- 2024/11/21 [PR]
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行き交う車両は様々で、まずは風景が大きめの、技術的にも易しめな構図から(笑)カメラに慣れていきますが、即座に車両が大きめの構図へと移ります…。こちらの方がシャッターを押すタイミングもシビアなものとなり、カメラに馴染んでいく度合いが大きいからです。…そして、いよいよ目的の車両を撮影するタイミングがやってきました。
東武鉄道の6050系という車両です。東武日光線や鬼怒川線のローカル運用や、写真にあるように区間快速(快速)として、日光・鬼怒川方面から浅草駅までの長距離速達タイプの列車にも使用されます。写真としてもバッチリの構図を押さえられたと思います。
この車両、自分が鉄道旅を始めた時(小学生高学年〜中学生頃)には、東武が好きだったという事もあって、かなりの頻度でお世話になっていて、年齢的に、日帰り、そして夕方過ぎぐらいまでの帰宅が原則だった中で、栃木県や福島県の路線まで、よく乗っては撮ってはを繰り返していた…という記憶があります。その1つが野岩鉄道会津鬼怒川線という路線で、こちらは〔鉄道さんぽ 7.(野岩鉄道、会津鬼怒川線)〕で取り上げているので、御覧頂ければと思います。
さて、前述のように東武鉄道本線系統は4月21日(金)にダイヤ改正を行いますが、なんとこれら快速・区間快速列車が廃止されてしまう事になりました。以前、よく愛用していた者としては残念でならないのですが、近年、この快速・区間快速はダイヤ改正を追う毎に縮小、減便が続いていたので、廃止は少しは予想出来た事でもありました。
その実質的な理由は、左上写真の東武新型特急『Revaty(リバティ)』の登場です。この列車が4月21日のダイヤ改正でデビューするのですが、ダイヤが現在の快速・区間快速を踏襲するような形で運行すると発表された時には決定的だと思いました。東武の路線は、日光方面と鬼怒川温泉方面で行き先が分かれるのですが、この列車は始発駅を3両+3両で併結運行し、途中で東武日光方面と鬼怒川温泉方面へ3両ずつ分かれて運行します。これが正に、現在の快速・区間快速の運行の仕方(こちらは2両+4両という分け方で、後方4両は後に、途中駅で切り離して2両運転になります)と似ているのです。
この Revaty は特急として運用されるので、列車の置き換え対象としては、右上写真の300系という特急車両かのように思われがちなのですが(事実、300系は今回のダイヤ改正で引退となります)、ダイヤ構成上の変化としては、現在の快速・区間快速が特急に格上げされて置き換わった形となりました。
Revaty は特急列車なので、乗車するには特急券が必要です。なので、快速・区間快速利用者からすると、実質値上げしたという見方も出来るかもしれません…。そうなると、特に本数が少なくなる、路線の末端(東武日光駅〜下今市駅〜会津田島駅間)では、快速・区間快速列車が無くなった分、不便になりそうなのですが、ここでは Revaty は各駅に停車し、しかもこの区間内相互利用は特急料金不要との事でした(ただし、指定席は特急料金が必要)。一応、救済措置は取られているようです。
…とにかく、快速・区間快速は4月20日までの運行となります。この6050系は東武日光線の南栗橋駅以遠の急行・区間急行列車として、料金不要の速達列車としての使命も残しつつ、ローカル運用も併せて存命しますが、大幅に運用が縮小された事は確かです。…そしてこれは、浅草口にはもう姿を見せなくなる事も意味しています。そうなると、やはり撮影場所も浅草近辺に移動せざるを得なくなりますね。東京スカイツリーや、隅田川の桜との組み合わせもこれが最後となりそうです。
この快速・区間快速列車は、特別料金不要の列車としては、JRを除く私鉄では最長距離を走る列車でもありました。浅草駅〜会津田島駅は距離にして 190,7km。快速で約3時間半、区間快速では4時間弱になる所要時間を誇る列車で、こんな列車が現在まで、都心方面にも毎日のように走っていたというが、逆に凄かったのかもしれません。長距離列車は特急列車で…という現在の流れに、ようやく沿ったダイヤ改正となったのでしょう。自分としては、1つの鉄道青春時代が終わったかのようで寂しくはありますが、ダイヤ改正以降の変化を楽しみにしていきたいと思います。6050系快速・区間快速列車、お疲れ様でした!
おまけとして、今回、東京メトロ日比谷線の新型車両13000系(左上写真参照)にも遭遇しました。今後、徐々に従来の03系(右上写真参照)を置き換え、2019年度には置き換えが完了するのだとか。このように、世代交代は着々と進んでいると感じさせられた、今回の鉄道撮影でもありました。
☆東武鉄道のHP…http://www.tobu.co.jp/
現在の主力車両である1000系です。2013年春より量産を開始した車両ですが、今年度中に全てこの車両になろうとしています。現在、全38編成ありますが、あと2編成造られる予定で、この2編成が出揃った時に、1000系への置き換えが完了となるのです。
そして、かつての主力車両だった01系です。1984年に登場した車両なので、確かに車齢的にも引退は免れないといったところでしょう。よく見ると“くまモン”ラッピングが施されていますが、これは廃車予定だった01系を熊本電気鉄道が4両導入した経緯によるもので、先日の震災による熊本復興支援の意味を込めて、同社と東京メトロが協力して、それぞれの車両に同じように施されているものでもあります(どちらも1編成ずつです)。
この01系も残り2編成。そして先日、前述の1000系の最後の導入分となる2編成の内、1編成が完成されたとのニュースが飛び込んできました。ちなみに、このラスト2編成は通常の1000系とは異なる仕様で登場し、そもそもモチーフとしていた銀座線1000形(銀座線が開通した当初に活躍した車両)のデザインに更に近付けた、レトロ仕様での車両になっているとの事です。これが結構な拘りをもった車両で、内装は木目調で、座席は緑色、昔の銀座線でお馴染みだった瞬間消灯を再現させ、予備灯も装備しているとの事です。瞬間消灯の機能はイベント時でしか使用しないとの事ですが、車両自体は通常の運用にも使える仕様にしてあるとの事で、もう暫くするとお目に掛かれる事になるでしょう。
…この車両と入れ替わるように消えていくのが01系です。登場した当時は、とてもモダンなデザインに、鉄道少年だった自分は一気に惚れ込み(笑)、ドア開閉時のチャイムに驚いたり、ドア上部の路線図式車内案内表示器がとても新鮮に映っていた事を覚えています。あまりにも好きだったのか、当時の学校の文集の「将来なりたいもの」の項目に、地下鉄銀座線の運転士と、路線指定(恐らく車両指定)させて書いている程でした(笑)。
01系の活躍はあと3ヶ月弱ほど。当時は最新式だった車両が全車引退というのは、時代を感じさせますが、日本を代表する地下鉄路線を走った車両として、その記憶には強く刻まれる事でしょう。安全運転で、最後まで駆け抜けてほしいものです!
☆東京メトロのHP…http://www.tokyometro.jp/index.html
この動画への反響は高く、やはり冒頭の高速連打のピアノイントロが、結構なインパクトを与えているようです。どこかで16連射ピアノイントロという、○○名人を連想させられるような名を付けられてしまいましたが(笑)、幼少の頃はシューティングゲーム等で○○名人を尊敬していた時もあり(笑)、あの頃の動きが今になって役立つとは…という感覚でもあります。
そしてよく耳にするのが、あれはどのようにして弾いているのか(2、3人くらい)…という事です。ここでは多くの声にお応えして、せっかく?なので、あのイントロをどのように弾いているかを解説させて頂きたいと思います。…とは言え、とにかく速く弾く…くらいの答えしか出せないのですが(笑)、速く弾くコツとしては、鍵盤を押す時より、離す時を素早くさせるようなイメージでしょうか。練習すれば、意外とコツはすぐに掴めると思います。
イントロの音階を書かせて頂きますと、
ソソソソソソソソシ♭ソソソソソソソドソソソソソソソレソソソソソソソ
ソソソソソソソソシ♭ソソソソソソソドソソソソソソソレソソソソソソソ
…となります。これを約5秒間(動画を見て測りました…笑)で弾き切れば良いのです。動画を参照して頂ければ分かりますが、これらを片手の指だけで弾くのは到底無理で、右手と左手を交互に使って弾くようにしています(たまに出てくるシ♭、ド、レがソより高い故、右手で弾くようにしたい為、右手から先に弾きます)。色分けすると、こうなります。
・赤➡右手の指 ・青➡左手の指
ソソソソソソソソシ♭ソソソソソソソドソソソソソソソレソソソソソソソ
ソソソソソソソソシ♭ソソソソソソソドソソソソソソソレソソソソソソソ
そして、こういう指使いで弾いています。
・ソ➡右手の親指
・ソ➡左手の中指
これを沢山繰り返して、たまに、
・シ♭➡右手の中指
・ド➡同じく右手の中指
・レ➡右手の薬指
…という弾き方になります(笑)。以上ですが、指使いに関しては、たまたま自分がこうしているだけで、他の指でも大丈夫だとは思います。後は結局根気かもしれません(笑)。ポイントとしては、左手は中指を使っている事と、右手はシ♭もドも中指を使っている事でしょうか…。何故そのような指使いにしたかは分かりませんが、これだと自分的には弾きやすい…という事なのだと思います。
是非皆さんで練習して頂いて、曲に合わせて“Freeway”をイントロってみましょう(笑)!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
寝台特急の廃止、臨時化というのは確かに寂しい感じはありますが、ここは新たに開通した路線に目を向け、これからの発展を期待したいと思います!…その2大トピックと言えば、やはり北陸新幹線と上野東京ラインでしょう。どちらも、日本地図が塗り替えられるぐらい…というと大袈裟かもしれませんが(笑)、乗客の流れは明らかに変わっていくと思われる路線でもあり、それに伴う付加価値も非常に大きなものになるかもしれません…。北陸新幹線の最速種別である新幹線『はくたか』号は、東京駅〜富山駅間を最速2時間8分、東京駅〜金沢駅間を最速2時間28分で結び、これまでのルート(それが前述の北越急行ルートですが…)よりも1時間以上も短縮されます。この事実を聞くだけでもワクワクしてきてしまいますが、車両も“日本一豪華な新幹線車両”と言われるE7系(JR東日本所属)、W7系(JR西日本所属)が用意され(両者に仕様の違いはありません)、今回のダイヤ改正の目玉としてその魅力が放たれています。
3月14日当日。開通したての北陸新幹線に乗りたいところでしたが(笑)、流石に時間の都合上厳しかったので、同じくこの日開業された上野東京ラインを探索してみました。せっかくなので、E7系とのコラボ写真も撮っておきます(左上写真参照)。さて、この上野東京ライン、名前の通り上野駅と東京駅を結ぶ路線…のように解釈されがちですが、意味はもっと広く、上野駅と東京駅を経由し、JR宇都宮線(JR東北本線)、JR高崎線、JR常磐線から、JR東海道本線を相互直通運転する列車の系統路線名…というのが正しいでしょう。これはJR湘南新宿ラインと同じ考えで、路線名というよりは、系統名を名乗っているというわけです。…なので、上野駅〜東京駅間はの正式路線名は、現状もJR東北本線のままです(…とは言え分かりにくいので、こうは案内されていませんが…)。
それまで東京駅止まりだったJR東海道本線、そして上野駅止まりだったJR宇都宮線、JR高崎線、JR常磐線が相互直通運転を始めるのですから、その乗り入れ区間は相当な範囲に及んでおり、実際、静岡県の熱海駅から栃木県の黒磯駅まで、片道4時間以上掛けて走行する列車も登場する等、その運行は非常に複雑になっているだろうと予想されます。車両に掲載されている停車駅案内もだいぶ細かくなっていました(右上写真参照)。JR常磐線に関しては品川駅までの片乗り入れとなっているので、割りとシンプルかもしれませんが、こちらは特急列車も日中を中心に乗り入れるので、インパクト的には大きそうな気がします。実際、東京駅で見るJR常磐線E231系(左下写真参照)や、特急『ひたち』号E657系(右下写真参照)はなかなか新鮮な光景ではありました。
上野駅〜東京駅間は3、6km。この内の半分くらいは既に留置線があった関係で、実際新たに建設した区間は2kmにも満たなかったとは思いますが、土地の余裕が全く無い所に新たに線路を築くというのは、大変な孝治であったと予想されます。元々、この区間には東北本線用の線路があり、列車も設定されていたのですが、用地を東北新幹線用に転用させる事から秋葉原駅〜神田駅間で線路が分断。その後、東北・上越新幹線の東京乗り入れが実現しました。
その状況で更に新路線を開通させなければならなかったのです。前述の通り、特に用地に余裕が無い区間が秋葉原駅〜神田駅間で、ここは新幹線の真上に、更に高い高架橋を造る事でクリアさせました。東京駅を出て暫くすると、上り勾配になって真下に新幹線を追いやり、そして秋葉原駅の手前で新幹線を横に見ながら下り勾配になっていく…という感じです。…この間、電車に乗っていたらあっという間ですが、相当な難工事であったに違いありません。
そして上野駅に入ります。東京駅のJR東海道本線の雰囲気は、もう完全に中間駅になってしまっているような感じでしたが、上野駅はまだまだ終着駅感が残っているような気がしました。…というのも、まだ多くの上野駅始発列車が残っている事と、北行きの3路線同士が漂わせる広い駅構内によるものなかもしれません。それまでのJR東海道本線からの列車が、ここで3方向(大宮駅までは2方向が同じですが)に分かれるのですから、乗客案内をしっかりしないと間違えてしまいそうです。そして直通運転区間が長きに亘っている為、もしも寝過ごしたら、とんでもない事にもなりかねませんね…。JR宇都宮線で上野駅で降りようとしていたら、寝過ごして熱海駅まで来てしまった…とか、今後本当にありそうです。注意して頂きたいですね。
さて、上野駅では、今回のダイヤ改正から見られる光景を発見しました。右上写真がそれなのですが、E231系とE233系が併結して運転されていました。これまでは無かった事なのですが、こちらも今回のダイヤ改正を象徴する姿かもしれません。とにかくファン心理をくすぐられる光景です(笑)。
この日、自分が上野東京ラインを探索していた時間は1時間にも満たなかったのですが、もうこれだけの話題を挙げてしまいました(笑)。新たに開通した区間は短けれど、その内容や効果は壮大なものがあるという何よりの証拠でしょう。北陸新幹線と共に、大いに注目していきたい路線であるのは確かなようです!
☆JR東日本のHP…http://www.jreast.co.jp
8000系については、前述の“鉄道さんぽ”を参照して頂くとして、白色に青と水色のラインが入っているこの車両は、東武鉄道ではかなり長い期間に亘って活躍している車両で、最盛期は712両も存在していました。勿論、東上線でもその姿を多く見掛けていたわけですが、時代と共に世代交代が行われ、ついに池袋口ではもう見られないという状態になるというのは、驚きを隠せませんでした。折しも現在は東上線100周年の時…。この車両が登場したのが1963年ですから、実に東上線の歴史の半分を見てきた車両でもあったのでした。
既に前日の1月16日(金)に一般営業運転を終えており、この17日に運転されたのは池袋駅を朝の9:15に発車する、予約制の団体専用列車(既に満員)で、これが正真正銘、池袋駅から発車する最後の8000系の10両編成列車…という事になったのでした。自分も最後の勇姿を見に池袋駅へと繰り出し、多くの人に見守れながら入線してきた8000系を、地元ながら頼もしく思ったものでした。
この8000系という車両は今まで存在が当たり前過ぎて、あまり見向きもされなかった車両であったような気がしました。しかし、この日の人出はどうでしょう…。やはり皆、非常に愛着があったのではないかと思うのです。発車前には、駅員の方々による「ありがとう8000系」と書かれた模造紙が掲げられ、車両に対する労いの気持ちが伝えられているようでした。
そして自分は先回りをし、地元成増駅の撮影ポイントへ…。ここは以前、やはり8000系を撮影した事のある場所でもあり〔最後の東武顔参照〕、ここが自分と8000系の最後の顔合わせとさせて頂きました。まだまだ走れそうな感じではありますが、今までお疲れ様でした。
ところで、厳密にはこの8000系は東上線全線から引退するわけではありません。引き続き東上線の小川町駅〜寄居駅間と、越生線では、ワンマン化4両編成の車両が使われる予定です。しかし、10両編成という長い編成で、そして池袋駅に姿を見せる事はもう不可能になります。これも1つの時代の変化として、心に刻みたいと思います…。これからの東上線の発展と共に、ありがとうございました!
☆東武鉄道のHP…http://www.tobu.co.jp
…そう、鉄道が沢山登場しているではないか…と(笑)。
あれ、あまり気になってないですか(笑)?…それならそれで良いのですが、やはり自分としては、こんなに多くの鉄道が登場しているので、ついついそういった部分も見てしまうのです。そして、色々と発見してしまいました。
どうやら、レアな車両が幾つか登場している…と。
これには自分もビックリだったのですが、鉄道好きの観点から見させて頂くに、偶然撮影をしたには出来すぎるくらい、レアな車両が登場(しかも複数)していたのです…。まあ一般的に、レア度がどれくらい分かって貰えるか…という部分はあるものの(笑)、これは解説せざるを得ない衝動に駆られるのも時間の問題でした。そして解説するには、やはりそれぞれの車両の写真も必要でしょう…。そもそもがレア度の高い車両なだけに、これらを写真に収めるのも大変な作業ではありましたが、最近、ついに全部が出揃いました。
…という事で、レア度の高いものを4つ、順位を付けて見ていこうと思うので、皆様是非とも暇潰しにお付き合い下さいませ(笑)。
・第4位(東武鉄道50050系)【1:55〜2:01】
ドラムのタカオさんが電車に乗っているシーンです。タカオさんの家の最寄りの路線である、東急田園都市線で撮影したものらしいですが、車内を見るに東武の車両である事が分かるので、これは乗り入れて来た東武50050系である事が分かります。東急線なのに、車両が東武である事に、何となくレア度が感じられます(笑)。実際、田園都市線内では東武車両を見る事が多いので、実はそんなにレア度は高くないのですが、50050系の中でも、ドアの戸先部に黄色のマーキングが無い事や、ドア横の手すりがパイプ化されていない物が使われているので、初期車である事が分かります。ちなみに、タカオさんが立っている後ろは車椅子スペース(上に網棚が無い事から分かります)で、50050系には2号車と9号車に設置されていますが、すぐ後ろの連結面に貫通扉がある(50050系の貫通扉は、車両の上り側にしか付けていません)事から、ここは9号車であると予想出来ます。探偵並みの推理力を出してすみません(笑)。
・第3位(西武鉄道3000系)【2:08〜2:10】
ベースの関谷君が歩いているシーンの次に出てくる車両です。目を凝らして見てみると、列車の行き先が“田無”になっているので、西武鉄道の中でも新宿線の車両であると予想出来ます…。この3000系は西武鉄道の中でも古い方の車両に属するもので、本線系統では最後の3扉車でもあります。現在、西武新宿線には3編成(他、池袋線用に3編成、ほぼ国分寺線用に2編成)しか在籍しておらず、なかなか見る事が出来ないので、そのレア度は高いものです。また、最近廃車も始まっており、本線系統でその姿を見られるのもそんなに長くは無さそうです。西武新宿線のホームで「3扉車」という表示が出てきたら、運が良いと思って下さい(笑)。
・第2位(JR東日本185系)【0:45〜0:49】
サックスの藤田君が外でサックスを吹いている風景の、サックスがアップになっているシーンです。相当分かりにくいですが、後ろに電車が走っているのが確認でき、何となく白い車体に縦のラインが入っているような感覚を受けますが、これぞ正に、今の185系の塗装の特徴です。JR東日本の関東圏内を走る車両としては数少ない、旧国鉄形の車両、且つ特急形車両であり、撮影した宇都宮線・高崎線の沿線(何故この路線だと分かるのかというのは、第1位を参照…)でも、今では1日に数えるくらい(特に日中の運転本数は少ないです)しか運転しなくなってしまいました。ただ、撮影中、珍しい車両が来たから撮ろう!…みたいな流れにもなっていたらしいので、ある意味で映るべくして映ったのかもしれません。
・第1位(JR東日本211系)【0:49〜0:51】
第2位の直後のシーンです。何となく、2位の車両とは雰囲気が違うな…という所くらいまではお分かりかと思いますが、ここで登場しているのは211系という、関東圏では非常にレアな車両です。この車両、今年の3月16日のダイヤ改正以降、関東圏で走っているのはJR高崎線系統のみとなり、しかも2階建てグリーン車が連結されている編成は、もうこの1編成しか無くなってしまったのです。1編成とは言え、運用列車は毎日決まっているので(1日に4往復)、狙えば出会う事は可能ですが、流石にPV撮影班がこの車両の貴重さを知ってて狙ったとは思えないので(笑)、これこそ偶然の遭遇でありましょう。現在は高崎線開業130周年を記念したラッピングとヘッドマークが施されていますが、高崎線からの引退も間近で、今後は長野や山梨管内に転用されていく事になります。かつては沢山走っていた車両ですが、今や主流の車両が別になってしまった事を考えると、時代の流れは早いものだと感じさせられますね。そして、このPVにも登場していたというのも1つの時代であり、貴重な瞬間でもあったという事でしょう。
…以上です。如何でしたでしょうか。きっと、また別の視点でPVを見る事が出来るのではないでしょうか…。ちなみに、最後の方に映っている夜の東京駅付近のシーンですが、あれには特に珍しい車両は映っていません。東海道新幹線が走っているので、N700Aを期待したものでしたが、その車両では無さそうでした。
…さて、TRI4TH メンバーにも勿論、これらの事を話してはみたのですが、残念ながら(予想通り)誰もが興味を示してくれませんでした(笑)。しかし、ここまで書けば、少しはレア度の高さ加減が分かってくれると信じ、ひとまずペンを置きたいと思います。最後まで読んで頂き、どうもありがとうございました!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com
やはり、今まで利用してた路線が、東急東横線と、渋谷駅を介して直通運転を開始するという事態は、これまでに無いくらい大改革でもあると思うのです…。故に、現在東横線と直通運転を行っている横浜のみなとみらい線、そして副都心線と直通運転を行っている東武東上線、西武池袋線もこの直通運転の体系に含まれ、明日以降は5つの鉄道会社が直通運転を行うという、複雑怪奇なダイヤ?が自分を楽しませてくれる事でしょう(勿論、便利になるという意味で…笑)。
自宅からは、これまで乗り換えが必要だった東横線の中目黒駅、自由が丘駅、横浜駅、そしてみなとみらい線のみなとみらい駅、元町・中華街駅は1本で行けるようになり、やはり横浜方面への利便性は格段に上がりそうです。特に効力が発揮されそうなのは帰宅時で、仕事場の駅から自宅の駅まで1本の列車で帰れるというのは(絶対に座れそうですし)、他には変えられない嬉しさを感じてしまいそうです。
ところで、このダイヤ改正、やはりメインが渋谷駅の地下化による、副都心線と東横線の直通運転と銘打っているだけに、間接的な乗り入れ相手である東武東上線や西武池袋線への注目度が若干低いような気がするのですが、西武池袋線は、副都心線に乗り入れる速達列車を快速急行へと変更し、飯能駅⇔元町・中華街駅…という列車が設定…。西武線内『快速急行』、副都心線内『急行』、東横線・みなとみらい線内『特急』という、普通列車以外で途中で2回も種別が変わるという、なかなか珍しい列車が走ります。
そして東武東上線…。実は副都心線に乗り入れる列車は、東上線内は全て『普通』として運転するもので、乗り入れに列車に限定すると、あまり華々としたダイヤ改正にはなっていないのですが、むしろ大きく変わるのは東上本線自体のダイヤで、これは本当に白紙ダイヤ改正(細かい修正程度ではなく、全面的に時刻が変わるダイヤ改正)と言っても良いような、とても変化のあるダイヤになるのです。
…東上線自体が地味な存在なので、あまりニュースにも取り上げられてないのは(笑)残念でならないのですが、実家が東上線沿線の成増にあったので、どうしても気になってしまう所存でもあるのです…。
まず、これまでの『急行』と『快速急行』の間の種別である『快速』が新設されます。これは日中の時間帯に運転されるもので、30分に1本の設定ですから、かなり目立つ存在である事は間違いありません。東上線に『快速』というのは元沿線住民的にかなり違和感を覚えるもので、東上線らしくない…と言ってしまえばそれまでなのですが(『快速急行』の時もそうでした)、これも時代の変化なのだなぁと思ってしまいます。
そして、それらの種別のカラーも変わり、それまで青色だった『準急』が緑色へ、これからの青色(空色)は『快速』が担う事になりました。これもまた『準急』と言えば“青色”だと思っていた沿線住民から言わせて貰うと、本当に新しい時代がやってくる…という感覚が拭えないのでした。
確かに、東武本線のルールからすると、『快速』系は青で、『準急』系は緑なんですよね…。やっと本線系統とルールが揃えられた…とも言う事が出来るのかもしれません。ちなみに、全国的なルールで言うと、『快速』は『急行』より下の優等列車として扱われる事が多いのですが、東武では伝統的に『快速』の方が上なのです。この部分を東上線でも踏襲したというのは何となく嬉しいですね(勿論、隣りの西武池袋線では『急行』の方が上なので、この辺りはややこしくなるかもしれませんが…笑)。
…と、まあ、東上線の変化をざっと説明しましたが、確かに地味ですね(笑)。ただ、自分は大いに変化を楽しみたいと思います。…という事で、明日を心待ちにしています(笑)!
それは、ANAが世界に先駆けて就航させる、ボーイング787という旅客機に乗る為です。この飛行機は、アメリカのボーイング社の誇る新型旅客機であり、ニュースでも注目されているので、もしかしたら御存知の方もいるかもしれません。何と言っても超効率機というのが特徴のこの機体…、まだ就航していないのに、世界中の航空会社から800機以上の受注を得ており、こんな飛行機は今までに例を見ないくらいです。最近の燃料代の高騰や、見通しの立たない不景気というこの時代に於いて、正に救世主ともなる飛行機になる可能性は秘めているようで、世界からの期待は高いと言えます。
そもそもこの飛行機は、2004年にANAが50機の発注を行った事から開発がスタートされて、その為に世界で最も早く運航する航空会社もANAになったのですが、元々は2008年の北京オリンピックまでには間に合わす予定だったところから見ると、開発にはかなりの手間が掛かったと見て良いでしょう。
ボーイング787は、既存のボーイング767(先日の北海道ツアーで乗った飛行機です)とボーイング777〔竹内大輔の写真日記(~2009)、祝、777回目!参照〕の中間くらいの大きさの飛行機で、いわゆる中型機というものに分類されています。つまりはそんなに大きな飛行機ではないのですが、その航続距離は大型機を凌駕するもので、要はこれ1機のみで、既存のボーイング767、777、そして757という飛行機辺りの置き換えが出来てしまうという優れものなのです。
その秘密はやはり、最新型の性能を誇る燃費の良いエンジンと、効率化でしょう。つまりは、既存の飛行機を使い続けるよりも、今のうちに新しい飛行機にしておいた方が、コスト的に得だという事です。この事は、既に800機も発注を掛けられている事からも窺えると思います。
さて、そんなボーイング787の初就航の日にちはというと、今年の10月26日になる事が決定されていて、それは成田~香港間のチャーター便(復路は10月27日発)…だそうです。これが正にボーイング787の世界初の営業飛行となるわけですが、流石にこれはハードルが高いですし、確か数秒で売り切れていた筈です。…ではその次は…というと、成田空港からの遊覧フライトが10月28日、29日で予定されているのですが、何だかこれも勿体無いように感じてしまい、では…と、11月1日からの初の国内定期便を自分は狙っていたのでした。
今回、最初に導入される機体(1機のみ)は、アジア路線用の短距離国際線を想定した内装になっているようなのですが、暫くは足慣らしの意味も込めて、国内線で運航されます。その路線はというと、これが羽田~岡山線で、あともう1つが羽田~広島線なのです。これらの路線は、時間的には1時間半足らずですが、旅割を使えば片道12000円程度と、手の届く範囲の料金設定です(帰りは考えていません…笑)。
…という事で早速、国内線就航初日の予約状況を見たのですが…、既にどの便も満席の表示になっていました…(泣)。まあ、ある程度予測はしていたのですが、やはり考える事は皆同じなのかもしれません。しかし、これでへこたれる訳にはいかず、すぐ様自分はその次の日である、11月2日の便を予約しました。そして先日、その料金を支払いに行ってきたわけです。
一番最初の香港便から考えると、流石にプレミアム感も薄れてきた頃なのかもしれませんが、今回の機体の定員は252席という事で、11月1日終了時点で8回のフライトを飛んでいる事になりますから、単純に考えて、世界で2000番目ぐらいの搭乗者にはなれそうです(笑)。微妙な数字かもしれませんが、日本で…ではありません、世界で2000番目なのです!…そして今後800機以上の活躍が見込める飛行機であると言えるとしたら(確実でしょう)、かなり時代を先取り出来た1人になれるかもしれません(笑)。
…まあ、よく分からなくなってきましたが(笑)、とにかく楽しみだという事です。それまで無事に飛んでいてほしいというのは、言うまでもありませんね。
☆全日空のHP…http://www.ana.co.jp/
今日、4月29日という日で、東北新幹線が全線で運転を再開する予定です。3月11日の地震の影響で全線で運転を見合わせていて、その頃には復旧の目処が全く経っていないという状況になっていましたが(線路の変形や架線柱の倒壊が何ヶ所にも及んでいたので、それは当然とも言えます)、その後、部分営業を何度となく行い、ついに全線運転再開の見込みになりました。この日、自分は新幹線に乗りに行くわけではないですが(笑)、ある意味で待ち焦がれた日でもありました。
先月、3月12日に九州新幹線が全線開通し、自分も4月の九州ツアーついでに(笑)乗りに行った1人ではありますが〔更なる広がりを見せた九州ツアー参照〕(笑)、そもそもこの時に自分は、九州新幹線の鹿児島中央駅から、山陽新幹線・東海道新幹線を経て、東北新幹線の終点である新青森駅まで行く予定でありました…。以前、東北新幹線“はやぶさ”号のグランクラスのチケットを入手した〔新幹線“はやぶさ”を予約する参照〕のは、この鉄道の旅の一環でもあったわけです。つまり、鹿児島県から青森県まで、この日で新幹線によって路線が1本に繋がる…筈でした…。九州新幹線開通1日前の3月11日、あの大地震が東日本を襲い、当然東北新幹線は全線でストップ…、九州新幹線は無事に開通するものの、未だに新幹線では路線は結ばれていなかったのです。
しかし、4月29日という日で、東北新幹線が約1ヶ月半振りの全線運転再開…。今度こそ、新幹線によって青森県から鹿児島県まで結ばれる日がやってくるのです。ただ、東北新幹線では一部区間で徐行運転を行ったり、3月5日に運転を開始し、現在まで1週間程しか稼働していなかった“はやぶさ”号も通常より1往復減且つ、300km/時運転は暫くは行わない等、流石にイレギュラーでの状態となるようですが、全線運転再開が与える影響は大きく、この事が日本の活性化に繋がればと心から思うばかりです。
折りしも、青森県では今頃が桜の丁度良い季節で、弘前城の桜はこれからが正に見頃となってくる事でしょう。ちなみに今グランクラスに乗ると、その料金から5000円が義援金として寄付されるのだそうです。今こそ自分はリベンジを果たすべきなのかもしれませんが(笑)、なかなかそんな時間も作れないのも事実…。今はこの東北新幹線で、東北地方に元気が届けられるようにお祈りする事しか出来ませんが、より、東北地方を身近に感じていきたいものですね。
そんなこんなで、この日は立川商店のライブでもあります。
●4月29日(金・祝)赤坂 November Eleventh
Open…17:00~、Start…18:30~
Charge…4000円ポッキリ
Member…≪立川商店≫(G)立川善久、(Vo,G)立川真明、(Ts,Cho)荒井啓太、
(B)山田直弥、(Sax)かわ島崇文、(Key)竹内大輔、(Ds)立山秋航
Special Guest…(Vo,Tp)KUWA☆MAN
見ての通り、フライヤーには東北地方が!…自分達も頑張っていきましょう!
この車両、見た事がありますでしょうか…。
自分と同じ地元の方ならよく分かるかもしれませんが(笑)、東武東上線を走る8000系という車両です。自分の生まれる前から当たり前のように走っており、特に今まで注目される事もなかったような車両です。しかし最近この車両に、俄然注目が集まってくる事になりました。
そもそもこの8000系という車両ですが、最初の車両が登場したのは1963年の事と歴史はかなり古く、そこから約20年かけて合計712両も造られました。この数は、JRを除く私鉄の中での1形式の中では最大の勢力を持っており(そもそも、幾つかの大手私鉄の全車両保有数より上です)、しかも最初の廃車が出たのは2004年の事と、本当に大事に使われた車両でもあったのでした。
約20年間も造られたので、何度も細かいマイナー・チェンジが行われています。また、装備終了後の1986年から、初期の車両には延命対策として修繕工事が行われ、これまた車両数が相当な数なので、2007年に事実上全車両に行き渡りました(事実上…というのは、その前後に廃車された車両もあるからです…)。つまりは、修繕工事自体も約20年にわたって行われたので、その内容もまたバラエティに富んだ事になっているのです。
上の写真は東武の本線である伊勢崎線の方ですが、かなり後期に修繕工事が行われたもので、同じ8000系ではあるものの、かなり印象が違っています。特に変わったのが車両の先頭部…いわゆる“顔”の部分で、窓を天地に広げて、以前よりも少し近代的な感じになりました。ただ、この“顔”の変更が行われたのは、1987年度の修繕工事以降からなので、いわゆる原型顔の編成は1986年度に行われたが唯一…というものになります。
そして、改めて一番上の写真をご覧下さい…。8000系全ての車両に修繕工事が行き届いた2007年時には、このタイプは8編成が残っていましたが、2011年現在、実はもう最初の写真の1編成しか残っていないのです。
既に製造から20年が経っていた車両に、更に20年は使えるように…と行われた修繕工事ですが、もう工事施行の1986年が25年は経っているので、車両的にはそろそろ限界がきているようにも思われます。しかし、この修繕工事が行われる前の8000系は全てこの顔のタイプのものであった為、いわゆる“東武顔”とも言われており、今やそれそ後世に伝える唯一の車両という事で、注目も浴びる事になったのです。
しかし、この東武東上線(池袋駅~小川町駅間)では、2012年度中にATC(自動列車制御装置といって、自動で列車速度を制御できる装置です)化が予定されており、この8000系ではそれに対応出来ないらしいので、活躍が見られるのは必然的にあと少しという事になってしまいました。そもそも8000系自体が東上線の池袋口では見る機会が少なくなっているので、いよいよ引退まで秒読みという感じです(東上線の小川町駅以降と、越生線では、修繕工事の後期にワンマン化改造された8000系により、まだ暫くの活躍は見込めそうです…また、場所を変えれば、例えば東武野田線は、全車が8000系で運行されています)。
あれだけ当たり前のように走っていた車両が無くなってしまうというのは、寂しさと言うか、時代の移り変わりを感じさせますが、逆に考えると、よく今まで走ってくれていた…という感もあります。折りしも、今日3月5日は東武東上線のダイヤ改正の日でもあり、まだこの日で引退という事は無いでしょうが、最後の活躍を見せてくれるダイヤだとも言えます…。今後の動向を見守っていけたらと思いますね。…久し振りに“うんちく”を語らせて頂きました(笑)。
☆東武鉄道のHP…www.tobu.co.jp/