場所を盛り上げたい…という思いも強くなり、それが今回のライブの成功に繋がったような気がします。
お越し下さった皆様、本当にありがとうございました。そして、多くの方々にCDを御購入頂きまして、とても感謝しています!…この勢いのまま、新たなインストアでのライブや、いつかはリリース・パーティー的なライブも考えていきますので、今後の竹内大輔トリオに御期待頂ければと思います。どうぞよろしくお願いします!
●今回のセットリストです!
1、Overseas(オリジナル)
2、The Outside Yellow Lamp(オリジナル)
3、In A Sentimental Mood
4、La Grande Roue de la Concorde(オリジナル)
5、Casa Familia(オリジナル)
☆タワーレコード池袋店のHP…http://tower.jp/store/kanto/Ikebukuro
☆池田暢夫のHP…sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/
☆佐々木俊之のブログ…http://toshi-sasaki.seesaa.net/
よく考えたら、このフロアに降り立つのは今回が初めてだったかもしれません。ステージ自体はジャズフロアと同じような場所で用意されていましたが、やはりグランドピアノが1台置かれるだけで、そのステージの重厚感が増して見えます。そして背景には音楽書籍が置かれており、ピアノの他にウッドベースやドラムセット(今回は都合によりバスドラムはカホン仕様になりましたが…)を配置する事で、少しラグジュアリーな雰囲気を作る事にも貢献していました。今までのインストアライブではあまり見ない光景だったように思います。
客席スペースも広くとってあり、そして今回は座席も並べてありました。そしてその脇には、今回リリースされた 4th.CD『Voyaging』を陳列させておきます。正にこれはこの日の為に作られたステージで、インストアライブという状況にプレミアム感を出す事に成功させていました。既にフロア内のBGMは『Voyaging』のものに切り替っており、クラシックフロアで流れるのも悪くない…等と思っていたりしたものでした(笑)。
インストアライブのステージは約30分。…とは言え、この後に予定されているサイン会と合わせて約1時間…という見方をしているので、時間はたっぷりと取って、特に1曲1曲それぞれをコンパクトにしようとはせずに演奏に臨むようにしました。勿論、この事は事前にメンバーに言ったものではなく、いざ皆で音を出して、そしてお互いに聴き合って、今回の具合を確かめるわけです。1曲は“Overseas”、2曲目は“Late Sunrise”…、当然、CD『Voyaging』からの選曲で、特に“Late Sunrise”の方はCDとは異なるソロの順番、構成をもって臨み、ライブならではの臨場感を出させてみました。
3曲目はこの日唯一のカバー曲で、“In A Sentimental Mood”をお送りしました。これこそ、このタワレコで『Voyaging』を購入した時に付いてくる特典音源に収録されているもので、全曲オリジナル曲である『Voyaging』の中で異色のジャズ・スタンダード・カバー曲となっているのでした。デューク・エリントンの有名バラードですが、敢えて自分達は7拍子を軸としたリズムを用い、原曲とはまた違った雰囲気で、それでもメロディの良さとハーモニーの良さを大切にしたアレンジを取り入れて、今回世に送り出させて頂きました。今までにも何度か演奏はしていますが、このタワレコでのインストアライブで披露させるというのは、ひと際重要な意味を持っているような気がしたものです。
4曲目には、自分のピアノトリオの可能性の幅を広げた“Veins of Leaf”。ベースとドラムは、ただリズムをサポートする楽器ではなく、それぞれがメロディを奏でられ、それぞれが音色を表現出来る楽器です。自分のトリオでは、そういった部分も追求していきたい気持ちが大きいのだと思います。
そして最後の5曲目には、リクエストも多い“Casa Familia”。今回は、グランドピアノを使用させて貰った感謝を込めて、テーマの前半部分はピアノ1本だけでやらせて頂きました。…こうして、あっという間に全5曲が終わってしまったのですが、いつの間にか客席の後ろの方まで立ち見が出ていた状態になっており、本当に多くの方に見て頂けたのだと思いました。サイン会にもとても多くの方にお越し頂き、1枚1枚、メンバー全員で丁寧にサインをさせて頂きました。実はこの日、タワレコ限定の特典音源が付けられたCDが在庫切れになっていて、直ぐさま発注をし、特典分のCDはサイン会中にあと何分かで到着する…というような状況になってしまっていたようなのですが、無事にサイン会中にそれは間に合い、ここでお買い求めて頂いた方には行き渡っていたようです。ご迷惑をおかけ致しました…。
さて、サイン会の後には、メンバーで6階のジャズフロアへと移動し、大展開をさせて頂いている『Voyaging』の前で記念写真。メンバーそれぞれのコメントもここで全部揃いました。是非店頭にも足を運んで頂きたいと思います。非常に手応えのある1日になりました。
本当にタワレコ渋谷店さんにはお世話になりましたが、実は竹内トリオでは、次回のライブもインストアライブとなる事が決まっています。場所はタワーレコード池袋店で、ある意味で自分の地元にあるCDショップにて…という事にもなるでしょう。流石にここではキーボード使用となってしまいますが、また異なったスタイルでの竹内トリオの演奏を是非ともお楽しみ頂きたいと思います。
☆5月13日(水)タワーレコード池袋店6階
Open…10:00〜、Start…19:00〜約30分
Charge…無料
Member…(Key)竹内大輔、(B)池田暢夫、(Ds)佐々木俊之
どうぞよろしくお願いします。今回はどうもありがとうございました!…思わず2ステージ分やりたくなってしまうくらい(笑)、楽しい時間でした。
●今回のセットリストです!
1、Overseas(オリジナル)
2、Late Sunrise(オリジナル)
3、In A Sentimental Mood
4、Veins of Leaf(オリジナル)
5、Casa Familia(オリジナル)
☆タワーレコード渋谷店のHP…http://towershibuya.jp
☆池田暢夫のHP…sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/
☆佐々木俊之のブログ…http://toshi-sasaki.seesaa.net/