- 2024/11/23 [PR]
- 2019/05/23 自分名義ライブ79回目
- 2019/04/08 福岡 NEW Combo にて、初の竹内大輔ソロピアノライブ
- 2019/02/12 自分名義ライブ78回目
- 2019/01/30 自分名義ライブ77回目
- 2018/12/15 竹内大輔、2018年最後のソロピアノライブはリクエスト大会
- 2018/09/21 自分名義ライブ76回目
- 2018/07/12 自分名義ライブ75回目
- 2018/06/15 竹内大輔、ソロピアノライブ初の2DAYS(2日目)
- 2018/06/14 竹内大輔、ソロピアノライブ初の2DAYS(1日目)
- 2018/03/26 自分名義ライブ74回目
銀座 No Bird でのライブは、2ステージたっぷりと時間を取らせて貰って、しかもピアノは大好きなスタインウェイのものを使わせて貰っています。この日はお客さんも沢山お越し頂いて、素晴らしい状況でトリオライブを迎える事が出来ました。3人のみでの演奏というのは、言い換えれば、いくら攻めのフレーズを弾いても、メンバーから必ず反応が返ってくるという安心感、信頼感があります。この為、この日はいつもよりアグレッシブな演奏になりそうだなという予感はしていたのですが、それはその通りの仕上がりとなりました。
お馴染みの曲を沢山やっても良かったのですが、久し振りに演奏したい曲がとても多く、この日のセットリスト、特に1ステージ目に関しては結構新鮮味もあったのではないかと思います。その中でも“Late Sunrise”、そして“Talking Bells”は、かなり久し振りに演奏したのではないでしょうか。また、トリオのみの編成ではお馴染みの楽曲“The Outside Yellow Lamp”も演奏しましたが、イントロやピアノのソロフォームをリアレンジして臨んでみたりしました。正直、この曲のソロ部分は結構弾き切った感じがあり、何か新しい側面を盛り込めないかとずっと考えていたのですが、ようやくアイデアが出て、この日に間に合わす事が出来ました。…結果は上々で、またこれから曲が育っていけるかと思うと嬉しいです。トリオにとっても良い刺激になったのではないかと思います。
色々と盛り込んだ1ステージ目に対して、2ステージ目はお馴染みの曲を多めにお送りさせて頂きました。それでも、“Carnaval”や、カバー曲の“Close To You”も意外に久し振りな感じはしましたが、こちらはむしろ今まで弾き慣れている曲を、どのように即興的に変化させて披露させるか…という意味合いが大きかった気がします。勿論、普通に弾く事は出来るのですが、それだけでは納得いかないのがトリオメンバーです(笑)。なるべく普通にならないように…というのは極端ですが(笑)、どこかにいつもとは違うポイントを、そして、それぞれのメンバーに対しても刺激的になるような演奏になるように心掛けつつ進めていきます。…なので、やり慣れている曲でもまだまだ新たな発見があったりするのです。
そんな中での、本当にお馴染みの曲である“From East”や“Gare de Chasse-sur-Rhône”は特に爆発力があったように感じました。ここまで何度もやっている曲になると、逆に何も考えずに臨んだ方がピュアに演奏出来ると言いますか、良い意味で新たな境地に達せれると思うのです。純粋な気持ちで自分の音楽と向き合える、この自分名義トリオという場所に改めて感謝の時間になりました。そして、それを多くのお客さんと共有出来たというのが嬉しかったです。どうもありがとうございました!
次回ライブはまだ決まってないのですが、また新たな世界を求めに、色々と考えてやっていきたいと思います。また皆さんと有意義な時間を過ごせたらと思います。どうぞ引き続きよろしくお願いします!
●今回のセットリストです!
・1ステージ 1、Transit Jam(オリジナル)
2、Late Sunrise(オリジナル)
3、The Outside Yellow Lamp(オリジナル)
4、Talking Bells(オリジナル)
5、From East(オリジナル)
・2ステージ 1、Everybody Knows That(オリジナル)
2、Carnaval(オリジナル)
3、Close To You
4、Monte Fiesole(オリジナル)
5、Gare de Chasse-sur-Rhône(オリジナル)
・アンコール ・Spain
☆銀座 No Bird のHP…http://www.no-bird.com
☆池田暢夫のHP…https://sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/
☆佐々木俊之のブログ…http://toshi-sasaki.seesaa.net/
この日は金曜日とは言え、4月の第1周目という忙しい時期ではありましたが、本当に沢山の方にお越し頂けたと思います。中には遠方からお越し頂いた方もいらっしゃっていて、有り難い限りでした。今回は、最近東京で行っているソロピアノライブの福岡版という事で、自分のルーツとなる音楽を紹介しつつ、演奏していきました。そうなると、要となるのはやはり、ジャズ、クラシック、オリジナル、そしてゲーム音楽(笑)でしょう。これらをMCで順に追いつつ、ソロピアノならではのアレンジも加えて進めていったのでした。
基本的にはセットリストは事前に考えて組んでいたのですが、ジャズスタンダードや、後にお送りする事になるメドレー系の曲、そして曲順等は、一部はステージ上で考えて演奏していきました。最近は何度もやらせて貰っているソロピアノライブですが、東京と異なるところは、福岡では自分は TRI4TH のメンバーとしての演奏しか見た事が無い方が多いという事です。それもその筈で、TRI4TH では最近まで、何度も何度も足を運ばせて貰っていますから、その状況になる事は頷けるでしょう。勿論、TRI4TH の楽曲も今回は何曲かお送りしましたが、せっかくなので、特にバラエティに富んだ曲調を楽しんで貰いたいので、前述のジャンルの中から広く隅々まで、そして時にはフロアの空気感も読みつつ、お送りしていったのでした。厳密には時間が足りないくらいでしたが(笑)、また次回がある事を願ってという事で、福岡版のステージをお届けてさせて頂きました。
これは TRI4TH の時もそうですし、福岡で演奏する度によく思うのですが、福岡の方達は本当に温かく、ステージがとてもやりやすく、そして楽しいです。遠征先で、東京と場所が異なるので最初は不安な部分も大きいのですが、いざステージに立って演奏すると、フロアとの一体感が取れやすく、自分としても、言わば朗らから気持ちになれます。戦えるのは自分1人のみという状況のソロライブですが、福岡という場所はやはり皆で作っていくライブという世界になり、そしてまた訪れたい場所になるのでした。
本当に楽しい時間を過ごさせて頂きました。Trinity さんにもお世話になりました。また機会がありましたがよろしくお願いします。今度は少しディープな世界観のライブになっても良いかもしれませんね(笑)。どうもありがとうございました!…この福岡公演の前後の行程も含めたブログは、また改めてツアー日記として綴らせて頂ければと思います。また気長にお待ち下さいませ!
●今回のセットリストです!
・1ステージ 1、St.Thomas
2、Satin Doll
3、Prelude Op.28-15
4、TRI4TH メドレー
【Everybody Knows That(オリジナル)
〜Bipedal Walking(オリジナル)
〜Final Call(オリジナル)〜Freeway】
5、Monte Fiesole(オリジナル)
6、Take The A Train
・2ステージ 1、Armando's Rhumba
2、Carvan
3、Chrono Trigger メドレー
[時の最果て〜風の情景〜時の回廊〜時の最果て]
4、Final Fantasy 5 メドレー
[4つの心〜ビックブリッヂの死闘〜勝利のファンファーレ]
5、Dragon Quest ロト編メドレー
[遥かなる旅路【DQ2】〜広野を行く【DQ1】
〜果てしなき世界【DQ2】〜冒険の旅【DQ3】
〜おおぞらをとぶ【DQ3】〜そして伝説へ…【DQ3】]
6、Gare de Chasse-sur-Rhône(オリジナル)
7、Spain
・アンコール ・DIRTY ROSES〜DIRTY BULLET
☆天神南(福岡)NEW Combo のHP…http://newcombo.sakura.ne.jp/
前回のライブの時にもお伝えしましたが、やはりそれだけ注目度が高かったのだと思います。自分としても、いつかやりたかったメンバーでのライブで、しかも追加公演という事で、多くのステージを披露する事が出来ます。これはつまりは、多くの曲を取り上げる事が出来るという事でもあり、初回だけでは実現出来なかった試みを今回は色々とやらせて頂きました!…順に振り返っていきましょう。
前回とデジャブなのではないかという(笑)、ライブ前ビールを楽しみ、テンションを上げてライブに臨みました。前回のステージでは、曲を進めながら当日の雰囲気を掴む感じではありましたが、その事は今回に上手くフィードバックされていたと思います。まず最初に、前回も演奏した藤田君のオリジナル曲“Night Hawks”、そして“Hawaiian's Cafe”をお届けし、良いスタートが切れました。
この次は今回新たに挑戦する曲です。曲はトリオでもお馴染みの“Water Lily Part 2”ですが、この曲はフルートが合うのではないかと思いまして、藤田君にはフルートをやって頂きました。少し裏話をすると、今回のライブの為にリハーサルに入った時点では、この曲はやる予定ではなかったのですが、あまりにリハーサルが順調だったので更に新しい事を組み込めそうだと思い、フルートの曲として取り上げたのです。勿論、藤田君はフルートがメインの奏者というわけではないですが、トリオに新鮮な風を吹き込めた時間になって良かったです。
そして前回も演奏した“Monte Fiesole”。しかし、前回がテナーサックスで演奏したのに対し、今回は個人的にソプラノサックスでお願いしてました。…そもそも、どちらの楽器でも合うとは思っていまして、追加公演という事で1つの変化としてお楽しみ頂ければと思いました。
1st ステージ最後にお送りしたのは、前回同様“Hagatna”。ここでは前回以上の熱量を持ってお届け出来たと思います。即興的な部分と決まったフレーズの対比があり、その部分でも楽しめた曲になりました。
2nd ステージでは、新しい試みを存分に盛り込みました。正に、今回4人で新たに取り上げる曲の応酬で、トリオ曲でお馴染みの“Casa Familia”、“From East”は勿論、この日の為に新曲も書き上げました。タイトルは“Little Quartet”。まだ4人としての活動は少ないですが、今後への展望も込めて、4人という編成で演奏する事を前提に作った曲でもあります。こちらの曲の成長も楽しみです。
そして、藤田君オリジナル曲“Circle”も、この4人では初めての演奏となりました。このようなオリジナル曲が続く中、途中にはサックス奏者のソニー・ロリンズの“Penny Saved”もカバーさせて頂きまして、こちらは即興メインで、ジャズらしい自由な時間がお届け出来たのではないかと思います(いま振り返ったら、この1曲で18分も演奏していて驚きました…笑)。
アンコールには、こちらもお馴染み“Gare de Chasse-sur-Rhône”を演奏させて頂きました。前回も演奏したので、慣れも生じていたと思います。より曲の深い部分を探れた時間にもなっていたのか、演奏していてとても楽しかったです。藤田君も、淳之介カーブは出るわ、客席練り歩きも出るわ(笑)、絶好調でした。この4人ならではの演奏形態が見えてきた感じもあり、それを見出だせた幸せを感じました。
自分にとっては珍しく、短い期間で同じメンバーで2回の公演を行う事が出来ました。このような状況だからこそ、新たなアレンジ、新曲作成、演奏への異なるアプローチを行えたわけで、多くの方に予約をして頂けたからこそだと思います。勿論、それに伴って足を運べなかった方もいらっしゃるわけですが、手応えも強く感じましたので、また何かの機会に再演が出来たらと思います!…とても楽しい期間になりましたし、勉強にもなりました。どうもありがとうございました。お疲れ様でした!
●今回のセットリストです!
・1ステージ 1、Night Hawks(藤田淳之介オリジナル)
2、Hawaiian's Cafe(藤田淳之介オリジナル)
3、Water Lily Part 2(オリジナル)
4、Monte Fiesole(オリジナル)
5、Hagatna(オリジナル)
・2ステージ 1、Casa Familia(オリジナル)
2、Little Quartet(オリジナル)
3、Circle(藤田淳之介オリジナル)
4、Penny Saved
5、From East(オリジナル)
・アンコール ・Gare de Chasse-sur-Rhône(オリジナル)
☆南青山 ZIMAGINE のHP…http://zimagine.genonsha.co.jp/
☆藤田淳之介君のHP…http://www.junnosukefujita.com/
☆池田暢夫のHP…https://sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/
☆佐々木俊之のブログ…http://toshi-sasaki.seesaa.net/
この4人での公でのライブは初めてとは言え、お互いに顔を知り尽くしたメンバーです。本番前の乾杯は欠かせません(笑)。リラックスした表情でお店に入り、サウンドも素晴らしいものになると確信したものでした。
今回、曲を選ぶにあたって、何をやろうかは非常に悩みました。早い話し、やりたい曲が沢山あったからです(笑)。このトリオでの曲は、基本的にピアノがメロディをとる曲が殆どなので、それをサックスに置き換えるというのは簡単な話しではないのですが、事前リハーサルを行っていた時に、テナーサックス、ソプラノサックスでも違和感は無い事が証明されており、それがより選曲に幅を持たせる事にもなりました(笑)。今回、初のライブという事もあり、そこは厳選させて頂きまして、2ステージたっぷりに振り分けてお届けしたのでした。
まずは、サックスを加える時にお馴染みの曲としている“New Life Standard”から始めていきます。トリオメンバーだけでは最近演奏していなかったので、今回は久し振りに選ばせて頂きましたが、せっかくなので大幅にリニューアルさせて臨んでみました。元々の曲構成がシンプル故、何人かでソロを回すとなると、何かしらアレンジする必要があるなとは思っていたのですが、ついに日の目を見る事にもなりました。
勿論、藤田君のオリジナル曲も選んでおります。それが次に演奏した“Night Hawks”で、その次に演奏した自分のオリジナル曲“Everybody Knows That”と共に、TRI4TH の曲目でもある部分に着目して選ばせて頂いたのでした。この曲をトリオメンバーで演奏するのは新鮮でもありましたが、よりジャズらしい魅力を広げていったりと、正にトリオ+藤田淳之介という編成が生きた曲でもあったと思いました。
“Ngiht Hawks”での力強いサックスソロを楽しんで頂き、今度はバラードの繊細な部分でも彼の魅力を楽しんで頂きたいです。それが藤田君オリジナル曲“Place of Memories”で、こちらはソプラノサックスの音色で展開させていきました。シンプルなバラード曲だけに、それぞれの楽器の響きが浮き立ちます。そして最後には自分のオリジナル曲である“Hagatna”へ…。こちらは藤田君と共に参加している Generation GAP の曲目にもなっているので、藤田君も知っている曲ではありますが、ここではバリトンサックス担当なので、今回は初めて主旋律担当(笑)という事にもなっていました。トリオによるリズミングも激しめに展開。1ステージ目の最後を飾るのに相応しい時間でした。
2ステージ目の最初には、ピアノとサックスのデュオで、これまた TRI4TH の楽曲でもあった“Flash by Flashback”を演奏させて頂きました。この2人での演奏は本当に久し振りで、若干緊張もしましたが、前以上に音に豊かさが出てきた感じもあり、演奏していて楽しかったです。やはり長年共演しているだけありますね(笑)。
再度カルテット編成に戻り、今度は藤田君のオリジナル曲“Hawaiian's Cafe”を取り上げさせて頂きました。この曲は今から遡る事約12年前に初めて自分と藤田君が共演した時の曲であり、その爽やかな曲調から、何だかんだで印象的だった事を覚えています。そんなエピソードも交えながら、中盤にはドラムソロも加えて演奏していきました。
3曲目には、藤田君自身からも「この曲は存じております」と言って貰えた(笑)、自分のオリジナル曲“Monte Fiesole”。テナーサックスでもソプラノサックスでも、どちらの音域でも大丈夫だったらしいのですが、自分のリクエストでテナーサックスで演奏して貰いました。敢えてピアノではソロを取らず、サックスにたっぷりとソロをって貰いました。流石の吹きっぷりでした。
その後、皆で遊び心を持って?セロニアス・モンクの“Monk's Dream”を演奏し、いよいよこの2ステージも最後の曲に突入させます。ここで、これこそ是非藤田君に弾いてほしかった自分のオリジナル曲“Gare de Chasse-sur-Rhône”を取り上げました。ピアノトリオとして作曲した曲ではありますが、フロント楽器がいる環境でも何度か演奏し、ピアノ以外でも曲の情景は作れると自負している曲でもあるのです。テナーサックスにより、また新たな曲の雰囲気を作り出してくれたと思います。どうもありがとうございました!
この日は前述の通り、満員御礼状況となっていましたが、盛り上がりも、いつもより格段と増していて楽しかったです。それは演奏にも影響し、更に激しめの展開になる事もしばしばありましたが、それがより如実に表れていたのがアンコールの“Spain”でしょう。もう、言わずもがな名曲中の名曲であり、このトリオではアレンジ度も高めに加えて演奏していっています。ここではサックスとピアノのソロバトルも挟んだ事で、この編成ならではの光景が展開されていっていました。トリオ編成からまた一歩抜きん出た雰囲気は、トリオメンバーも触発を受けていて、それが音に表れていく様がまた面白かったのでした。
こうしてアンコールまで、約2時間半のステージを終えたのですが、演奏が終わって客席でCDのサイン等をしていると、突然、自分以外のメンバーで“Happy Birthday”を演奏し始めるではありませんか。そして自分の手元にバースデー・ケーキが…。なんと、いつの間にお客さん側から用意をして頂いたそうです。せっかくなので自分も演奏に加担し、その後ロウソクの火を消しにいきました(笑)。驚きましたが…嬉しかったです。どうもありがとうございました!
ひと足早いバースデー祝いともなりまして、ライブも最高で、満員のお客さんと、とても楽しい時間を過ごせました。前述の追加公演2月11日(月・祝)はまた異なった雰囲気になると思いますので、またこの日ならではのセットリストを考えて臨んでいけたらと思います。とにかく、今回のライブを経験する事で、より可能性を秘めた時間になった事は確かでした。次回に繋げたいと思います。どうぞよろしくお願いします!
●今回のセットリストです!
・1ステージ 1、New Life Standard(オリジナル)
2、Night Hawks(藤田淳之介オリジナル)
3、Everybody Knows That(オリジナル)
4、Place of Memories(藤田淳之介オリジナル)
5、Hagatna(オリジナル)
・2ステージ 1、Flash by Flashback(オリジナル、サックス・デュオ)
2、Hawaiian's Cafe(藤田淳之介オリジナル)
3、Monte Fiesole(オリジナル)
4、Monk's Dream
5、Gare de Chasse-sur-Rhône(オリジナル)
・アンコール ・Spain
☆南青山 ZIMAGINE のHP…http://zimagine.genonsha.co.jp/
☆藤田淳之介君のHP…http://www.junnosukefujita.com/
☆池田暢夫のHP…https://sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/
☆佐々木俊之のブログ…http://toshi-sasaki.seesaa.net/
・Flash by Flashback/竹内大輔(TRI4TH)
・ミクリガイケ/木村イオリ、森田晃平(Primitive Art Orchestra)
・But Not For Me/ジョージ・ガーシュイン(ジャズ・スタンダード)
・La Campanella の触り/フランツ・リスト
・Danny Boy/アイルランド民謡
・Final Call/竹内大輔(TRI4TH)
・Nocturne No.20 cis-moll, Op.Posth./フレドリック・ショパン
・Final Fantasy 5 バトルメドレー/植松伸夫(Final Fantasy 5)
・Smile And Tears/鈴木慶一、田中宏和(MOTHER 2)
・Fingers Dance/竹内大輔
・Love Theme From Spartacus/アレックス・ノース
・Bipedal Walking/竹内大輔(TRI4TH)
・Autumn Leaves を、スタートはムーディーなスローで、後半は
軽快なアップテンポで/ジョゼフ・コズマ(ジャズ・スタンダード)
・Promise/広瀬香美
・Wake Up And Dream/上原ひろみ
・山手線一周発車メロディ/作曲者多数
・Armando's Rhumba/チック・コリア
・勇者ダイスケがアリアハンから旅に出て、ほこらでオーブを掲げ、
ラーミアに乗り、アレフガルドで最後の決戦に挑み、ロトの称号を得て、
そして伝説へ、、/すぎやまこういち(Dragon Quest 3)
……。
……。
多い!!
…以前にリクエストを募ったライブ〔竹内大輔、2回目のソロピアノライブ参照〕の時に頂いた全6曲を遥かに越える、計18部のリクエストを頂きました!…単位を“部”としたのは、前述のリクエストの内容を見ても分かるように、1曲では収まらない内容のものが多々あるからでもあります(笑)。これぞバラエティという感じではありますが、今回は自分自身のオリジナル曲も何曲か入れて頂いたのは少し嬉しかったです(笑)。このバラエティさは、前回のソロピアノ2DAYS〔竹内大輔、ソロピアノライブ初の2DAYS(1日目)参照〕、〔竹内大輔、ソロピアノライブ初の2DAYS(2日目)参照〕の影響も大きいのかもしれません。オリジナル曲も頂きつつ、ジャズスタンダードから J-Pop、他バンドのカバー、クラシックからゲーム音楽、はたまた電車発車メロディまで(笑)、本当に沢山の音楽ジャンルから、これぞリクエスト大会となったのでした。
ひとまず、リクエスト曲は全曲演奏すると覚悟を決め(笑)、譜面作成や曲練習は勿論するとしまして、そうすると今度は、これらを如何にしてバランス良くライブに相応しい順番に並べ、演奏していくか…という事が課題にもなりました。正直、これまで1度も弾いた事の無い曲も沢山あったので、いざ譜面を完成させて自分が弾けるようになってからでないと、そもそも曲順等は考えるのも難しい状況だったのですが、四苦八苦の末、今回のライブにベストな曲順を決定させました。バラエティに富む選曲だけに、演奏上での頭の切り替えも大変でしたが、ステージに立つ者として、また一歩成長出来たような気もしました。特に、電車発車メロディの時間では、7割程はトークライブの要素も必要とされていたので(笑)、これは今までの経験も生きたと言えましょう。勿論、楽しい時間でもあったのでした。
その意味では、今回の Final Fantasy 5 バドルメドレーや、Dragon Quest 3 のストーリーに沿った曲展開というのは、その中での選曲や曲順も自分に任せられているものであり、色々と拘りも詰め込んだ結果、かなり壮大なステージにも仕上がる事になりました。大方の流れは事前に決めていましたが、本番中の雰囲気で、曲同士の繋ぎ方に即興で変化を出させたりもしたので、スリリング且つ、その場に合った演奏が実現出来たようにも思います。そのお陰で、特に後者は20分にも亘る曲展開になっていたみたいです(笑)。本当に弾き切ったという表現に相応しい時間でした。
今回のソロピアノライブはリクエスト大会になった事もあって、普段は自分が弾かないような曲や、弾いた事があっても、ソロピアノでは初めて弾く…というような曲を沢山弾かせて貰う事が出来ました。バラエティに富んだ曲を、たった2つのステージに凝縮させた結果、頭の回転数もこれまで以上に上がり(笑)、自分のソロピアノならではの空間を作り出す事も出来たと思います。本当に、今までのソロピアノライブの集大成ともなれる時間でした。今回のライブは有り難い事にソールドアウト。ステージ上にまで客席を作って、沢山のお客さんと一緒に同じ空間を共有出来ました。リクエスト、そしてライブ会場に足を運んで頂き、どうもありがとうございました!…またこういった機会を設けられたと思います。どうぞよろしくお願いします!
●今回のセットリストです!
・1ステージ 1、Love Theme From Spartacus
2、But Not For Me
3、ミクリガイケ
4、Final Fantasy 5 バトルメドレー
[4つの心〜バトル1〜バトル2〜ビックブリッヂの死闘
〜決戦〜勝利のファンファーレ]【FF5】
5、Smile And Tears【MOTHER2】
6、Fingers Dance(オリジナル)
7、TRI4TH 竹内大輔オリジナルメドレー
【Flash by Flashback(オリジナル)
〜Bipedal Walking(オリジナル)〜Final Call(オリジナル)】
・2ステージ 1、山手線外回り一周発車メロディ(重複は省略)
[ATOS 接近音〜海の駅〜教会の見える駅〜Cielo Estrellado
〜Dance On〜JR-SH2-1〜小川のせせらぎ〜原宿b
〜せせらぎ〜Twilight〜ベルA〜鉄腕アトムa
〜スプリングボックス〜さくらさくら〜ベルB
〜JR-SH3-3〜JR-SH2-1〜Gota del Vient
〜Freeway のイントロがモチーフの架空発車メロディ]
2、Danny Boy
3、Autumn Leaves
4、La Campanella〜Nocturne No.20 cis-moll, Op.Posth.
5、Promise
6、Dragon Quest 3 メドレー
[王宮のロンド〜世界を回る(街)〜冒険の旅
〜戦闘のテーマ〜レベルアップ〜世界を回る(村)
〜宿屋〜ダンジョン〜塔〜幽霊船〜ほこら〜おおぞらをとぶ
〜アレフがルドにて〜勇者の挑戦〜ドラゴンクエストマーチ
〜そして伝説へ…〜呪い]【DQ3】
7、Wake Up And Dream
・アンコール ・Armando's Rhumba
☆南青山 ZIMAGINE のHP…http://zimagine.genonsha.co.jp/
この日もバラエティに富んだ選曲でお送り出来たと思います。トリオ結成の頃からやっている曲もあれば、ここ最近で作られた曲、カバー曲、TRI4TH でも演奏している曲等、本当に様々でした。その中には“Poker Face”という、かなり久々に演奏した曲があり、これは何と2009年6月〔竹内大輔の写真日記(〜2009)、自分名義ライブ21回目参照〕以来との事で、実に9年以上振りにライブで披露出来た曲でもあったようです。これまで何度かセットリストに組み込もうとした事もあったのですが、何故か最終的には外されてしまい、そのまま現在に至ってしまいました…。久し振りに日の目を見る事が出来て、曲も本望だったと思います(笑)。
そして、今回は新曲も用意しました。タイトルは“Asian Garden”と付けさせて頂きましたが、舞台はシンガポール…。ここでインスピレーションを受けて作った曲でもあります。タイトルの「Asian Garden」とは、何やら中国庭園のような風景を思い浮かべるかもしれませんが、ここでモチーフとしたのは、シンガポールに新しく完成した近代的植物園、Gardens by the Bay という場所です。
あの有名なマリーナ・ベイ・サンズの麓に位置するこの場所は、まるで SF の世界のような高度技術が導入されていて、巨大ガラスドームの中には常春の花園が再現されているかと思えば、高度2000mの寒冷な高山も再現されており、その他にもバオバブ等の、一部地域にしか存在しない植物がここには展示されていたりと、地球上の様々な環境をここでは再現させているのです。また、上写真のように高さ50mの人工の木、スーパーツリーからはマリーナ・ベイ・サンズをはじめ、観光名所がずらりと見渡させ、これぞ自然と人工的なものを上手く調和させた、全く新しいコンセプトの植物園だと思ったのです。
“Asian Garden”は、そんな不思議な魅力を曲に詰め込んでみました。…エキゾチックな雰囲気の中に、幻想的且つ壮大な世界観を表していきます。淡々と繰り返されるメロディも、姿を変えつつ、時に違った側面を持っている事にも気付かされたりします…。今回初披露の曲でしたが、好評なようで良かったです。また機会があったら取り上げたいものです。
アンコールではお馴染み、“Gare de Chasse-sur-Rhône”を演奏させて頂きました。約1年前に作った曲ですが、もう自分達としてもお馴染みの曲となっている事に、改めて驚かされます。弾けば弾くほど味わいが出てきますし、アドリブのアプローチも、まだまだ沢山生み出す事が出来る、何とも懐の深い曲です。“From East”と共に現在の自分達の代表曲と言っても間違い無いかもしれません。今回も多くのお客さんにお越し頂けました。どうもありがとうございました!
さて、次回ライブですが、12月10日(月)に南青山 ZIMAGINE でソロピアノライブをやらせて頂く事になりました。年内最後となるソロライブ。是非とも多くの方にお越し頂ければと思います。どうぞよろしくお願いします!
☆12月10日(月)南青山 ZIMAGINE
Open…19:00~、1st.…19:30~、2nd.…21:00~、
Charge…3000円(ドリンク別)
Member…(Pf)竹内大輔
●今回のセットリストです!
・1ステージ 1、Scramble(オリジナル)
2、The Outside Yellow Lamp(オリジナル)
3、Poker Face(オリジナル)
4、Love Theme From Spartacus
5、Everybody Knows That(オリジナル)
6、Tombo in 7/4(オリジナル)
・2ステージ 1、Transit Jam(オリジナル)
2、Morning In Trastevere(オリジナル)
3、Asian Garden(オリジナル)
4、Monte Fiesole(オリジナル)
5、From East(オリジナル)
・アンコール ・Gare de Chasse-sur-Rhône(オリジナル)
☆銀座 No Bird のHP…http://www.no-bird.com
☆池田暢夫のHP…https://sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/
☆佐々木俊之のブログ…http://toshi-sasaki.seesaa.net/
今回は、特に新曲を取り上げたわけではありませんでしたが、昨年の今頃にも Sometime でライブをさせて頂いており〔自分名義ライブ、祝70回目!参照〕、そこで初披露させて頂いた“Gare de Chasse-sur-Rhône”と“Transit Jam”を今回のライブでも演奏させて頂けたのは良かったです。どちらも昨年のフランス・デンマークへのツアー中に作曲構想が浮かんだ曲、そこから1年という節目で、そして更なるブラッシュアップをもって演奏出来たのは良かったです。また、自分でもこれらを演奏して、その時の景色が昨日のように浮かんでくるような気がしていて、弾いていて心地良かったです。またこんな曲を作っていけるように頑張りたいです。
そして、久し振りに“Final Approach”を演奏させて頂きました。この曲は、トリオ結成初期によく演奏していたオリジナル曲で、自分の作った曲でも古めの曲でもありますが、この曲が収録されているCDアルバム『Pictures』が完売した事〔CD『Pictures』完売!参照〕のご報告も兼ねての披露でもありました。CDでは曲はテーマから入りますが、今回はメロディ無しでソロから回して始めており、その後のタイミングでテーマに入るという構成で演奏してみました。長い事やっていた曲だけに、それこそ色々なアプローチを試してみたくなります。多くの方に聴いて頂けて光栄でした。
この日は、有り難い事に満員御礼となっていました。毎回毎回、本当に多くの方々にお越し頂いて感謝です。竹内大輔トリオは今後も続いていきます。また新たな曲をもって皆さんと楽しい時間を過ごしていければと思いますので、引き続きどうぞよろしくお願いします。次回のライブは9月20日(木)、銀座 No Bird で決定しました。またお会いしましょう!
★9月20日(木)銀座 No Bird
Open…18:00~、1st.…19:30〜、2nd.…21:00〜、
Charge…3500円(オーダー別)、コース料理御予約の場合、2500円
Member…(Pf)竹内大輔、(B)池田暢夫、(Ds)佐々木俊之
●今回のセットリストです!
・1ステージ 1、Morning In Trastevere(オリジナル)
2、The Outside Yellow Lamp(オリジナル)
3、The Night Visitor(オリジナル)
4、Transit Jam(オリジナル)
5、Veins of Leafe(オリジナル)
6、Gare de Chasse-sur-Rhône(オリジナル)
・2ステージ 1、Final Approach(オリジナル)
2、Water Lily(オリジナル)
3、Close To You
4、Monte Fiesole(オリジナル)
5、From East(オリジナル)
・アンコール ・Casa Familia(オリジナル)
☆吉祥寺 Sometime のHP…http://www.sometime.co.jp/sometime/index.htm
☆池田暢夫のHP…https://sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/
☆佐々木俊之のブログ…http://toshi-sasaki.seesaa.net/
クラシック演奏らしく、この日はフォーマルな姿勢で臨んでみました。ここでは珍しく、開演前のビールも我慢しておいています(笑)。見事な緊張感が溢れ出ていましたが、これは自分自身が緊張していたからでもありましょう。1曲目の“Piano Sonata No.16 in C major, K.545”(モーツァルトピアノソナタ、ハ長調)を始め、今回はクラシックでも特に有名な曲ばかりを取り上げたので、尚更緊張しやすい空気感だったのかもしれません。ただ、このピアノソナタやメンデルスゾーン“Lieder ohne Worte, Op. 19-3”(狩の歌)、そしてショパンの“Prelude Op. 28-15”(雨だれの前奏曲)は、学生時代にピアノ発表会で披露した曲でもあるので、それこそ何ヶ月も練習していた、特に思い入れの強い曲でもあり、今回はその時の自分を重ねつつ、今の自分に消化させながらピアノを弾く事で、ピアノと自分との対話を楽しませて頂きました。次第に緊張も解れ、クラシック・ステージの後半では少しリラックスして臨めるようになってきました。
そして今回、自分が特に力を入れていたのが、クラシックの中で一番好きな作曲家と言える内の1人、ベートーヴェンの“Piano Sonata No.8 Op.13(pathétique)”(悲愴)でした。これは本当に昔から聴いていた曲で、それこそ自分が母親のお腹の中にいる頃から聴いていたのではないでしょうか。第3楽章のみ、ピアノの発表会で披露した事はありましたが、第1楽章、第2楽章共に大好きな曲で、いつか続けて披露してみたいと思っていた曲でもあったのです。曲の長さは全部で20分弱と正に大曲なのですが、この曲を自分のライブで弾ける事の幸せは、なかなか言葉で言い表せるものではありません。時間をかけて練習してきた分、この日の演奏が一番上手く表現が出来ていたようにも思えました。この曲のあと、ショパンの“Nocturne Op.9 No.2”を弾いて、クラシック・ステージは終了。良い締め括りになれた時間でした。
そして、今度はオリジナル・ステージへと突入します。先程の緊張感とは打って変わって…というと緊張無しに見えてしまいますが(笑)、また異なった緊張感で臨めたステージだとは思っています。ここで披露させるのは、今回のソロピアノライブでも取り上げた様々なジャンルの音楽達を消化させ、自分からのアウトプットで作り得た、オリジナル曲というフィールド。今回の集大成とも言えるステージでもありました。テンポをフリーにし、少し揺れて弾いてみた“Casa Familia”から開始させ、これまでのオリジナル曲を改めて見直せた時間にもなったと思います。
“The Day Of The Black Key”や“A Short Novel”等、意外にもソロピアノではこれまであまり披露してこなかった曲にも挑戦しましたが、久し振りに、ソロピアノで弾く事を前提に自分が作った“Off The Grid”も披露させて頂きました。今回のソロピアノ2DAYSを通してみて、改めて自分にとってのソロピアノとは何か…と問いかけられた時の答えになれたような、そんな演奏になったと思います。
アンコールには、これまで幾度となく演奏してきた“Monte Fiesole”を取り上げました。この曲は御存知のように、トリオの演奏で何度も演奏していますが、ソロピアノでも何度もやってきた曲でもありました(自分名義意外も含む)。今回は気持ちを新たにして、全くフラットな姿勢で演奏していく事に務め、お越し頂いたお客さんとの良い時間を楽しめたように思います。本当に嬉しい時間でした。どうもありがとうございました!
…と、これで終わりにはしませんでした(笑)。もう1曲用意しています…と言い、前日と同じく“DIRTY BULLET”シリーズをお届けさせたのでした。しかもこの日は、“DIRTY ROSES”に加えて“DIRTY DROP”も取り混ぜたスペシャル・バージョン!…ある程度事前に決めていた構成と、その場で即興で紡いでいった部分を組み合わせて、この日限りの演奏にてソロピアノライブの締め括りとさせて頂きました。この時は脳内も解放され、色々な意味でピュアな自分の演奏をお届け出来たのではないかと思います。大きな拍手、歓声、どうもありがとうございました。自分の楽しく演奏出来ました!
さて、このように盛り沢山でお届けしたソロピアノ2DAYSでしたが、終わった後は本当に嬉しい余韻が広がっていきました。前述のような達成感、そして自分はピアノという楽器が本当に好きなんだと思えた2日間。この事を改めて思い起こせただけでも、挑戦した甲斐があるというものでした。そして、ますます次のステージに進みたくなってきました。またいつか、自分とピアノと1対1で向き合える時間を作りに、ソロピアノライブに挑戦していきたいと思います。ありがとうございました!…またどうぞお越し下さいませ!
●今回のセットリストです!
・1ステージ 1、Piano Sonata No.16 in C major, K.545
2、Lieder ohne Worte, Op. 19-3
3、Träumerei
4、Prelude Op.28-15
5、Gymnopédies No.1
6、Piano Sonata No.8 Op.13“pathétique”
7、Nocturne Op.9 No.2
・2ステージ 1、Casa Familia(オリジナル)
2、The Day Of The Black Key(オリジナル)
3、A Short Novel(オリジナル)
4、Off The Grid(オリジナル)
5、Everybody Knows That(オリジナル)
6、From East(オリジナル)
7、Gare de Chasse-sur-Rhône(オリジナル)
・アンコール 1、Monte Fiesole(オリジナル)
2、DIRTY DROP〜DIRTY BULLET〜DIRTY ROSES〜DIRTY BULLET
☆南青山 ZIMAGINE のHP…http://zimagine.genonsha.co.jp/
さて、1日毎に2ステージを御用意させて頂きましたが、今回、更なる試みとして、2日間なので合計4ステージ毎に音楽のジャンルを縛って臨んでみるようにもしてみました。ソロピアノという状況故に、取り上げる音楽は幅広く捉えているのですが、自分のルーツとなる音楽に着目をし、クラシック、ゲーム音楽、ジャズカバー、そして自分のオリジナルという4つのジャンルに分類…。それらをステージ毎に振り分けて、1日目にはゲーム音楽のステージとジャズカバーのステージ、2日目にはクラシックのステージとオリジナル曲ステージ…というようにしてみたのです。これらのジャンルの曲を個々で演奏する事は勿論ありつつも、それらのジャンルで縛るステージというのは初めての経験で、それこそ、頭を集中させなければ到底出来る事ではありません。今回は2DAYSという状況以上に、ソロピアノの腕が試される状況下に敢えて自分を置く事で、自分の腕試しという側面も持たせていたのでしょう。お陰で、準備はとても大変なものになってしまいましたが(笑)、遣り甲斐のある2日間になったと思いました。
場所はお馴染みの南青山 ZIMAGINE にて、前回のソロピアノライブ〔竹内大輔、4回目のソロピアノライブ参照〕から取り入れたステージ配置で今回も臨みます。客席配置を見直し。更にお客さんに入って頂けるようにしましたが、1日目に大入り、2日目には満員御礼となりました。改めて感謝をすると共に、多くの方の期待に応えるべく、演奏にも気合いが入る次第でもありました。前述のように、1日目の 1st ステージにはゲーム音楽編、2nd ステージにはジャズカバー編を持ってきており、自分の音楽ルーツも話させて頂きつつ、ゆったりとそれらのステージを進めていきました。
最初のステージのゲーム音楽編ですが、まずこの企画を考えた時に、どのゲームから取り上げよう…と思ったのは当然でもありましょう。ゲーマーと言われる程、自分は沢山ゲームをやってこなかったですが、それでも思い入れの強いゲームは幾つかあります。…とは言え、あまりにも取り上げ過ぎると収拾が付かなくなってしまうので、RPGのドラゴンクエスト(以下DQ)、ファイナルファンタジー(FF)、クロノトリガー(CT)に集約。そこから印象的だった曲を取り上げて進めていく事にさせて頂きました。
そんな1曲目は、全てのDQに共通する序曲、DQ3で言うところの“ロトのテーマ”から始めさせて頂きました。音楽的にも幕開けに相応しく、ゲーム音楽ステージである事もハッキリと分かる瞬間でもあります(笑)。そして、DQときたらFFも…という事で、次なる曲は、全てのFFに通じる“プレリュード”を演奏。その後、それぞれの劇中で使われていた曲をピックアップして、ステージを進行させていったのでした。
それにしても、やはりこれら名作ゲームでは名曲も多い事に改めて気付かされます。特にDQの曲に関しては、なるべくオーケストラ・アレンジ(ゲーム・アレンジよりも複雑な場合が多いです)の構成で演奏させて頂いたので、DQという世界観の壮大さ、そして音楽で表現させていた可能性を十分に感じる事が出来ました。…最近でこそ、自分は全くゲームをやらなくなってしまいましたが、演奏していく度にその風景が思い出され、当時の世界観が蘇るかのようでした。これはFF、CTの曲に関しても同じです。今回、結果的には多作品の選曲になってしまいましたが、いつかは1つの作品にのみ絞ったゲーム音楽編でも良いのではないかと思った程でした。そんなゲーム音楽編の最後には、DQ3のエンディングテーマ、“そして伝説へ”を演奏。良い締め括りになれたと思います。
さて、2nd ステージはジャズカバー編です。今回の中では一番、普段からやっているステージに近い雰囲気の流れでもありました。…とは言え、だからこそ、今回の特別感を出していかなければいけない時間でもあります。ここは何かしらのテーマを決めたいところで、そんな中、今回は“旅”というものを挙げてみました。世界中の街や風景が浮かび上がるような、そしてそんな旅に出てみたくなるような演奏を目指して、2nd ステージを進めさせて頂きました。
“My Favorite Things”に始まり、“Misty”、“St. Louis Blues”とジャズスタンダードナンバーが続きますが、その中にもミシェル・ペトルチアーニの“Night Sun in Blois”を組み込ませたり、チック・コリアの“Blazilia”も入れたりと、どちらも地名が入っている曲を選定しつつ、この日の独自性も追求していきます…。そして、やはりお馴染みの“Spain”も外せなかったのでした。ソロピアノライブでも何度も取り上げたこの曲…。ある意味で自分の成長が垣間見える曲でもありましょう。この日も新鮮な想いで弾かせて頂きました。
最後には“Take The A Train”を演奏し、アンコールを頂きました。アンコールは実は最初からとある曲をやろうと決めていたのですが、これはカバーと言って良いのが、オリジナルと言って良いのか…という曲でもあります。それが TRI4TH 楽曲の“DIRTY BULLET”でした。既に皆さん御存知の、TVアニメ『博多豚骨ラーメンズ』のエンディング・テーマ。ソロピアノで披露した事は今まで無かったので、今回は良い機会でもありました。同楽曲の“DIRTY ROSES”とメドレーでお送りさせて頂きました。
既に色々な挑戦を盛り込んだ、ソロピアノライブ1日目でしたが、大きな拍手を持って終了となりました。自分としても、ここまでバラエティに富む選曲をして演奏したのは初めてで、だからこそ、あっという間に感じた1日でもありましたが、ホッとする反面、次の日に控える2日目のステージの事が脳内をぐるぐると回り始めました。そうです。まだ、あくまで初日が終わったばかり…。次の日の2日目の終了をもって、今回のソロピアノライブのプロジェクトは完結と言えるのです。なかなかこうした状況になった事が無いので、この時は不思議な余韻を感じたものでしたが、2日目に良い感じに繋げられそうな手応えは感じられました。いったん自宅に戻ってゆっくりと休みつつ、次の日を迎えたいと思います。次の日のブログに続きます。ひとまず、どうもありがとうございました!
●今回のセットリストです!
・1ステージ 1、ロトのテーマ【DQ3】
2、プレリュード【FF6】
3、Love Song 探して【DQ2】
4、遥かなる旅路【DQ2】〜広野を行く【DQ1】〜果てしなき世界【DQ2】
5、冒険の旅【DQ3】
6、樹海の神秘【CT】〜風の情景【CT】
7、時の最果て【CT】〜時の回廊【CT】
8、はるかなる故郷【FF5】
9、Ami【FF8】
10、おおぞらを行く【DQ3】
11、そして伝説へ【DQ3】
・2ステージ 1、My Favorite Things
2、Misty
3、St. Louis Blues
4、Night Sun In Blois
5、Brasilia
6、Spain
7、Take The A Train
・アンコール ・DIRTY ROSES〜DIRTY BULLET
☆南青山 ZIMAGINE のHP…http://zimagine.genonsha.co.jp/
ライブ前にビールで乾杯をし、本番へと臨みます。まずは自分のオリジナル曲“Scramble”で、メンバーの今回のステージに対する出方?を確かめ合うといったような感じだったでしょうか。即興性も求められ、瞬発性も求められる曲でありますが、今までに何度も何度もメンバーで合わせてきた曲なので、ある程度の出方は分かります。その相互作用?から敢えて外してくる方向でくるのか、それともフレーズをキープさせてくるのか…等、色々と頭を働かせつつ、目の前で行われている音楽の会話を楽しむのです。2曲目には久し振りの“The Day Of The Black Key”。1st CDアルバムに収録されているだけに、トリオの初期の頃を思い出させてくれる曲です。
このように、トリオの初期の頃の曲は、メンバーの演奏し慣れている上での出方を見て、そして“Talking Bells”等の、まだレコーディングもしてない比較的新しい曲は、曲のより良い景色を求めながら演奏していく…という感じだったでしょうか。このトリオでは、曲の進化を一番に体現出来るのはライブだと思っていて、こうした1つ1つのライブで新たな方向性を見出だしたりするのです。それはやはり、音の即興性を重んじている部分もあると思いますし、自分の大事にしたい拘りでもあるからでしょう。ライブで出されたアイデアがアレンジに反映され、更に大胆にブラッシュアップさせる…。今後も追求させていきたい事でもありますね。
その意味では、同じ時期に作曲した“Gare de Chasse-sur-Rhône”と“Transit Jam”の2曲は良い組み合わせでした。これらは、どちらも昨年の7月中旬頃に作ったのですが、前者はその時に初披露以降、何度も演奏(トリオでも、それ以外でも)しているのに対し、後者はその時以降、今回で2度目の演奏となっていました。即興という部分では、新鮮味で言えば“Transit Jam”の方が明らかにあるのですが、“Gare de Chasse-sur-Rhône”はこれまでに何度もステージで演奏する事で曲の理解度も上がっているので、だからこそ良い即興空間が出来上がったりするのです。…とは言え“Transit Jam”も、前回アレンジ面で気になっていた部分を取り入れて演奏に臨んだりしていたので、これでまたこの曲の理解に一歩近付けたかなと思ったりしました。…どちらにしても、ライブをやり続ける事で曲は成長していくという事を、改めて感じた夜になったは間違いなかったのでした。それがまたライブの楽しさの1つでもある事を忘れてはならないですね。
こうして2ステージ、たっぷりとお届けする事が出来た今回のライブ。お客さんと作れているという手応えも感じられ、良い時間になれたと思います。どうもありがとうございました。次回のトリオライブはまだ未定なのですが、また決まり次第、お伝え出来ればと思います。またどうぞよろしくお願いします!
●今回のセットリストです!
・1ステージ 1、Scramble(オリジナル)
2、The Day Of The Black Key(オリジナル)
3、Talking Bells(オリジナル)
4、Love Theme From Spartacus
5、Monte Fiesole(オリジナル)
6、Hagatna(オリジナル)
・2ステージ 1、Morning In Trastevere(オリジナル)
2、Transit Jam(オリジナル)
3、Chirdrens Game
4、Casa Familia(オリジナル)
5、From East(オリジナル)
・アンコール ・Gare de Chasse-sur-Rhône(オリジナル)
☆銀座 No Bird のHP…http://www.no-bird.com
☆池田暢夫のHP…https://sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/
☆佐々木俊之のブログ…http://toshi-sasaki.seesaa.net/